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今年もばっひゅ~ん! 笑っちゃう?
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【ふたりのキョリ感】
新学年には環境の変化に加え、教材を揃えたり、文房具を新調したり。とかくなにかと入り用です。
そうしたものを買い揃えるのはなかなかに大変な作業ではありますけれど、
八神 修
にはこれが、楽しい時間であったりもします。
「ねえ修君、あれ見て! かわいい~!」
「ああ、本当だ。かわいいな……」
君もね。
なんつって
七夜 あおい
嬢がいっしょなものですから、そりゃあもうクールでみんなの策士な修だってちょっぴり、浮かれちゃうというものです。
もちろん、表情には出しませんけれど。
「次、なに見る? 修君はペンケースを買うんだっけ、そっちから見てみようか!」
「ありがたい。そうしよう」
春らしい花柄ワンピースなど着たあおいは奔放に、キャットロードのあっちへこっちへ。お互い新学期に向けた買い出しに付き合うという体でありながら、これってもうデートでは? と修などは思うのですけれど、微笑みが絶えないあおいの心の内はまだまだ見通せません。
「あー、この猫柄! ブラックちゃんに似てない?」
「本当だ。とすると、こっちの犬柄はカーキーかな」
「似てる似てる!」
私服で街中を並んで歩き、目に付くものひとつひとつにはしゃぎ、笑い合う。他愛ない、なんてことのない、素敵な日常のワンシーン。
「見てみて、こっちのいろんな動物がたくさんのもかわいいよ!」
屈託なく朗らかな彼女を眺めているだけで、ピンクの風がびょう、ぶおう! と強く吹いて、修の心も弾みます。浮かれちゃうのです。
「あおいはどれがいい?」
「え、私? そうだなあ。動物がいっぱい描かれてるのかな? なんだか修君の家みたいだし」
「はは、そうかもな。じゃあこれにするか」
あおいが好きだといったペンケース。机の上で見るたび、彼女の顔を思い出すことができるでしょう。
ペンケースを購入したら、次のところへ。
「私、お弁当箱が欲しいんだ」
「あおいはいつも自分で作ってるの、偉いよな。最近は料理の腕前も上がってきたし」
「本当!? だったら嬉しいな♪」
兄弟たくさんで大家族なあおいは、お弁当を自分で用意しています。味のほうはまあ、相も変わらずといったところですけれど……それでも少しずつ良くなっていると、時おり味見役をする修は思っています。
「修君は料理上手いのに、自分で作ったりはしないの?」
「朝はランニングとか、前日に終わらなかったその日の予習とかをしてるから。時間が無くてな」
「それはなんとも、修君らしい理由だねえ。じゃあ今度、修君の分も作ってきてあげようか?」
「えっ。い……いいのか!?」
1人分も2人分も変わらないから、と彼女は笑って言いますけれど。修、思わず心の中でガッツポーズ!
ピンクの風、ふわふわり。
買い物が済んだら、桜の見えるオープンテラスでお食事タイム。キャットロードに最近オープンしたレストランで、なかなかこじゃれた素敵な雰囲気です。
あおいは魚介のクリームパスタ、修は茄子とひき肉のボロネーゼを注文し、さらにナポリ風のフライ盛り合わせをふたりでシェアすることにしました。
「んんん。美味しい! このお店、アタリだね」
フォークで巻いたパスタを口に運ぶあおいの所作のひとつひとつやそのたびこぼれる笑顔に、修は魅了されつつ。
「シーフード、好きなのか?」
「うん、けっこう好きかな~。私もこんな料理作ってみたいけど……」
「作れるさ、きっと。練習すればいい。俺も付き合うし、教えられることなら教えるよ」
「八神先生のご指導ご鞭撻があれば、間違いないね! ふふふ♪」
ふたりの料理教室も、実のところ定番になりつつありました。あおいの上達具合は、まあ、現実は非常であると言わざるを得ませんけれど……それでも着実に、一歩ずつ進んでいることも確かです。
桃色の風をまといながら、彼女は笑います。
「じゃ、私がもっと料理上手になったら、お礼に修君の好きなもの作ってあげるよ。なにがいい? 特に好きなものは?」
「そうだな。カツとか唐揚げとか?」
意外と庶民的だよね、と屈託なく笑むあおいに、好きなんだからしょうがないだろ、とふくれてみせた修。
すぐにも噴き出してしまって、ピンクの風もぶわわわわ!
こういうやりとりが自然と出るようになったところに、修は彼女との縮まった距離を感じたりします。
「あ、あおい。唇になにかついてる」
「え?」
距離が縮まったから、でしょうか。修に深い意図はなく、本当になにげない行動であったのでしょう。
あおいの唇についたクリームソースを指で拭い、ぺろり。
「……あ」
「ん?」
ぼわ! あおいの顔は一瞬にして、真っ赤っか! 修もすぐに、その意味に気がつきました。
「あ。や! す、すまん! ついうっかり……」
修も頬を赤くして、いつになくわたたたた。
「い、イヤだったよな、悪い。そういうつもりじゃなかったん……」
「……イヤじゃ、ないよ?」
はたと顔を上げれば、あおいは両手で口元を隠して、顔を真っ赤にしたまま、ひとり言のようにぽつり、言いました。
「別に。その。イヤじゃ……ないよ」
途端に吹き上げつむじ風のように、ピンクの風はくるり、くるうり。
とく、とく、とくと互いの鼓動が聞こえそうなほど、ふたりの間に横たわる静寂。
今日はあついね、なんていいながら火照った頬をあおぐ、朱に染まった彼女のはにかみ。
桃色はいつまでも、くるり。くるうり。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年02月17日
参加申し込みの期限
2021年02月24日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年02月24日 11時00分
参加キャラクター一覧
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