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暴風イタチ接近中!
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◆戦闘屋は笑う
(冬に台風が来るとはね。また神魂の怪物かな)
猫鳴館でラジオを聞いていた
サキリ・デイジーカッター
が呟き、ラジオの電源摘みを捻る。フツウを脅かす敵と今まで何度も戦ってきたサキリは、今度の現象も何者かの仕業と予感していた。そして、サキリの予感は的中していた。
今回も寝子島のフツウを守るよ。そう思いサキリは、緊急警報の出た寝子島の外へと飛び出した。
(まずは元凶を探さないとね。あそこから見てみよう)
街へと繰り出していたサキリは、高層ビルを見上げ呟く。纏っていたコートの胸裾からナイフを取り出したサキリは、ナイフを一度空に放り、宙で掴み直し逆手に構え、高層ビルの頂上を見据えながらナイフを掲げる。
刹那、サキリの構えていたナイフが赤く輝き始める。サキリはビルを見据えたままに身を屈め跳躍すると、腕を振り上げナイフを空間に叩きつける。刹那、虚空に切り裂かれた様な巨大な亀裂が走り、上昇するサキリはその亀裂へと飛び込んでいく。その瞬間、サキリの見据えていたビルの頂上が近くなった。
これはサキリのろっこん『斬空赤刃』によるものだった。サキリが刃物を持ち空間を切り裂くイメージをすることで瞬間的に移動することができるろっこんだ。
サキリは次々と空間を切り裂いて行き、瞬く間にビル頂上の手すりへと手を掛ける。サキリは上昇する慣性のままに体を持ち上げ、手すりの上へと着地した。
(局所的に発生している台風。あたりだね。意識があるのか確認してみよう)
サキリは手すりに着地すると同時に視界に視線を巡らせ、移動している台風を確認する。サキリは近付いてくる台風に、胸裾から取り出した手持ちライトを翳す。発生した強力な光が、高速移動する台風を照らす。
「ぐわぁ?! め、目が、誰だ!? なにするんだよぅ!」
高速移動していた台風が突如速度を落とす。台風の中から大イタチが現れ、片目を強く瞑ったまま辺りをキョロキョロと見渡している。
「イタチ、にしては大きいね。空も飛んでいるし、中々に手強そうな敵だ」
「今のはお前の仕業か!? よくもやってくれたな! 学校で暴れてやろうかと思ってたけど、その前にお前を滅茶苦茶にしてやる!」
大イタチがサキリを確認すると、怒りを顕にさせ、ビュゴオッ、と強い吹雪を発生させ、ピシャンピシャンと、雷を周囲に落としていく。
(風に吹雪に、雷も操るんだね。風を操る妖怪とくれば鎌鼬が有名だけど、それとは別口かな)
人から畏怖され付けられたその名を持つ怪物。それの更に上を行く力を持つ怪物を見て、サキリの胸は密かに高鳴っていた。
「滅茶苦茶になるのは、どちらだろうね」
サキリはいきりたつ大イタチを鋭い眼光の宿った眼で見据え、中指を立て天高く掲げる。そして、親指で喉笛をゆっくりと横にかき切らせるジェスチャーをとる。意味はとても過激なものだろう。
「うわあああ!! もう許さない! 潰れちゃいな!!」
激高した大イタチが強風を身に纏いサキリへと突進する。その速さは凄まじく、サキリが武器を取り出し構えをとる頃には、大イタチはサキリが手の届く距離へと移動していた。
鋭く金属音が鳴り響く。サキリは高速回転する大イタチの攻撃を、両の手で構えたマチェットの刀身で以て受け止めていた。しかし大イタチの勢いを乗せた突進の威力は凄まじく、マチェットの刀身が薄く削れて行き、その衝撃によりサキリの身体は後方に浮き上がり、足が地を離れ、サキリは宙に投げ出された。
仰向けになり、ビルの手すりを越え落下していくサキリを見て、大イタチは目を瞑り勝ち誇りながら、やりすぎちゃったかな? と片目を開けてちらっとその方角を見やる。刹那、大イタチの目が大きく見開かれた。落下していったはずのサキリが突如目の前に現れ、身を捻らせ回転させながら、赤く輝く双刃を振りかぶり襲い掛かってきたのだ。突然の出来事に大イタチは身を逸らそうとするも対応仕切れず、降りかかる刃を身に浴びてしまう。
「うぎゃああああああッッ!!」
サキリが順手に構えていた一刀は大イタチの胴体を切り裂き、胸に大きな傷跡を残し、逆手に構えていた一刀は大イタチの首に深々と突き立てられ、サキリが突き立てたマチェットを引き抜かせると、飛沫が上がる音が鳴り、赤刃を更に赤く染め上げる。
サキリはこの時ビルを斬るイメージをし、ビルの先にいる大イタチの目の前へと一気に踏み込んでいたのだ。奇襲された大イタチは仰け反り、仰向けに倒れ込む。
「い、いだいよおおお!!」
「続けるには痛ましい傷だね。もっと滅茶苦茶にするのは。僕は抵抗ないけれど。どうする?」
サキリは傷だらけで泣き叫ぶ大イタチを見据え、降伏を提案する。力こそが野生のルール。まずはこちらの力を見せる必要があると思ったのだ。
「近寄るなよぉっ……みんなー! 助けてよぉーーッ!!」
大イタチが上空を向いて叫ぶと、雷が次々に落ちてくる。サキリは身の危険を察知し、後方へと飛び退く。
刹那、サキリの背後から大きな影が飛翔し、幾つもの風と雨がサキリの背に当たり吹き抜けていく。サキリが振り返ると、上空で激昂した3匹の大イタチ達が、サキリを睨み威嚇していた。
「致命的な攻撃を受けて倒れない怪物がこの数。胸が高鳴るね」
普通なら絶望するかもしれない。しかしサキリは強がりなどでも無く、本心からその言葉を口にしていた。サキリの眼光はギラギラと輝き、危険な光を孕んでいた。
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担当ゲームマスター
スーパーにょろんにょ
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年09月16日
参加申し込みの期限
2020年09月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年09月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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