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【無垢】
ピンクの風がぴゅうんと吹き抜けて、
綾辻 綾花
はきょとん。小首を傾げます。
「へんな風。またなにか、不思議なことが起こるのかな?」
日頃から十分すぎるくらいに不思議なことだらけな寝子島ですから、綾花はあまり気に留めず、図書室の扉をかららと開きました。
「やあ、綾辻さん」
「あっ、珪先生。お仕事お疲れさまで……」
ぶわ。ぶわわ!
「……す?」
いつもどおりの図書室。にっこり笑顔で出迎えてくれた、
早川 珪
先生。
どうやらピンクの風は、珪先生の素敵な微笑みを中心にぶわりと吹き荒んでいるようです。
「綾辻さん、どうかした?」
「あ、いいえ! 私もお仕事、入りますね」
「うん、今日もよろしくね」
そうしてその風に巻かれると、いつの間にやらにこにこ。綾花も笑ってしまいます。
(……あれ。でもそれって、いつものことでは?)
珪先生の前なら綾花はいつだって笑顔になれますもので、不思議な風の効力にも実感は湧かなかったかもしれません。
ともあれ、今日も図書委員として、珪先生のお手伝いです。
「今日はすまなかったね。当番の子が急用で早退しちゃってね」
「いえ、いいんです。好きですから……図書委員のお仕事」
綾花にとっては幸運でした。これもピンクの風の力であったはず……なのですけれど、ぽわっと頬を赤くしてのぼせ気味な綾花が気づくことはありませんでした。
カウンターの中、珪先生の隣に腰を落ち着けお仕事をこなします。
ちら、と横顔を盗み見て、
(うん。今日もカッコイイです)
図書委員の仕事が好き、というのは本当です。愛書家な綾花にとっては実にやりがいがあるし、図書室という空間にも愛着がありました。
加えて想い人がその空間で綾花を待っていてくれるというのだから、放課後のこのひと時はまさに、至福! なのでした。
「珪先生、冬休みの間はなにをしてましたか?」
「僕かい? まあ、仕事ばかりしてた気がするね……でも一度友人に誘われて、スキーに行ったよ」
手を動かしながらも、話は弾みます。
「綾辻さんは?」
「私は、にゃんことコタツで丸くなってました。コタツを出すと、にゃんこがたくさん遊びに来るんですよ」
「野良ねこも? それはすごいね。楽しそうだ」
こうして他愛のない話を珪先生と交わしているだけで、綾花の幸せはとめどなく膨らみます。
こんな時間が、ずっと続きますように。もっともっと、先生といっしょにいられますように。
(って、私、初詣で神さまにお願いしたんですよ。珪先生……)
なーんて、先生には絶対言えませんけれど!
といったカンジで、図書委員のお仕事をそつなくこなした、その後のこと。
(な、なんだかこれって、デートみたい……!?)
今日は愛読書の新刊発売日。帰りに買っていこうかな、なんてつぶやいたところ、
「そうだ。それじゃ、いっしょに帰ろうか。ちょっと付き合ってほしいところがあるんだけど、いいかい?」
「えっ? あ、はい……ええっ?」
突然のなりゆきに、えええええ? えええええ? となってるうちにあれよあれよと、気づけばシーサイドタウンの本屋さんに珪先生とふたりで立っておりました。
「新刊を買うんだったね。待っているから、買ってきたら? その後、少しいっしょに来てほしいところがあるんだ」
「は、はいっ」
なんだか夢見心地。
新刊を買い求め、ぼんやりしたまま本屋さんを出ると、やがて珪先生に連れられ訪れたのは、
「……古本屋さん?」
シーサイドタウンの裏路地にひっそりと佇む、小さな小さな古書店でした。ビルに挟まれて奥まったところにあり、大通りから眺めているだけではちょっと見つけられないような、こじんまりとしたお店です。
「僕もついこの前気がついてね。こんなお店があったなんて」
にこりと珪先生が笑い、お店へ誘います。ひゅるりとピンクの風が吹きましたけれど、綾花は先生の笑顔とお店の佇まいを見比べるのに忙しく、やっぱり気が付きませんでした。
中へ入ると古書特有の、綾花には嗅ぎなれた匂いが鼻をくすぐります。いらっしゃい、とカウンターの向こうから声をかけたおばあさんに、その奥に見える畳敷きの部屋でくつろいでいるおじいさんのふたりが、どうやら店員さんであるようです。
「わ……とっても素敵なお店ですね」
「でしょ? それにほら」
なんだか楽しそうな珪先生が指差すほうを見てみると、書棚に収められている古書たちのラインナップはどれも、綾花の好みにバッチリです。
「きっと綾辻さんなら気に入ると思ったんだ」
「はいっ、すごく……連れてきてくれてありがとうございます」
にっこり、びゅうん。ピンクの風が吹き抜けて、おばあさんもおじいさんもにっこにこ。
おばあさんが不意に珪先生へ声をかけ、
「この前も来てくれたお兄さんね。ふふふ、その子は恋人かしら?」
「あ、いや……! 僕は教師でして、彼女は生徒なんですよ」
「あらそうなの? ふふふふ」
慌てる珪先生の照れた顔が可愛らしくて、綾花はくすり。
ぴゅう、と風がお店の中をひとしきり巡って、やがて外へと吹き出ていきました。
「あっ」
風に誘われたのか、てってこてってこやってきたのは、ちょっぴり太り気味な三毛にゃんこ。お店の飼い猫のようです。
にゃんこはふてぶてしく綾花を見上げて、じいーっ。
「ごめんなさいね、その子甘えん坊で。猫、大丈夫? 良かったら抱いてあげてちょうだい」
「いいんですか? わあ……!」
ずっしり、ふわふわ。思いがけず触れたにゃんこの感触に、綾花もほわわわわん。
「珪先生……」
「うん?」
「私……すっごく幸せです」
「あはは。綾辻さん、猫好きだからね」
ピンクの風は巡り巡って、渦を巻いておりましたけれど。珪先生とにゃんこに夢中な綾花は、やっぱり、気が付かないままなのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年08月08日
参加申し込みの期限
2020年08月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年08月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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