『ネズナズネ』　～或いは小さな大冒険～｜リアクション

『ネズナズネ』　～或いは小さな大冒険～

　――翌日。

　御巫は自室で仰向けになりながら、額に手を添え、前日の記憶を呼び覚ましていた。

　冷たい水の温度。水に歪む月。身体が広がっていくような不思議な感覚。
　急いで帰宅して身体を温めたが、風邪を引いたのだろうか。頭がぼんやりする。
　気怠さに任せて瞼を伏せ、小さな友人達の姿を思い返す。
　再び小さくなって会いに行きたい、と言ったら、あの二人は何と言うだろうか。
　想像した反応に、思わず笑みがこぼれる。

　不安と、驚きと、愛しさと。

　様々な感情と共に、瞼の裏へ情景が映し出され――御巫の意識は、おもむろに微睡みの中へ沈んでいった。

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あとがき

担当マスター：歌留多
ファンレターはマスターページから！

　まずはご発注、ご参加下さいました御巫様。
　ありがとうございます。
　少しでも心に残る思い出作りになりましたでしょうか。

　また、発注された方以外で目を通していただいた方
　（いらっしゃるかはわかりませんが）
　お読み頂き、ありがとうございます。

　また機会がございましたら、何処かでお会いしましょう。
　では。

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