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煌燦璃 ~KiraKira-Re ホワイトアイランド~
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◆蕩けるホワイト
ホワイトデーの夜。美しい輝きの下で二人の恋人達は出会っていた。
スピカ・フォーツ
と
鷹司 凜太郎
だ。ここで出会ったのは勿論偶然ではなく、凛太郎がスピカへバレンタインデーのお返しをするためデートに誘ったのだ。
スピカは凛太郎を見るなり、顔を赤くさせ、もじもじとしてしまう。ここに来るまでに凛太郎のことを想っていたため、凛太郎を目にすると、想いが溢れそうになってしまったのだ。
「……リンタロウ、いつも、誘ってくれて……ありがとう……」
凛太郎はいつもデートの場所を探してくれて、スピカが楽しめるようにイベントも考えてくれて、戸惑わないように、エスコートもしてくれて。そのことを、お礼したかった。スピカが恥ずかしがりながらなんとか伝えきると、凛太郎はフッ、と微笑みスピカを優しく見つめる。
「どういたしまして。でも、僕の方こそ可愛いスピカくんをいつもデートに誘わせてくれて、ありがとうを言いたいよ。この時間は可愛いスピカくんを独占させてもらえてるのだから」
「!? リ、リンタロウ……あぅ……」
凛太郎の言葉を聞き、スピカの顔は瞬時に赤くなり、熱を発してしまう。可愛い、独占。そんな言葉に恥ずかしさが堪えきれなくなり、スピカは俯き両手で顔を隠してしまう。そんなスピカを見つめ、凛太郎は可愛いなあと愛おしく思い、柔らかな表情で微笑む。そして凛太郎は俯いたスピカにそっと手を差し伸べる。
「それじゃあ行こうか。スピカくん」
優しく微笑み手を差し伸べる凛太郎に、スピカは赤くなりながら手を握ることしかできなかった。手袋越しに伝わる凛太郎の手の暖かさが、どこか気恥ずかしくて、スピカは凛太郎の手の中で、自分の手の指を丸めさせた。
(エスコート、してくれるし……こう言う時の、リンタロウって……とっても、大人っぽくて……)
スピカは凛太郎と光のイルミネーションの下を並んで歩きながら、イルミネーションの光より、凛太郎に見惚れてしまう。
いつも照れてしまい動揺してしまうスピカを、いつも凛太郎は優しく鷹揚な面持ちでエスコートしてくれる。そんな凛太郎だから、スピカはたくさん甘えられた。頼もしくて、安心できたから。
(リンタロウは、そんな私を……好きで、いてくれる……。独り占め、したいって……言ってくれる……)
凛太郎と自分を比較してしまうと、自分が甘えてばかりで子供っぽく感じてしまう。けれど、そこを好きだと言ってくれる。そんな自分を、可愛いと言ってくれる。自分のために、こうして素敵な時間を作ってくれる。そんな凛太郎が、スピカは、大好きだった。
凛太郎の想いが溢れ、スピカの心をドキドキとさせていく。その胸の鼓動をどうすれば良いか戸惑う様に、スピカは凛太郎を見上げ見つめている。
その時、凛太郎と目が合った。スピカは自分を見てくれる凛太郎を嬉しく思いながらも、くすぐったさを感じてしまい、顔を赤くさせ視線をを逸してしまう。眩しすぎて直視できないとはこのことなのだろう。大好きな凛太郎に見つめられてしまうと、心がトキメキ騒ぎ出し、抑えられなくなってしまう。けれどスピカはそんなことをしていると、自分が凛太郎を嫌っているように見えてしまいそうに思えてしまい、スピカはもう一度勇気を出し、凛太郎を見上げていく。
(っ、今日のスピカくんは、いつにも増して綺麗だね……。っ、駄目だ、見惚れて言葉に詰まってしまうな。スピカくんを困らせ続けたくないのに……)
その時、凛太郎もスピカと同じく心をくすぐられ、動揺していた。原因は、イルミネーションの光に照らされ、スピカの髪と瞳がキラキラと煌めいているからだった。
スピカの髪は金髪の混じった特殊な銀色で、光の輝きを受けやすく、日を浴び輝いているいつも以上に、煌めき美しい輝きを放っていた。また、スピカの透き通る青い瞳も輝きを受けやすく、見上げたりされれば、まるで瞳を潤ませているような煌めきを放ち、見た者の心は鷲掴みにされてしまう。いくら鷹揚な凛太郎と言えど、恋人にこんなことをされてしまえば、動揺せざるを得なかった。
けれども凛太郎は、エスコートしなくては。と気をしっかりと持ち直し、スピカに向け微笑みを浮かべていく。そんな大人っぽい凛太郎に、またスピカは心くすぐられ視線を逸らしてしまうのだった。
光のトンネルを行き来している様々なカップル達。それらは光のイルミネーションに指を指し合い、綺麗だねと語り合ったり、イルミネーションと一緒に自分達を写真に映し、喜び合ったりと、イルミネーションに見惚れていた。けれど、今日光のトンネルを歩いているスピカと凛太郎は、イルミネーションが目に入らなくなるほど、互いに見惚れ合っていた。そんなことに気が付かず、感想を言いあう間もないまま、いつの間にか二人は光のトンネルを通り抜けてしまっていた。
「っ、イルミネーション、綺麗だったね……」
「っ、うん。とても素敵だったね」
トンネルを潜り抜けていたことに気が付いた二人は、光のイルミネーションを振り返りながら感想を呟く。繋いでいる手から、動揺が伝わってしまわないか。そんなことを心配したかもしれない。二人の手の温もりは、とても暖かくなっていた。
「スピカくん、観覧車に乗ってみないかい?」
「観覧車……。うん、乗りたい」
「それじゃあ乗ってみようか」
凛太郎は予め予定していた観覧車へ乗ることを提案する。スピカは凛太郎と観覧車に乗ることを想像し、良いな……と顔を赤くさせ頷く。
観覧車に乗る際、スピカの足元を気遣う様に、凛太郎はスピカの腰に手を回し、抱きかかえる様にして支え、観覧車へと先に乗せていく。そんな凛太郎にスピカはまた見惚れてしまい、顔をぽーっとさせながら、ふわふわとした感覚で観覧車へと乗りこみ、ぺたりと椅子に座った。そんなスピカを後ろから眺め、凛太郎は愛おしく見え、くすりと微笑んでしまう。
観覧車が動き出すと、外の夜景がどんどんと広がっていき、先程通り抜けた光のトンネルを始めとし、寝子島全体が白い光に包まれている光景を見ることが出来る。そんな普段見ることの出来ない光景に、二人は息を呑み、目を輝かせた。
(こんな広い、光景なのに……リンタロウと今……二人きりなんだ……)
眩い光を見つめながら、スピカは凛太郎を意識してしまう。それは凛太郎も同じ様で、外の光景を眺めながらも、スピカの様子を意識してしまっている。そんな時間がゆっくりと流れて行き、観覧車の高度は最上部まで上がっていく。
「リンタロウ……ちょっと、寒いし……ぎゅって、していい……?」
「うんいいよ。おいで、スピカくん」
スピカが突然凛太郎に甘える。観覧車の中に暖房器具等は無く、高度が増し寒くなってしまったのだろう。スピカは耐えられないほどの寒さではなかったが、凛太郎に甘えたくなり、したいことを正直に口にする。そんな可愛い提案に、凛太郎は嬉しく思いくすりと笑い頷く。そんな凛太郎の隣にスピカは座ると、控えめに凛太郎の服の袖口を指で摘み、体を寄り添わせる。けれど、それでは足りないように感じて、もっと、と言う様に、スピカは甘える猫のように頭を傾け、凛太郎の腕にすりすりと寄り添っていく。そんな可愛いことをされれば、凛太郎ももっと寄り添いたくなってしまう。
「寒いならもっとくっつこうか」
「え……? っ、あぅ……リンタロウ……?」
凛太郎は隣で身を寄せるスピカの体を、両腕でぎゅっと抱きとめる。抱きとめられドキドキとしているスピカの体を優しく引き寄せると、自分の座ると膝の上に乗せ、背中から抱きしめる。そんな体を密着されると、スピカは寒さ等忘れてしまうくらいに身体が熱くなってしまう。
(あ、ぅ……ぎゅって、されると……どきどきしちゃう……気づかれ、ちゃって……るよね……)
顔から湯気が出てしまいそうな程顔を赤くさせるスピカは、誤魔化すことができなくなり、観念したように凛太郎の膝の上でしおらしくなってしまう。そんなスピカの様子を見て、凛太郎はスッと小さな箱を取り出し、その中から何かを取り出し、スピカの白く華奢な手をとり掌に乗せる。
「バレンタインのお返し、受け取ってくれるかい?」
「え……?」
きょとんとするスピカの指に、凛太郎が嵌めるのは、指輪だった。小粒のエメラルドとシトリンが飾られたウェーブラインのリング。
「これは……エメラルドと、シトリン……? けど、なんで……あっ」
それには理由があった。それを明かすため、凛太郎は自分の手に着けていた黒い革手袋を外していく。
手袋を外した凛太郎の手。その指には彼女と揃いのデザインの指輪が嵌められていた。違いは嵌っている石。小粒のルビーとホワイトラブラドライト、別名レインボームーンストーンと呼ばれる宝石だ。それを見て、宝石の種類の分かるスピカの疑問は解け、ピースが繋がった。
「お互いの誕生石で誂えて貰ったんだ」
指輪を嵌めた手を、同じく指輪を嵌めたスピカの手に重ね、凛太郎は続ける。
「こうすればいつでも一緒だからね」
瞬間、スピカの全身に、じんわりとした暖かさが駆け巡る。この感覚が何なのか、説明することは難しいが、幸福感と言うのだろうか。凛太郎の思いが、スピカにはとても、嬉しかった。
(お揃いで、ちゃんと考えてもらって……とっても、大事にしてもらってるって……すごく嬉しい……)
凛太郎の指が重なって、指輪が触れ、静かな中、スピカは二人でこのまま、いたくなる。
「ずっと、リンタロウのこと……感じてられる……」
スピカは紅潮しきった顔を振り返らせ、凛太郎を見つめる。凛太郎は優しく微笑みゆっくり頷くと、スピカへと顔を近付け、唇と唇を重ね合わせる。
(……リンタロウ……)
優しく包み込まれるようなキスを受け、スピカの表情は蕩けてしまいそうになっていた。こんな顔、誰にも見せられない。そんな思いを感じながら、凛太郎を見つめる。凛太郎がスピカを見つめる表情はとても優しい顔だった。スピカは顔を真っ赤にさせながら、リンタロウなら……。と、蕩けきった表情で、甘える様なキスをしかえす。
(二人きりだし……リンタロウの、優しい顔も……蕩けてるから……。良いよね……?)
だから、そんな思いを浮かべ、スピカは凛太郎と一緒に、蕩けきっていく。
(この二人きりの時間だけは、スピカくんの可愛い顔を独占しておくよ)
凛太郎もまた、普段見せない程に表情を蕩けさせ、スピカを見つめていった。
その日は二人の、甘い思い出の一日となった。
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1000人
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22人
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シナリオガイド公開日
2020年11月27日
参加申し込みの期限
2020年12月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年12月04日 11時00分
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