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甘い香りを三つ編みに
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【王子さまとお姫さま】
旧市街とは比べものにならないほど、シーサイドタウンのバレンタインっぷりときたらもう、ド派手のひと言です。チョコの販促ポスターやのぼりを始め、そこかしこには垂れ幕が掲げられ、バルーンがぷかぷか浮かび、コスプレや着ぐるみの人々が闊歩していて……とにかく、ハート! ピンク! ハート! ハートマーク乱舞!
ってな具合で過剰にピンクいシーサイドタウンを、三人で歩きます。ホテルへ行くまでまだもう少し時間があるので、お買い物でもしながら過ごすことにしました。
「すごいわね。どこもかしこもバレンタイン一色」
『ほしがおかでは、バレンタインコーディネートってイベントもやってるみたい』
「へえ。そっちもあとで覗いてみましょうか。ねっ、海」
『うん!』
千歳と海は腕など組んで、ピンクな街並みを楽しげに眺めておりますけれど。そんな中、刀はちょっぴり居心地悪そうにしていたりします。
「あら、どうしたの? 刀君」
「いやー、男にはこういう空間はちょっと居づらいというか……」
「ふふ。せっかくだし、そんなこと言ってないで楽しみましょ?」
いつになくテンションが高いらしい千歳。海とうなずき合うと、ふたりで刀を挟みこむようにして、むぎゅっ! 千歳は右、海は左の腕を取りました。
「おいおい、これじゃ俺、腕が動かせないぞ」
「いいからいいから」
『いーからいーから』
実に活き活きとした女の子たちの輝くような笑顔に、刀はたじたじ。まあもちろん、悪い気はしませんけれど。
可愛い女の子を両手に花な刀を見て、道行く人々の視線にはさまざまな色が浮かびます。すごい、ふたりも? 女の子かわいいー! 男の子イケメンー! ちくしょうひとり寄越せうらやましい! 憎い! などなど、それはもういろいろです。
我らが刀くんは、そんな視線もどこ吹く風。
「おっ。バレンタインに合わせて、ドレスの貸し出しもやってるみたいだ。ステッラ・デッラ・コリーナに行くんだし、服でも見てみるか?」
『それじゃ、ちとせのドレスと刀のふく、みつくろってあげるね』
「わ、私もドレスなの? 私はそういうの、似合わないし……」
「そんなことないだろ。じゃ、ふたりのドレスを見に行こう」
『おっけー』
尻込みする千歳をぐいぐい引っ張って、まずはドレスの貸し出しをしているというショップを覗いてみることにします。
『おひめさまみたい』
とは、ぽわわっと頬を赤く染めた海のお言葉。
もっとも、対する千歳もまた真っ赤っかではありましたけれど。
「今、この世で海ほどお姫さまな子はいないわ……」
『ちとせだっておひめさまだよ』
「あ、あんまり見ないで。私今、絶対ヘンな顔してるから!」
『ううん、かわいいよ?』
ずずいと覗き込まれて、千歳はもう沸騰しそう。
オススメされているのはいずれも、バレンタインをイメージしたカラーのようです。
海は総レースでミントチョコのような淡いブルーグリーンのワンピースをチョイス。長めの裾や袖はレースの透け感で野暮ったくならず軽やか。寒色系のカラーは童顔な海の印象を、ひとつ大人に見せてくれます。
千歳のドレスは海が選びました。落ち着いたワインレッドでノースリーブのシンプルなデザインながら、ダークブラウンのカーディガンを合わせれば、クールな千歳の魅力を引き立ててくれました。
『ほんとはもっと、かわいい系もにあうっておもうけど』
「あ、あのフリフリのやつだけは勘弁して……!」
いつもと違う装いに、あっけらかんとして余裕シャクシャクな海にも、千歳はタジタジです。
「もう、なんだか今日は押されっぱなしね。それで? 王子さまの出来ばえはどうなの?」
悪戯っぽく尋ねると、海は人差し指と親指で、まるっ。どうやらバッチリな様子。
と、ちょうど試着室のカーテンが引かれて、件の王子さまが颯爽と姿を現しました。
「……あまりハードルを上げるようなこと言わないでくれよ。俺だって恥ずかしいんだぞ」
「わ……」
(……!)
海と千歳は揃って息を呑みました。
明るいブラウンのスーツに、ブルーのストライプシャツとタイ。アースカラーで合わせたポケットチーフは、さりげないおしゃれアピールポイント。
それをすらりと着こなす刀の立ち姿ときたら、なんとも凛々しいのでした。
「す、すごい……さすが海のコーディネートね」
『ううん、そざいがいいからだよ』
「ふふ、そうね。それもちょこっと、あるかもね?」
にーんまり。美少女ふたりの流し目に、刀も頬までちょっぴり赤くなりました。
神魂あれこれにまつわる荒事では実に頼れる剣士な彼も、ふたりにかかっては形無し。普通のシャイな男の子に戻ってしまうようです。
「まったく、かなわないな。ふたりも良く似合ってるよ」
そんなふうに見目麗しい三人ですから、道を歩けば人目をずずいと集めます。
バレンタインムードでみんなが着飾っているとはいえ、海の可憐さと千歳の美麗な佇まい、刀のイケメンぶりはことさらに際立って見えましたもので、無理からぬところです。
おかげで刀は、女の子たちが無用に好色な目線にさらされないよう、さりげなく立ち位置を入れ替えたりなど紳士の気配りに余念がありません。あるいは、単なる独占欲かもしれませんけれど。
「さて、まだもう少し時間があるな。どうする?」
「そうね。どこかお店に入って時間を潰すとか……」
『あ、それなら』
海がさらさらりとスケッチブックに書きつけた言葉で、行き先は決まりました。
『あの空き地に行ってみない?』
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
プライベートシナリオS(400)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
3人
参加キャラクター数
3人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年09月29日
参加申し込みの期限
2020年10月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年10月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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