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のんびり日和の寝子島で
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◆第一話「猫の宮ってどんな店?」
ゆったりとした日和の中。
衛藤 まりえ
は休暇でシーサイドタウンへと訪れていた。
アウトレットで買い物を終え、さあ帰ろう! と意気込んでいたところに、ふと喫茶・猫の宮が目に入る。
その喫茶店は何ら代わり映えのない普通の喫茶店なのだが、扉に貼り付けられていたあるポスターがまりえの興味を引いた。
「猫生菓子……?」
聞いたことのないお菓子の名前。そして、大好きな猫の文字。2つの要素が重なり、ますます興味が湧いたまりえはゆっくりと扉を開ける。
「いらっしゃいませ」
「んにゃおん♪」
男性店主・ヤマトの声と、可愛らしい三毛猫・ナナの鳴き声が同時にまりえを迎えてくれた。空いている席へと座り、置いてあったメニュー表に目を通す。
メニュー表には猫生菓子の記載もあり、すぐ近くに『お宅の猫ちゃん、お作りします』という文字が書かれていた。その文を見たまりえは思わず自分の手帳に挟んであった愛猫の写真を取り出し、ヤマトへと尋ねる。
「あ、あの、お家の猫ちゃんも大丈夫なんです?」
「お写真がありましたら、再現いたしますよ。そちらのお写真の子をお作りしましょうか?」
「はい、お願いします」
かしこまりましたと、ヤマトは写真を受け取って猫生菓子の制作に入る。専用の写真立てを使い、お客から預かった写真を汚さないようにしながら制作するようだ。
その数分後、ヤマトは茶トラの猫生菓子を作り、持ってきてくれた。あまりの可愛らしさに満面の笑みを浮かべたまりえは写真を撮った後、お礼を伝える。
「ありがとうございます! 可愛い……!」
食べ進めてみれば、甘さ控えめでお茶請けとして申し分ない。
ふと、思い浮かんだのは祖父母の姿と、職場の人達。
彼女は差し入れとして渡すのもいいかなと思い、事情を伝えて複数個作ってもらった。猫の種類はナナを含めたおまかせにしてもらい、お店の宣伝のためのショップカードを手に取る。
「あ、そうだ……!」
まりえは手帳を開くと猫生菓子の味の感想とお店の雰囲気、そしてヤマトとナナの似顔絵を描いて簡易的なポップを作っていた。みんなに食べてもらいたい、見てもらいたいという一心で。
そんな中、
恵御納 夏朝
はお店の名前が気になって立ち止まる。
猫の名前が入っているお店は、何が何でも気になってしまう夏朝は決心をしてお店へ突撃。
「んにゃー♪」
「わっ。こ、こんにちは」
出迎えてくれた三毛猫に思わず挨拶。小さな名札のついた首輪を見て、彼女はナナの名を知る。ゆるゆると撫でてあげると、ナナは夏朝を席へと案内してくれた。
「わぁ……ナナちゃん可愛い!」
席へ着き、メニュー表に目を通す夏朝。至って普通の和菓子メニューの中に猫生菓子を見つけ、キラキラと目を輝かせ……近くに書かれている『お宅の猫ちゃん、お作りします』に更に興奮。これは作ってもらわねばと、ヤマトに質問してみる。
「こ、子猫さんの生菓子も出来ますか……?」
「はい、お写真さえあれば子猫さんでも出来ますよ」
緩やかに答えてくれたヤマトに、夏朝はまた興奮。だったら秘蔵の猫さんと子猫さんを! といくつかの写真を見せ、猫生菓子をお願いする。
写真を受け取ったヤマトは写真の猫達の観察を行った後、すぐに猫生菓子の制作に入った。黒あんを丸め、その周りを白あんで包んだら木製の猫型に詰めて形を整え、色を付けて顔をつける。その上から溶かした寒天を薄く広げると、猫生菓子の完成だ。
「わあぁ……! こ、これ、ねこったーに載せても、良い?」
「はい、構いませんよ。お店のことを宣伝してくださると、僕も嬉しいです」
許可を得た夏朝は早速、作ってもらった猫生菓子を写真に写し、猫の宮と猫生菓子の宣伝ねこーとを作成。お値段も安い! と宣伝したそのねこーとは、彼女の知り合い、そのまた知り合いへと瞬く間に広がった。
その後、夏朝は作ってもらった猫生菓子を購入。大切に包んでもらい、落とさないようにしながらシーサイドタウンや旧市街を気ままにお散歩。持っているものは何かと尋ねられれば、袋からお菓子を取り出して宣伝。
「『猫の宮』って喫茶店の、猫生菓子……です」
夏朝は尋ねてきた人達全員、猫の宮の猫生菓子を宣伝。可愛らしい猫生菓子は色んな人の目に止まり、効果は抜群だ。
しかし、その宣伝は猫達も興味を引くものだったようで……。
「これ、猫さん用じゃないから、猫さんにはあげられない! ごめんよー!」
集まってきた猫達に謝りつつも、気ままな散歩を続ける夏朝であった。
時同じくして、シーサイドタウンに買い物に来ていた
小山内 海
は、ふと喫茶店『猫の宮』が目に入る。
和菓子をメインに置いた喫茶店があるという情報を小耳に挟んでいた海は、せっかくだし入ってみようと扉をくぐる。
「いらっしゃいませ。お好きなお席へどうぞ」
男性店主の声と同時に、海は空いている席を探して座る。メニュー表をパラパラとめくると、まるごと1ページ描かれた猫生菓子が見つかった。
(どんなのだろう……?)
他のメニューよりも大々的に描かれている猫生菓子。どんなものかと気になった海は緑茶と一緒に頼み、出来上がりを待った。
割と簡単に出来るのか、丁寧に作られた看板娘のナナと近所の猫を模した猫生菓子が到着した。
(わー……凄く可愛い……!)
ナナの特徴的な三毛模様をしっかりと再現しており、もう片方の猫はキリッとした目つきが再現されている。細かな部分まで再現していることに感動を受けた海は、後でスケッチをしようと思いスマホで写真を撮る。今はお茶と猫生菓子を楽しむことを優先させるために。
食べるのがもったいないほどの可愛らしい猫生菓子を口にすると、最初にぷるんと寒天の舌触りが口に触れ、その後にじんわりと甘みが広がる。かと思えば、さらさらとその甘さは消えて、豆のほのかな旨味を舌の上に残した。
『あ、あの、これ、お持ち帰りは……』
「可能ですよ。新しくお作りましょうか?」
『じゃあ、折角だからテオっぽく出来ませんか?』
前に写しておいたテオの写真を渡し、お持ち帰り用の新たな猫生菓子を注文。寮で同室のののこへのお土産にするつもりだ。ヤマトも快く引き受け、すぐに制作を開始した。
出来上がりを待つ間、海は先程撮っておいた写真をSNSに上げて猫の宮を宣伝。とても可愛らしい猫生菓子という謳い文句と、味についてをしっかりと書き連ねる。
『ののこちゃんも、気に入ってくれるといいなぁ……』
残っている猫生菓子とお茶を楽しみつつ、お土産用の猫生菓子を待った。
彼女がSNSに掲載した写真が、少しずつ広がっていることは、今は気づくことはなく。
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イエローシナリオ(50)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2021年01月28日
参加申し込みの期限
2021年02月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2021年02月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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