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【星幽塔】第一階層 聖剣の君
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【剣の見る夢】
星幽塔第一階層、とある遺跡へ封じられたひと振りの聖剣。銘を『ハウケルン』といった。
この地にはかつて小さな王国が在った。後世に名も残さない小国であったが、その盛衰には一人の鍛冶師が深くかかわっていたという。
鍛冶師は類稀なる星練の技に加え、不可思議な才を持っていた。なんとその手が作り出す武具に、意思を宿すことができたのだというのだ。
鍛冶師が鍛えた武具には自我が芽生える。そして武具にふさわしき高潔な人物が振るうたび、宿した人格も、刃の冴えすらも磨かれてゆく。凄絶な能力を備えながら、持ち主と共に成長してゆくそれらは聖なる武具とされ、やがて高みへと達すれば山を断ち、海を割るとさえ言われた。
王国の主はそんな武具を生み出す傑出した鍛冶師を召し抱え、国費を顧みぬほどの惜しみない援助を与えては、聖なる武具をいくつも作らせた。何のためかといえば、戦への備えである。王国は豊かであった。王はいずれこの豊穣を狙い、他国や賊の類が山と押し寄せようと考えたのだ。
しかし幸か不幸か、王国へ戦禍の嵐が吹き荒れることはなかった。小心者の王はそれでも戦への備えを止めることなく、平和な国で振るわれることのない武具ばかりが増えていった。
王国はやがて疲弊し、滅んでしまった。鍛冶師は去り、後には幼い武具たちだけが残されたという。
冒険者や盗掘屋によって武具たちも星幽塔の各所へと散逸し、行方知れずとなった……遠い昔の説話である。
とまあそんなわけで、長い時を経てこの度発掘された聖剣は意思疎通も可能な少年の姿は成しておれど、その精神はまっさらな純真無垢。まるで赤子のごとしである。才覚ある者に振るわれたいという欲求があるのみで、一般常識など持ち合わせの一つもないから、もちろん服を着るという概念もない。
全てをさらけだし、少年は揚々と街を行く。
「こんにちは。ゼロはゼロなのですー」
「え?」
そこへ現れたのが、星幽塔の住人たちにとっては不思議な世界、ネコジマにおいても指折りの不思議少女
ゼロ・シーアールシー
であったものだから、さあ大変。
「ゼロは、聖剣さんをゲットするのです! ゼロと勝負なのですー」
「おまえも、おれとたたかってくれるの? やった~♪」
聖剣の化身である少年の能力は言わずもがなであり、ゼロのような可憐な少女がいかに勝負を挑むというのか?
と思いきや、ゼロはおもむろに服を脱いだ。躊躇いの欠片もない、まごうことなき全裸であった。
「見てください。聖剣さんより、ゼロのほうが綺麗なのですー」
「きれい? ってなに?」
「ゼロのほうが綺麗だから、ゼロの勝ちなのですー。聖剣さんはゼロのものなのですー」
「むー!? きれいってなんだよー!? おれ、まけてないぞー!」
「納得がいかないのです? なら、周りの人に聞いてみるのですー」
「おー! のぞむところだー!」
全裸VS全裸。隠す素振りさえない二人の少年少女の裸体は確かに美しく、崇高な芸術作品めいて非の打ち所の無い美ではあったが、困ったのは居合わせた大人たちである。
「みんな、ゼロを見るのですー。聖剣さんより綺麗なのですー」
「むー! おれまけてないもん! おれせーけんだもん、おれのほうがきれい? だもん!」
などと言いながらずいずい見せつけてくるものだから、反応に困る。ゆらゆらぶらぶら、どこを見ていたらいいものだか分からない。うっかり褒めようものならロリコンショタコン認定か? ギャラリーの目はついと泳いだ。
ゼロと少年は揃って、きょとん。
「むむむ。なぜか誰も勝負を決めてくれないのですー」
「じゃーおれのかちだよね? だっておれ、せーけんだし!」
「そーいうわけにはいかないのですー」
ふたりしてぶうぶうと言い合ったが、結局どちらの裸体美にも甲乙つけがたく、陶磁器のような白と艶めく褐色に決着が着くことは無かった。
聖なる武具に宿る自我は人のそれに極めて近く、精巧だ。生みの親たる星練鍛冶師の技巧と、注いだ愛の賜物といえよう。
不思議な白い少女と邂逅した夜、少年はまるで人のように夢を見た。
「……あれ? おれ、どーして」
「ふふふー。ここはゼロの夢の中なのですー」
ふわふわとして、あたたかくて。
何とも落ち着かなくて、それでいて心地良くて。
「夢の中で決着をつけるのですー。夢の中なら、どんなに強くてもゼロには勝てないのですー。大人しく負けを認めるとよいのですー」
「なにー!? そんなのズルだもん、ズルズルー! おれつよいもん!」
「苦情は受け付けないのですー。さー戦うのですー」
「よおーし、みてろー! いっくぞおー。へへへ~♪」
ゼロが宿した魔星の光も効力を発揮して、夢はゼロに都合の良いものに仕立て上げられている。
それでも少年が浮かべた笑みは明るく、底抜けだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
NPC交流
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年12月11日
参加申し込みの期限
2020年12月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年12月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
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