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――保健室にて――
「昼間までは平気だったのに……」
風宮悠は、保健室の戸を開きながら独りごちる。
最近になって頻発するようになった頭痛に悩まされている。
今日は放課後に起こったからまだいい方だった。
「すみません……少し休ませて……ください」
そう言って、室内に入るが無人だった。
「今日……職員会議でしたっけ」
そういえば、放送で呼び出されているのを耳にしたかもしれない。
しかし、悠はこの数日で保健室が無人でも利用できる位には慣れてしまった。
「ふう……」
誰もいない室内で適当に利用手続きを済ませる。
真っ白なベッドに横になり、時折吹き抜ける風が鳴らすカーテンの音と、それに乗って聞こえてくる運動部の声と、微かに聞こえる歌声に耳を傾ける。
この謎の頭痛は横になるだけでは良くはならないのだが、横になりまどろみの中に身を委ねていればいつの間にか治まっているのもまた事実だ。
部活に参加できなくて恐縮だし。
無理をして参加したところで、また以前のように迷惑をかけるのは申し訳ない。
このまま、この謎の頭痛に悩まされて生活を上手くやっていけるのか、とても不安だった。
そんな思いを一つの溜息に乗せて、毛布を頭から被って目を瞑った。
色々と考えていたら余計頭が痛くなってきた。
「うにゅ……先生いないのかなあ?」
数分だろうか、数十分だろうか、一時間だろうか。
唐突に妙な擬音を伴った声が悠の耳に届いた。
「ん……痛みは引いた、かな……」
身を起こして、頭を緩く振って頭痛がしないことを確認。
そのままベッドの乱れを直して、衝立からそっと様子を伺う。
おろおろと保健室内を右往左往している、女子生徒が一人いた。
時折、鞄に向けて泣き言を言っている。
何やっているのだろうかと思って暫く見ていたが、どうやら彼女は備品を片付けたいらしい。
しかし、どれをどこに片付ければいいのか分からないらしく悩んでいるようだ。
「あの……大丈夫……ですか?」
こっそりと覗いているだけだといつまでも出るに出られなくなりそうだったから、悠は意を決してその生徒に声をかけた。
「にょえええ!! だ、誰ですか!」
「えっと……風宮悠……です」
問われ素直に悠は名乗る。
「貴方は、何してるの……です?」
「あ、うん。保健室に頼まれてた備品片付けに来たんだけど……、何がなにやらさっぱりでー……」
「なんとなく、そんな感じは……してました」
悠はそう言って、机の上に置かれた紙袋の中身を見る。
雑多なものばかりで、これくらいであればすぐに片付けられそうだった。
「これは、あっちで……これは、こっちかな。ええと……」
そういえば名前を聞いていないことに気づいた悠だったが、いまさらそのことを切り出せないでいた。
そんな空気を察してか知らずか、
「あ、私はね、天馬ひびき! 野球部のマネージャーだよっ。名乗り忘れてたごめんね、悠」
からからと笑いながら言うひびきに、悠はほっと胸をなでおろす。
「うん、ひびきさん。よろしく、です」
そう言って、二人で簡単に片づけを済ませてしまう。
「終わったし、先生に報告に行ってくるね!」
「あ、今日は先生たち会議中だから」
「そうだっけ! それじゃあ、ビデオカメラとかも借りれそうにないかなあ」
残念そうに眉根を寄せるひびき。
「携帯じゃ、ダメ……ですか?」
「投球フォームをカガクテキに研究したいから! そういうことするといいってこの本に書いてあったんだ!」
バッグから一冊本を取り出す。
何かそれっぽい名前の書かれた、野球の専門書だった。
勉強はあまり得意ではない悠はその文字の細かさに目眩を覚える。
「難しくて読めないんだけどね! 凄く詳しくなって皆をビックリさせたいんだ!」
「確かに、これは……む、難しいです」
何より救いなのは図解されているので、何となくどういう内容か分かるということだろう。
二人はゆっくりと雑談をしていたが、時計を見ると17時30分になろうかとしていた。
「にゃう! もうこんな時間! さすがに会議終わってるよね! 私先生呼んで部活行くね!」
「あ、うん。頑張って、ね」
元気よく保健室を飛び出していくひびきを見送って、
「私も早く思い切り体動かしたいなあ……」
ぽつりとそう呟いた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
来宮悠里
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年12月16日
参加申し込みの期限
2012年12月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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