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3月の☆ハッピーバースデー
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◆3月14日、エレナ生誕祭。(前編)
それを誰が最初に言い出したのかは、定かではない。『エレナ先輩も3月生まれなんだね♪』と喜色を浮かべた
響 タルト
だったのかも知れないし、『誕生日知っちまったからには祝うのが俺のポリシーだ』とサムズアップした
桜井 ラッセル
だったか、はたまた『ならエレナちゃんの誕生日を盛大に祝おう!』と頷いた
八十八旗 信彦
だったのかも知れなかった。
大切なのはエレナ先輩、こと
剣崎 エレナ
が3月14日生まれだと、3人が知ったという事。そして3人の中にそれぞれに、彼女の誕生日を祝いたい! という気持ちが熱く溢れているという事――それだけ。
ゆえに他の2人の顔を見て、ラッセルは「特別な日だし、とびっきりにしたいよな」と楽しげな笑みを浮かべた。
「俺、4月生まれなんだけどさ。入学すぐやクラス替えしたばっかで、誕生日会やってもらったことなくて。だから憧れ詰めさせてもらう」
「よし、思いっきり盛り上がろう! 僕、エレナ先輩に予定を空けておいてもらえるようお願いしに行くから……」
「おっと、会場確保は俺に任せてくれ。エレナちゃんが最高に輝けるステージを提供する。それが俺からのプレゼントさ」
爽やかな笑みを浮かべて見せた信彦に、タルトがすかさず「チャラ彦くんが協力してくれるなら予算は心配ないね☆」と悪戯めいた笑みを浮かべる。そんなタルトに任せて、とウィンクした信彦は、だがすぐ考え込むような仕草で「会場はやっぱり星が丘寮かな」と呟いた。
彼自身の住まいであり、エレナもまた居住する星ヶ丘寮――彼女の生誕祭の舞台として、これほど相応しい場所はないんじゃなかろうか。そう考えを告げる信彦に、そうだな、とラッセルも大きく頷いた。
「サプライズにしたいから、星ヶ丘寮の皆には口止めしとかなきゃな。あと、一緒に祝おうって声をかけるか」
「よりパーティを盛大にするためにも、そうするのが良いだろうね。もちろん、人数を確保するためなら先輩風を吹かせるのもやぶさかじゃないよ」
びゅぅぅぅぅぅッとね、と茶目っ気たっぷりに笑って見せる信彦のそれは、そよ風どころか強風だ。と言っても彼の事だ、もちろん、嫌がる相手に無理強いをするなんて事はないだろう。
そう考えてタルトはまた、頼もしいね、と笑みを浮かべた。エレナを思い切り祝うためにも、ラッセルの憧れを叶えるためにも、星ヶ丘寮の人達がたくさん来てくれると良いのだけれど。
その為にも頑張ろう、とうんうん頷いていたタルトにふと、ラッセルが小さく首を傾げた。
「そういえば『先輩も』って言ってたよな。響は誕生日、いつなんだ?」
「僕? 3月23日」
「そうかー、3月23……ってマジか!」
その問いに何でもない事のようにあっさり答えたタルトに、答えられたラッセルは釣られてあっさり頷きかけてから、はっ!? と目を見開いた。3月23日って、エレナの誕生日の約1週間後じゃないか。
驚くラッセルに、タルトがマジだよー、とこれまたあっさり頷く。それに、今度は大きなため息を吐いた。
(早く言えよ!)
こうなったらタルトにもプレゼントを内緒で用意しよう、とこっそり考える。『知ったからには祝う』のは、相手がタルトだからって変わらない。
さて、後はバースデーケーキの確保だが、これはラッセルがテイクアウトしに行くことにした。
「それじゃ、ソムニウムに電話しとくね」
「OK、頼んだ。当日取りに行くよ」
「なら、ラッセルくんが戻って来たらすぐカナリアになれるよう、僕がフォローするよ」
そんな風に役割分担が決まると、3人は早速行動を開始する。まずは何と言ってもエレナの予定の確保、これが出来なければそもそもパーティーは開催出来ない。
故にタルトは「先輩、ご卒業おめでとうございます♪」と祝辞を述べながら、エレナに予定を空けておいてもらえるよう、さりげなくお願いする事にした。誕生日当日となると他に予定が入っていてもおかしくなかったが、幸いエレナのスケジュールには空きがあったらしく、「大丈夫よ」と承諾してくれる。
これで第一段階はクリアだ。その連絡を受けて、信彦は予定通り星ヶ丘寮を会場として確保すると、先輩風を必要に応じて吹き荒れさせつつ、参加者をどんどん増やしていった。
と、同時に信彦は、持ち前のあれこれそれを全力で活かしてサプライズイベントの企画を練り上げ、それに必要な情報をリサーチする。調べるべきこと、考えるべきこと、手配するべきことが山積みだが、それもまたパーティーの醍醐味だろう。
そうして迎えた生誕祭当日、無事に重要ミッション『somniumで予約していたバースデーケーキのテイクアウト』をコンプリートしたラッセルは、店主夫妻から「焼き過ぎちゃったから皆さんでどうぞ」とおまけに貰ったクッキーをタルトと信彦に渡して、早速会場の飾りつけを手伝う事にした。
横断幕を張り終えて、今は会場のあちこちに花やペーパークラフトを飾り付けているタルトに声をかける。
「後はどこやればいい?」
「うーん、はしごを借りて高い所にも飾りを付けようと思ってたんだよね」
「お、なら俺の出番だな」
そう言ってラッセルは、ろっこんでカナリアになると花を1つずつくわえて飛んで行っては、手の届きにくい高い所に飾りつけていった。助かるよ~♪ とうきうき喜ぶタルトと一緒に準備が終わったら、もうそろそろ開演の時間だ。
ラッセル君、と信彦に目配せされたカナリアが、主賓を迎えに行くべく玄関ホールへと飛んでいく。そこに、果たして事前にお願いした通り、少しそわそわした様子のエレナが時間通りに待っていた。
ホッ、と胸を撫で下ろす。そうして彼女を会場まで誘導しようと、ラッセルは首に下げたカードを彼女に見せるように、顔の前に飛んで行った。
不審そうに軽く眉をひそめたエレナが、その文字に気付いて読み上げる。
「『ついてきて下さい』――あなたについて行けば良いのね?」
――ピッ!
エレナの問いに『そうです!』と鳴き、ラッセルは身を翻して再び会場の方へと飛び始めた。その後ろをエレナがやっぱり訝しむようについて歩き――そして。
会場の扉を開けた瞬間、重厚な楽器の奏でるポップな音楽が、踊るように滑り出てきたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蓮華・水無月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年11月29日
参加申し込みの期限
2020年12月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年12月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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