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『ネズナズネ』 ~或いは小さな大冒険~
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寿井知が身振り手振りでプールの説明を鳩にする。と、それを受けた鳩は合点がいったように身体を震わせた。
「そうそう、そんなのだよ! 何だアンタ、抜けてそうなのに物知りだね~」
「ふへヘ……
高津戸(たかつど)サンのお店
のテレビで見ましタ」
「半分くらいは馬鹿にされてると思いますよ……」
胸を張る寿井知の肩へ、半ば呆れ気味に溜息を吐きながら鳶色彦が手を置く。
「まぁ、そんな感じ~。もういいかな~?」
「はい、ありがとうございました」
御巫が丁寧に頭を下げると、鳩は一つ「くぽ」と鳴いて飛び去っていった。
「……というわけで、ですネ。改めて、出発でス!」
何が『というわけで』だったのかは不明だが、寿井知が鳩の羽毛を手にしたままの右手を掲げて歩き始めた。
キャットロードを抜けた先、大きな道路を抜けて直進しようとしていた所で、寿井知の足が止まる。
「どうしたんですか、学校はこの道を渡って真っ直ぐですよ」周囲を見回す寿井知に鳶色彦が進路を指し示しながら片眉を上げた。
「ん……と、こっち、こっちでス」
以外にも――道に迷っていたわけではないようで――しかし明確に進路を逸れて寿井知が進む。
暫く「そっちじゃないですよ」「こっちでス」と同じようなやり取りを繰り返しながら歩く。鉢植えの影に隠れ、通りすがりの蟻に小さな悲鳴を上げながら。
――頭上にあった太陽が随分と傾いてきた頃。
「御巫サン! 御巫サン!」
とある曲がり角。先行していた寿井知が振り向いて、大きく手を振っている。隣の鳶色彦も先程とは打って変わってなにかに納得している様子だ。
「ここですヨ! ここに一緒に来たかったんでス」
柔らかく笑みを浮かべる寿井知に先を促されつつ、優しく背中を押される。
真っ先に眼に飛び込んできたのは、太陽の光。
眩しさに掌を伸ばし、瞼を伏せていた――が、ゆっくりと視界が光に慣れた、その先。
――息を呑む。
カドミウムイエロー。アザレアピンク。クリムゾンレーキ。ピーグリーン。
景色の端から端まで余すことなく埋め尽くされた色彩が揺れ動く度、鼻孔に芳醇な香りが届く。
「花畑……?」思わず口にしてから、思い直す。遠影まではよく見えないが、おそらく規模からして誰かの趣味のガーデニングか何かだろう。色とりどりの花々は、手入れがよくされているのか、瑞々しく咲き誇っている。
「ふふふふ……私達だけ、というト少し違いますガ……ここからしか見られない特別な景色でス!」
寿井知が凄いでしょう、と言わんばかりに両手を広げた。
「ま、急いではいますが……これくらいは、いいでしょう」
言葉通り悪い気はしないのか、鳶色彦は目を閉じ、花弁の香りを楽しんでいる。
再び、陽射しを浴びて尚煌めく花を見て、御巫はこんな生活も悪くないかな、と微笑んだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
歌留多
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオS(400)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
ホラー
神話・伝説
定員
1人
参加キャラクター数
1人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年10月01日
参加申し込みの期限
2020年10月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年10月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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