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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
みんな、VMewberだよ！
キングオブザゲーム、スーパーニャリオ実況
出口のない部屋に閉じ込められ、アラビアンセクシーなVMewberとなった高梨 彩葉はしかし、さして焦ってはいなかった。むしろこの部屋の機材や山と積まれたゲームの数々に、ワクワクさえ感じている。
「視聴者数１０万人かぁ、多い数だけど出るために頑張るよー。さてさて、何をしてみようかな」
がさごぞとゲームの山を漁る。それはまさにゲームソフトの歴史だ。
名刺より一回り大きいサイズのプラスチック製のカセットから、ＣＤ－ＲＯＭ、徐々に小さくなってマッチ箱ほどの薄いカード、さらに指先で摘まめそうなマイクロサイズのものまでさまざまある。
「ゲームはあんまりやったことないけど、コレを機に挑戦してみようか！」
彩葉が選んだのは、ゲームの中のゲーム、キングオブザゲームと言うべき、初代スーパーニャリオの黄色いカセットであった。
「こんにちはー！ 今日からVMewberの……えーっと、バスニャンです！ 未熟な点があるかと思いますがよろしくお願いします！」
名前については適当に考えたけど、大丈夫だよね？ とドキドキしつつ彩葉は続ける。
「今日は初代スーパーニャリオをやっていきたいと思います！ ゲームは今回初めてなんで、頑張ります！」
このゲームについては今更であろうが、簡単に説明しておこう。スーパーニャリオとは、配管工の赤くてまあるいオジサンと緑でノッポのオジサン兄弟が、攫われた姫を助けるために陸海空を突き進むという横スクロールアクションゲームで、ハードが進化するたびに新作が作られている世界的人気ゲームである。
初プレイとなれば、まずは操作性だ。
「ほうほうこのボタンでジャンプして火を出すアイテムをとったらこれで攻撃できるのかぁ」
進行方向からやってくる敵の直前でジャンプし、頭上から踏んで倒す。
ブロックは下に潜り込んでジャンプするとアイテムが取れる。
何もないように見えても、特定の場所でジャンプすることで隠れアイテムが手に入ることもあるようだ。
さすが世界的に人気になるだけあって、操作は老若男女を問わず出来るシンプルさ。
それでいて奥が深くて、次に進みたくなる楽しさがある。
「一面は案外簡単にできたね、けど本番はここから。頑張って全クリしていくよー！」
エキゾチックな愛らしい外見と素人っぽい雰囲気が受けて視聴者は徐々に増えていく。
「やっ！ はっ！ とぅっ！ ここでジャンプダッシあーー！！ 落ちたー！！」
子どもの頃、上手な人のプレイを横で見ていたことがあって、そのときは簡単そうに見えたけれど、自分でプレイしてみると意外と難しい。実況しながらとなると猶更だ。
「でも、やってみるとおもしろいね！」
上手くいかなくてニャリオが落ちたりすると、必ずと言っていいほど視聴者の誰かがクリアのポイントをアドバイスしてくれる。アドバイスに従って進めると、出来なかったことが出来るようになる。そうするとゲームがまた楽しくなる。
「応援してくれる視聴者さんのために、ラスボスまで行くよー！」
実況プレイには、オリンピックに似た楽しさがある。
頑張っている人を応援したくなるのだ。
その人が完璧じゃなくて、でも一生懸命であればあるほど。
「……負けない！ ここまで来たんだから絶対に、姫を助けるんだから！！」
最後の一撃。ラスボスが画面外に崩れ落ちる。
駆け寄ってくるドット絵の姫と抱き合う。流れるエンドロール。
「ありがとう！ みんなの応援のお陰でクリアできたよー！」
その直後のことだった。まわりの景色がドット状に崩れていく。
１０万視聴者を達成したのだ。
「バイバイ、Vmewberとして視聴者数１００，０００人突破しないと出られない部屋。――楽しかったよ」
彩葉はそっと目を閉じた――。
＜了＞
出口のない部屋に閉じ込められ、アラビアンセクシーなVMewberとなった高梨 彩葉はしかし、さして焦ってはいなかった。むしろこの部屋の機材や山と積まれたゲームの数々に、ワクワクさえ感じている。
「視聴者数１０万人かぁ、多い数だけど出るために頑張るよー。さてさて、何をしてみようかな」
がさごぞとゲームの山を漁る。それはまさにゲームソフトの歴史だ。
名刺より一回り大きいサイズのプラスチック製のカセットから、ＣＤ－ＲＯＭ、徐々に小さくなってマッチ箱ほどの薄いカード、さらに指先で摘まめそうなマイクロサイズのものまでさまざまある。
「ゲームはあんまりやったことないけど、コレを機に挑戦してみようか！」
彩葉が選んだのは、ゲームの中のゲーム、キングオブザゲームと言うべき、初代スーパーニャリオの黄色いカセットであった。
「こんにちはー！ 今日からVMewberの……えーっと、バスニャンです！ 未熟な点があるかと思いますがよろしくお願いします！」
名前については適当に考えたけど、大丈夫だよね？ とドキドキしつつ彩葉は続ける。
「今日は初代スーパーニャリオをやっていきたいと思います！ ゲームは今回初めてなんで、頑張ります！」
このゲームについては今更であろうが、簡単に説明しておこう。スーパーニャリオとは、配管工の赤くてまあるいオジサンと緑でノッポのオジサン兄弟が、攫われた姫を助けるために陸海空を突き進むという横スクロールアクションゲームで、ハードが進化するたびに新作が作られている世界的人気ゲームである。
初プレイとなれば、まずは操作性だ。
「ほうほうこのボタンでジャンプして火を出すアイテムをとったらこれで攻撃できるのかぁ」
進行方向からやってくる敵の直前でジャンプし、頭上から踏んで倒す。
ブロックは下に潜り込んでジャンプするとアイテムが取れる。
何もないように見えても、特定の場所でジャンプすることで隠れアイテムが手に入ることもあるようだ。
さすが世界的に人気になるだけあって、操作は老若男女を問わず出来るシンプルさ。
それでいて奥が深くて、次に進みたくなる楽しさがある。
「一面は案外簡単にできたね、けど本番はここから。頑張って全クリしていくよー！」
エキゾチックな愛らしい外見と素人っぽい雰囲気が受けて視聴者は徐々に増えていく。
「やっ！ はっ！ とぅっ！ ここでジャンプダッシあーー！！ 落ちたー！！」
子どもの頃、上手な人のプレイを横で見ていたことがあって、そのときは簡単そうに見えたけれど、自分でプレイしてみると意外と難しい。実況しながらとなると猶更だ。
「でも、やってみるとおもしろいね！」
上手くいかなくてニャリオが落ちたりすると、必ずと言っていいほど視聴者の誰かがクリアのポイントをアドバイスしてくれる。アドバイスに従って進めると、出来なかったことが出来るようになる。そうするとゲームがまた楽しくなる。
「応援してくれる視聴者さんのために、ラスボスまで行くよー！」
実況プレイには、オリンピックに似た楽しさがある。
頑張っている人を応援したくなるのだ。
その人が完璧じゃなくて、でも一生懸命であればあるほど。
「……負けない！ ここまで来たんだから絶対に、姫を助けるんだから！！」
最後の一撃。ラスボスが画面外に崩れ落ちる。
駆け寄ってくるドット絵の姫と抱き合う。流れるエンドロール。
「ありがとう！ みんなの応援のお陰でクリアできたよー！」
その直後のことだった。まわりの景色がドット状に崩れていく。
１０万視聴者を達成したのだ。
「バイバイ、Vmewberとして視聴者数１００，０００人突破しないと出られない部屋。――楽しかったよ」
彩葉はそっと目を閉じた――。
あとがき
担当マスター：
笈地 行
／ 昂祈
ファンレターはマスターページから！
ご参加のみなさま、大変お待たせいたしました。
代筆を務めさせていただきました笈地です。
Vtuber、じつはあんまり詳しくなくてですね、
某声優のＳ村Ｋ一さんと瓜双子と言われた
２９歳何でも屋さんくらいしかチェックしてなくて、
有名らしいなんか時間っぽい名前のユニットさん？ とか？
名前しかわかんないやくらいな理解度＾＾；
実況に出てきたゲームも、実際にやったことがあるのは
スーパーニャリオくらいだなー
しかも１－２クリアできないヘボさなんだよなー
という具合でして……描写おかしかったらごめんなさい。
とはいえ、楽しく書かせていただきました！
それではこの度はご参加いただきありがとうございました。笈地でした。
代筆を務めさせていただきました笈地です。
Vtuber、じつはあんまり詳しくなくてですね、
某声優のＳ村Ｋ一さんと瓜双子と言われた
２９歳何でも屋さんくらいしかチェックしてなくて、
有名らしいなんか時間っぽい名前のユニットさん？ とか？
名前しかわかんないやくらいな理解度＾＾；
実況に出てきたゲームも、実際にやったことがあるのは
スーパーニャリオくらいだなー
しかも１－２クリアできないヘボさなんだよなー
という具合でして……描写おかしかったらごめんなさい。
とはいえ、楽しく書かせていただきました！
それではこの度はご参加いただきありがとうございました。笈地でした。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2020年12月25日
- 参加申し込みの期限
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- 2021年01月01日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2021年01月01日 11時00分
