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帝都異能秘匿探偵
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突如として迷いこんでしまった、大正二十七年の帝都トウキョウ。今は、濃い紫煙によって白くかすんで見える街並みを見やり、
恵御納 夏朝
は、前をゆく男――ノグチハルオミの背中をちらりと見た。
ハルオミは言っていた。彼の役目は、憲兵らに見つかるよりも先に、夏朝のようなマレビトを見つけ出して保護することなのだと。そして、その保護ついでに少し仕事を手伝ってもらっているのだとも。
元の世界に戻るためにも、夏朝は憲兵に捕まるわけにはいかない。ハルオミの仕事に協力することを、彼女はすでに決めていた。
それにしても、と思う。夏朝とハルオミとを、帝都をゆく人々の視界から遮るように立ちこめる、タバコの煙。
「隔離されてる……でも、ノグチさんとタバコ、どっちの異能……?」
夏朝が小さくこぼすと、先をゆくハルオミがぴくりとした。
「良いところに気づいたね」
肩越しに振り返ったハルオミが、くわえていたタバコを指でつまむ。
「これは、タバコの異能みたいなものさ。今のきみの姿は、いささか帝都では目立つからね。憲兵の目を誤魔化しているんだよ」
言われて、夏朝は着慣れた寝子高の女子制服を見おろした。なるほど、たしかに帝都の人々が着ている――夏朝からしてみれば――古風な服装の中では、寝子高の制服はどうにも浮いていた。
今回、夏朝がハルオミの仕事を手伝う上で、着替えは必須になりそうだった。ひとまず、ろっこんを使うために必要となる、ねこシールは着替えるときに袖の中に隠すとして――
「帝都にも、ねこシール、あるといいけど……」
※
ハルオミに呼ばれた
神野 美野梨
が探偵社の所長室に入ると、そこにはよく見知った姿があった。
「あら? 恵御納さんもここへ来ていたの?」
「わ。神野さんも一緒だったんだ」
うれしそうにする夏朝のようすに、美野梨もまた、口元をほころばせる。そして、所長室に置かれた革張りのソファに深く腰かけるハルオミを見やった。
「それで、その変身できる猫だか犬だかの妖精捜し。興味深いし、ミステリ研としては放っておけないから、手伝うけれど……もちろん、捜査費用は出してもらえるのよね?」
「無論そのつもりだよ、美野梨くん。捜査をする上で不自由しない程度の額は渡そう。労働にはしかるべき対価が与えられるものだよ。もっとも、働かざる者は食うべからずだけれどね」
「働かざる者食うべからず、ね」
白 真白
が、ハルオミの返答に釈然としない顔をした。すると、鮮やかな赤いワンピースの裾をひるがえしながら、所長室へと入ってきた
三宅 葉月
が言った。
「しかたがないわ。ここでは、私たちは無一文なのだもの」
常ならばウェーブのかかった長い髪をうなじのあたりで断髪し、キッスガールというショートヘアになった葉月の出で立ちは、まさしくモダンガールである。すっかり帝都に馴染んでいる葉月の姿に、真白はうなった。
「たしかにそうなんだけど……まあ、いっか」
ハルオミから手渡された捜査費が入っているという封筒を見つめ、真白は思考を放棄した。そのかたわらでは、美野梨が渡された金額を確認している。こつりと、靴底を鳴らして葉月が美野梨に近づいた。
「足りそうかしら」
「これだけあれば十分だと思うわ」
ひとつだけ、葉月が瞬いた。
「あなた、ここでの物価がわかるの?」
美野梨はどこか得意げに笑い、その指先を自らの唇に押し当てた。
「事前に調べておいたのよ。この街で何かしらの捜査をするなら、最低限必要なことだわ」
「頼りになる探偵さんね」
と、葉月がそっと目を細めた。
「でも、猫さんの体で、わんこさんの耳と尻尾なケーシーさん……可愛いんだろうなあ……」
ケーシー・シーカーと名乗る、今回の捜し人――ならぬ、捜し妖精。その姿をぼんやりと頭に思い描いた夏朝が、かすかに笑う。乗じるように、真白もまた、うなずいた。
「ケットシーとカーシーのハーフとかそういうのなのかな? なんかおもしろそうな妖精だし、お友達になれたらいいなあ」
「そうだよね、お友達になれたらいいよね」
どこか和やかな空気が漂い始める中、ハルオミは口元を手で覆いながら呟いた。
「それにしたって、今回のマレビトは少女ばかりだな。婦人というには幼いが……職業婦人とするなら、まさしく時代の流れといったところかねえ」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
かたこと
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年08月09日
参加申し込みの期限
2020年08月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年08月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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