this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
帝都異能秘匿探偵
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
再度、手分けをして調べることになった四人のうち、真白と葉月は同じフルーツパーラーに足を運ぶことになった。というのも、昼時の大通りにある飲食店の多くは混雑しており、席が空いていなかったのである。
しかし、店内での張りこみを目的としていた真白としては、どうしても席に着かなければならない。一方で、葉月が担当する店は、幸いにもまだ席が空いていた。さらにいうのなら、昼時ともなれば、誰しも空腹になる――話し合いの結果、二人はひとまず同じ店に、けれども、席は別々に取ることとなった。
「お店の中で張りこみをするにしても、何も注文せずに居座るのは悪いし、何か注文してもいいよね」
入り口がよく見える席に陣取った真白は、逸る手でメニューをめくる。
「んー、リンゴのパフェにしようかな」
これは、断じてサボりではない。真白は、胸の内で呟いた。捜査に協力してくれている店への対価であり、店内の客に違和感なく溶けこむための手段なのだ。
ベルを鳴らして給仕を呼び、ほどなくして運ばれてくるのは、甘く煮た黄金色のリンゴがふんだんに盛り付けられたパフェだ。外国から取り寄せたのだろう。ほんのりと、シナモンの香りが真白の鼻をくすぐる。ひとくち食べれば、しっかりと煮こまれたリンゴの蜜が、とろりと口の中に広がった。
知らず、笑顔になってしまう真白だったが、出入りする客の監視もまた忘れない。
「ここに来てくれるといいんだけどな」
ぽつりと、そうひとりごちたときだった。
「お? あれは……」
※
「お嬢さん、相席をお願いしてもいいかい?」
コーヒーとアップルパイとで、ひと息ついていた葉月の耳を、青年の声が打った。顔をあげれば、そこには臙脂のジャケットを着た中性的な青年が立っており、その手には小ぶりなシルクハットが抱えられている。葉月の中で、ピンとくるものがあった。
「かまわないけれど……あなたの名前を聞いてもいいかしら」
「おっと、これは失礼。不愉快な思いをさせてしまったね。ボクはケーシー。ケーシー・シーカーというんだ」
ビンゴだった。離れたところで、誰かが席を立つ音がする。けれど、葉月は素知らぬふりで会話を続けた。
「ケーシーというのね。私は葉月というの」
「葉月、素敵な響きの名前だね」
「ありがとう」
実に流暢な日本語だった。葉月はコーヒーカップに指を伸ばしながら、近づいてくる足音に耳を澄ませる。
「やあ、あなたがケーシーかな?」
ケーシーにそう声をかけたのは、真白だった。葉月の向かいの椅子に手をかけようとしていたケーシーは、動きを止めて振り返った。
「キミのいうケーシーが、ケーシー・シーカーであるのなら、それはボクのことだけれど……キミは?」
「私は、真白っていうんだ」
にっこりと、真白がケーシーに向かって笑いかける。
「実は、あなたのことを話に聞いてね。ぜひ、お友達になってみたいなって」
「へえ? それは愉快な話だね」
にこりと、釣られたかのように、ケーシーもまた笑った。手に持っていたシルクハットを、室内であるというにも関わらず、かぶり直す。
「誰から話を聞いたのかは知らないけれど――友達になるなら、キミは遊んでくれるんだろう?」
ケーシーが手をかざした先で、景色が歪んだ。かと思いきや、その歪みから無数の何かが飛び出してくる。床に、あるいはテーブルや椅子に着地したのは、猫と犬の群だった。
突然の事態に、店内が騒然とする。騒ぎに乗じて、いつの間にか、ケーシーは出口に立っていた。
「さあ、愉快な追いかけっこをしよう! キミがボクを捕まえられたなら、友達になろうじゃあないか!」
その言葉を最後に、ケーシーの姿が変わる。猫の身体に犬の耳と尾を持つ何かが、そこにはいた。
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
帝都異能秘匿探偵
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
かたこと
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年08月09日
参加申し込みの期限
2020年08月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年08月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!