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\ オーバータイム!/
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なぜ君は布団になるのか
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ふたりで話し合った結果、お腹も空いてきたのでラーメンを食べに行こう、ということで話がまとまった。
「そういえば、おっぱいで思い出したんだけどさ」
「何きっかけで思い出してるの……」
寝太郎のつっこみに笑いながら刀が言う。
「最近、おっぱいラーメンって店が出来たんだってよ」
「ええっ、何それ……?」
「確かめたくなるだろ?」
「御剣君が行ってみたいだけなんじゃ」
「猫島だって、興味なくはないだろ?」
「う〜ん、まあ……ゼロではないかもしれないけど」
「じゃあ決まりだ、行こう」
ニッと笑みを浮かべた刀は、寝太郎を連れてその噂の店へと向かうのだった。
◇
「俺が思うに、めちゃくちゃ美人でグラマーな店主がいて、目の前であんなことやこんなことをしながらラーメンをつくってくれるんだと思う」
「そ、そんなお店倫理的に許されるのかなあ」
お店に着いたふたりは、そんな会話をしながら列に並んでいた。彼らの前にはお客が3〜4人ほど。それほど待たずに店内へと入れそうだ。
「トッピングで黒タイツとかないかな」
「御剣君どんどん気持ち悪くなってきてるよ」
「何? 猫島だって好きだろ黒タイツ」
「いやまあそのへんは個人の好みじゃないかなあ」
「好きなやつはいっぱいいると思うぞ。なあ?」
「? 誰に問いかけたの?」
「え? あれおかしいな、誰だろ」
しかし、確かにどこかから「好きだぞ」という声が聞こえた気がした。正確にはタイツじゃなくてストッキングだけど。次アクションに書く時はそのあたりよろしくお願いします。
やがて寝太郎と刀の番になり、ふたりは店内へと入る。
そこには美人でグラマーなおねえさんが笑顔でお出迎え……!
と思っていたけど、めっちゃ無骨でヒゲぼうぼうのいかにもなおっさんがいた。
「え?」
「あれ?」
戸惑うふたりをよそに、店主らしきおっさんは威勢の良い声をあげる。
「へいらっしゃい! 初めてかい? そこの券売機で好きなもん頼んでくれよ! 麺は通常の麺と細麺、太麺から選べるから券渡す時に言ってくれ!」
あまりのことに「は、はい」と素直に頷くことしかできず、ふたりは言われるがまま券売機で各々の食べたい麺の券を買った。
少しすると注文していたラーメンが目の前に運ばれてきたので、大人しく食す。
「……おいしいね、御剣君」
「ああ……うまいな猫島」
黙々と麺を胃袋へと運ぶふたり。10分もしないうちに、器は空になっていた。
お客は途切れることなく入ってくるようで、長居は躊躇われる。
「行くか……」
「そうだね……」
席を立ち、ごちそうさまと告げるとふたりは出口へと向かう。しかし、どうしても気になる。これを確かめずには、店を出ることができない。
「あの」
刀は意を決して店主らしきおっさんに話しかけた。
「おう、何だい?」
「ここの店名って……」
言いかけたところで、おっさんが笑った。
「ああ。はは、変わった名前だろ?」
おっさんは、そこから語り始めた。
「うちのかみさん、胸の大きさに昔から悩んでてよ。俺はどんなでも愛してるぜっつってたんだけど、そういうのって本人の問題みてえなところがあるじゃねえか。まあそんなかみさんももう会えなくなっちまったんだけどよう」
刀と寝太郎、そしておっさんを取り巻く空気が少し変わった。
「新しくラーメン屋を開くってなった時に、せめて俺がかみさんを愛してた証だけは残しておきてえと思ったのよ。だからこの名前にしたんだな」
「そうだったんですね……そんな話をさせてしまってすみません」
会いたくてももう会えない人がいる。そのつらさは高校生の彼らにも充分伝わった。
「奥さんも、天国で笑って見てるかもしれないすね」
刀がしんみりと言うと、おっさんは目を丸くして返した。
「あ? ボウズ何言ってんだ、かみさんはぴんぴんしてらあ」
「えっ?」
思わず寝太郎と刀の声がハモった。
「会えないっつうのは、離婚しちまって向こうの事情で会うことが禁じられてるってことよ」
「はい……?」
「いやあ、俺がおっぱい大きい子に浮気しちまってよ。そんで愛想尽かされて出てっちまったのよ。がはは!」
「途中まで良い話かと思ったじゃねーか!」
「がはは、じゃないよしんみりした空気返してよ!」
とんでもない店主だな、とどん引きしながらふたりは勢いよく店の扉を閉めて出て行った。
◇
「なんか変な店連れてってしまって悪かったな」
「ううん、悪いのは御剣君じゃないから」
「あそこ、すぐ潰れそうだな」
苦笑しながら、ふたりは帰り道を歩く。
「それにしても、おっぱいって何なんだろうな……」
「そんなに真剣に呟くようなこと!?」
「あれだけ人を魅了し、人を狂わせる……どんなろっこんよりも恐ろしいものなのかもな」
刀が言ったそのセリフに、寝太郎は呆れながらも「そうだね」と返した。
「しかも発動条件とか関係なしに、常時発動するタイプだからな」
「御剣君、特に弱そうだよね……」
「何? 猫島だってそうだろ!? 男はみんなそうじゃないのか!」
「御剣君のムッツリスケベー」
「お前だってスケベだろー!」
言い合いながら、日が暮れた中をふたり歩く。いつか彼らがおっぱいを揉む時、今日の日を思い出すのだろうか。
思い出さないか。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオS(400)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
2人
参加キャラクター数
2人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年12月08日
参加申し込みの期限
2020年12月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年12月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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