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プールびらきはサニーデイ
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青い空、白い雲、プールの水面に映って揺れています。
きいっと音がして更衣室の扉がひらきました。
きらめく光に目を細めるのは、真っ先に着替えた
折口 ゆづき
です。
ゆづきの白い肌は上気して、ごくごくほんのりとですが桃色を帯びています。
寒いからではありません。たしかに肌に当たる風はいささか冷たいものがありますけれど、生ぬるくも気持ちのいいシャワーを浴びたばかりだからそれほど気にならない。
少し、恥ずかしかったからです。
裸ではありませんが、つい意識してしまうほどの薄い布、それがゆづきのまとうものすべて。
由緒正しい指定水着姿なのです。長い髪もたばねて、キャップの中にしまっていました。
華奢ながらすらりと伸びた手足はよい形、流線型のプロポーションも見事で、控えめながら形の良いバストがくっきりと膨らんでいます。
やはり乙女、高校生活はじめての水着に、緊張せざるを得ないのです。
だからといって、ゆづきは小さく縮こまったりしません。背筋をのばしてプールサイド、コンクリートの上に素足を乗せます。そして彼女は、
「ありがとうございました」
体育科教師の
高野 有紀
、同じく
浅井 幸太
に頭を下げたのでした。
「なにか、お礼を言われるようなことがあったかな?」
さっぱりした口調の有紀先生が、軽く首をかしげました。一方で幸太先生は「え? なに?」と言わんばかりの表情で、なにやらどぎまぎしている様子です。
「それは……プールびらきに至るまでに色々と動いてくださったことに、です。無事この日を迎えられたこと、感謝申し上げたいと思います」
すると有紀先生はカカカと笑って、
「なに、毎年の行事さ。まあ今年は例の豆腐騒ぎがあったとはいえ、大なり小なりトラブルはいつもあるもんだ。気にしなくていい。ほら、ちゃっちゃと準備体操してから泳ぎな。もう高校生なんだから、体操は自分たちで勝手にやっておくべし!」
と、やはりさっぱりした態度でゆづきを送り出したのです。
「えー……あー、まあ、そういうことだ。怪我のないように」
幸太先生のほうは、水着姿の女生徒を注視しては失礼、とでも考えているのか、目をそらし気味にそう言うだけでした。
「ゆづきちゃーん」
七夜 あおい
が追ってきます。やはり彼女も指定水着、内股気味でやってくるあたりも女の子女の子しているといえましょうか。
「いい天気でよかったよね~」
満面の笑顔でそう言うと、あおいはその場で屈伸運動をはじめました。邪魔なのか、あおいは帽子をしていません。ですがトレードマークのツインテールは解いており、それがなんだか新鮮な印象をあたえていました。
「ええ。プールというとなんだか気持ちが弾みますね。童心にかえるというか……」
「うんうん! 私もね、もう午前中からずっと、プールのことばかり考えてた!」
二人並んで準備体操をはじめると、
「よう、ゆづきちゃん。あおいちゃんもご機嫌いかがかい?」
太陽のような明るさとともに、
新井 すばる
が姿を見せたのです。彼も並んで、イチ、ニ、サン、と前屈をはじめました。
「こんにちは」
と言いながらゆづきの目には、今日のすばるもなんとなく、普段と印象がちがうように映りました。どうしてでしょう?
けれどすぐにその理由に思い至りました。すばるはメガネをしていないのです。プールだから当然ですね。
「すばる君って……」
「うん?」
ふと口に出したものの次になんと言うべきか迷って、ゆづきはこうしめくくりました。
「水泳って得意ですか?」
「え? ああ、水泳ね。ホームズ的には滝には弱いんだけど、プールなら大丈夫」
不敵な笑みを浮かべます。なんだかよくわからないですが、とりあえず水泳は得意とみていいでしょう。
「それでさ」
でもすばるはこの言葉を言い終えることができませんでした。
「シンチャオ ちくわー」
さっと片手をあげた、目の覚めるようなビキニ姿の少女が姿を見せていました。
シダ 美穂戸
です。
長い髪をなびかせ、長い脚ですっすっと歩いてきます。
「前 ちくわ ボビナム 教えろと いった」
ビキニはサオラ柄です。新属新種の哺乳類サオラは、ベトナムで発見されたとても珍しい動物です。牛に似たそのシルエットが、シダのビキニにプリントされているのでした。
シダは、
「だから ボビナム 教えてやる」
と、首根っこをつかまんばかりにしてちくわ(=すばる)に言いました。
「ああ、『ボビナム』というのはベトナムの格闘技ね。たしかに、いつか教えてほしいとは言ったけど……」
ゆづきに状況を説明しつつ、プールで教えてと言ったわけでは……と続けようとしたすばるですが、シダは斟酌しないのでした。
「コン 遊びじゃない ちゃんと 考えてる シダ」
と遮るや、びしっと前方を指さします。
「まず プールの廻り 三十周走ってこい」
「って、いきなり走るの?」
「遊びじゃない いった」
言葉と同時にシダはぴしゃり! 若竹がしなるような鮮やかな蹴りを彼の背に加えたのです。
「いたっ、いたたた!」
二発、三発、連続蹴りです。
「わかったよ、行ってくるよ! でも口で言って? 蹴らないでー」
悲鳴まじりにすばるは駆け出しました。
これを見送ると、
「シダは まっててやる 泳いどく」
イルカのように綺麗なフォームで、シダはプールに飛び込みました。きれいな水飛沫が上がります。
「水つめたい 気持ちいい」
ぷかっと浮かび上がって彼女は晴れ晴れとした笑顔を浮かべました。長い髪が水に揺れています。
なんといってもまだ六月、水温は冷たくて、風に当たるとひりひりするくらいです。でも、それが心地良いのです。大げさかもしれませんが、生きている実感があるのです。
しばしそうやって漂っていたシダですが、がばと立って声を上げました。
「ちくわ もっと 足あげろ
ニャンニェー はやく はやく」
「ふひー」
戻ってくるすばるの声には、なんだかもう疲れがにじんでいました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
学校生活
恋愛
スポーツ
定員
1000人
参加キャラクター数
108人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月26日
参加申し込みの期限
2013年10月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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