this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
なぜ君は布団になるのか
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
「ろっこんの発動条件ね……」
そもそもの主旨に戻り、刀はそう呟きながら思考を巡らせる。
「自分でどんな条件か分からないから、色々試してみるしかないとは思うんだけど」
「じゃあ、まずはおっぱいだな」
「え、何て?」
「いや、色々試すんだろ? そしたらまずはおっぱいだろ」
「何当たり前のことみたいに言ってるの!? まずはおっぱい、って何!?」
刀はものすごく真面目な顔で答えた。
「健全な高校生だったら、大体のろっこんはおっぱい揉んだら発動とかだよ」
「不健全でしょどう考えても! そもそも御剣君のろっこんの発動条件だってそれじゃないし!」
「たしかに……でも俺だって最初はおっぱいで試そうとしたんだぞ」
こいつ何言ってんだ、と口には出さないが表情で思いっきり表す寝太郎。刀はそれを気にもせず、話を続けた。
「こんな話を聞いたことはないか?」
「どんな話なの……」
「高速道路をかっ飛ばしている車から手を出して風を掴むと、おっぱいの感触と同じ感触らしいってな」
説明しながら、刀は窓から手を伸ばし、空気を揉むジェスチャーをする。今クラスの女子とかが現れたら完璧アウトだ。
「まぁ、ホントかどうか興味なくはないけど……」
つっこむかと思いきや、寝太郎も満更でもなかった。
「よし、そうと決まれば早速検証だ!」
「検証って言っても車もないしどうやって?」
当然の疑問に、刀は少し悩んでから何かを閃いた様子で口を開いた。
「俺が猫島を抱えてろっこんで突っ走るってのはどうだ?」
「え?」
「この加速のろっこんなら、高速道路を走ってる時と同じ感覚のはずだ。それなら俺に抱えられた猫島が風を掴めば条件は整う!」
寝太郎の返事も待たず、刀は「いくぞ!」と意気込んだ。
その腕で寝太郎をお姫様だっこすると、加速のろっこんを発動させる。さらに彼はその進化能力を使い、普段なら足場にならないであろう空中を踏みしめて高く駆け上がった。めっちゃ進化能力の無駄遣いだ。
「御剣君! 空に!」
「本番はここからだ」
刀は空中にある足に加速を用い、滞空した状態からの直滑降を行った。重力の力も加わり、刀と寝太郎はまさに言葉通り風を切るかのようなスピードで世界を走っていた。
「ひぇぇ〜!!」
ジェットコースターばりの勢いに思わず声が漏れ出る寝太郎だが、風を掴むという使命を思い出し、どうにか腕を突き出す。
「どうだ! おっぱい揉んでるか!?」
圧倒的な速さの中で、刀の問いかけが聞こえる。
「御剣君! 自分の手に風の感触が! これがおっぱいの……!?」
「そうだそれがおっぱいだ!」
いやまあ、おっぱいではないんだけども。
「よしよし、良い揉みっぷりだ!」
直滑降しながら、刀は寝太郎を抱えていた手の片方を背中から肩へと移し、ポンポンと軽く叩いた。
瞬間。
「っ!?」
刀の腕の中から、寝太郎が消えた。
否、正確には寝太郎の姿がなくなり、代わりに大きな布団になっていた。
「猫島が……布団になった!? マジか!」
驚きもつかの間、急に重さを失った刀は、穴の開いた上履きのせいもあってか着地の際に踏ん張ることができず、派手に躓いた。
「おわっ!?」
その拍子に寝太郎……もとい、布団が刀の腕の中から解き放たれ、宙を舞う。
「布団が吹っ飛んだ……」
この一言のために一体何文字使ってきたのだろう。もし次にシナリオガイドを出すことがあれば、アクションでダジャレ禁止とコメントに書いておこうという誓いの声がどこかから聞こえた。
一方、投げ飛ばされる形となった寝太郎は空の青さに無我の境地を見ていた。
(……空が、青いな)
このままでは寝太郎布団はダイナミックに落下してしまう。
「猫島ーーー!」
慌てて刀が駆け寄り、加速した状態で寝太郎をキャッチせんと飛び込む。
(落ちないよう掴んでくれたのはいいけど、この後どうなるんだろう……)
寝太郎布団は考える。また空中で直滑降を? さっきはそれで着地に失敗したのに?
何か安全に着地する策は……と、寝太郎に電流が走った。
(そういや自分、飛べるようになったんだよね……焦るな焦るな)
そう、刀と同様に寝太郎のろっこんもまた進化をしていた。
その進化内容は、布団状態になっている時なら自分の意思で飛べるようになるというもの。
一瞬だけ刀との思い出が走馬燈のように流れかけたが、冷静さを取り戻した寝太郎はぐぬぬと力を込め、着地前にふわりと自らを浮かべて減速させた。
「えっ布団が浮いてる!? すげー! 空飛ぶ魔法の絨毯ならぬ、空飛ぶ布団だ!」
刀が感動している間にも減速は続き、無事ふたりは地面に帰還することができた。
着地の際に寝太郎の姿が布団から人間に戻り、刀に押しつぶされる形でべしょっと着地したがまあそのくらいはご愛敬だ。
「……焦ったな」
「……うん、焦った」
つかの間の臨死体験に、ふたりは顔を見合わせ、お互い漏らしてないかトイレに確認しにいったという。
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
なぜ君は布団になるのか
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
萩栄一
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオS(400)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
2人
参加キャラクター数
2人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年12月08日
参加申し込みの期限
2020年12月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年12月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!