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ばっひゅ~ん! っと笑おう☆
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【いつもどおりが、しあわせ】
太陽さんさん! 冬らしからぬぽかぽか陽気なとある日のこと。
ユーウツな午前の授業もどうにか乗り越え、
羽生 碧南
はいそいそと食堂へ足を運びます。
「さーて、今日はなににしようかな。うーん、やっぱりA定かな」
お肉たっぷりな『日替わりA定食』を頼んだら、午後の授業と放課後の部活に備えてがっつりエネルギー補給をば……と、思ったところで、びょう! と風が吹きました。
「ええっ、なにこの風ー!?」
ピンク色をした、なんとも不思議な風でした。
「まさか、また神魂の影響とか? やだなあ、せっかくの昼休みなのに……」
「おや。羽生君じゃないか」
「わ!?」
びっくーん! 碧南の肩が跳ねました。
「せ、先輩!」
ピンクの風はどうやら、幸運を運ぶ風。いつものアブない現象ではなく、碧南へありがたい出来事をもたらしてくれるものであるようです。
なにしろ声をかけてくれたのは、碧南の想い人。
鷹取 洋二
でしたもので。
「やあ。ここ、いいかい」
「ど、どうぞどうぞ!」
今日も眠そうな目をした洋二は碧南の真向かいの席へ優雅に腰かけ、サンマさんランチを上品に食べ始めるその何気ない姿に、碧南は思わず見とれてしまいました。
「うん? 羽生君、どうかしたかい?」
「え、いえっ、なんでも……!」
ああ。頬が熱い。彼が目の前にいるだけで、碧南はずずいと幸せになってしまうのです。
ついつい頬が緩んで、にんまり。
すると、ぶわり! ピンクの風が碧南を中心に渦を巻いて、食堂中へ広がっていきました。
「いやあ、今日は良い天気だね。こうして窓から差し込む光条に照らされながら昼食をいただいていると、それだけでなんだか幸福を感じてしまうよ」
「そうですよね。私もええ、はい。すんごく幸せです、今……」
どうしたことでしょう。目の前にアコガレの彼の姿があるとはいえ、ここはいつもの食堂です。それがどうしてこんなに、輝いて見えるのでしょうか?
だというのに、きらきら、ぴかぴか。これではまるで、人気のフレンチレストラン。いいえ、ステッラ・デッラ・コリーナでいただく高級フルコース、否! オーケストラの調べに彩られた、宮廷の晩餐会……!
「いや、宮廷は言い過ぎでしょ……」
「羽生君、今日はA定か。美味しそうだね」
「へっ!? あ、はい、美味しいです! はい! あっ良かったら、おかず少し交換しますか?」
「いいね、それじゃ僕はこのエビフライをあげよう。はい、あーん」
「へええっ!?」
宮廷の晩餐会……っ!
まるで貴族になった気分!
まあ貴族はあーんとかしないでしょうけれど、ともかく洋二が手ずから口に運んでくれたエビフライは、
「……ウマーっ!!」
確かにゴージャスな高級レストランのお味にも遜色なく、絶品でありました。
「それじゃお返しに……先輩も、はいっ。あ、あーん……!」
「あーん」
A定のボリュームたっぷりお肉盛をお箸でつまんで、洋二のお口へイン。口内がやけに艶めかしく見えて、碧南はなんだかイケナイ気分。
「うん。なかなか美味いじゃないか」
ぶわ、ぶわわ! ピンクの嵐が巻き起こり、気づけば食堂中に笑顔が咲いておりました。
もうすぐ卒業ですね、先輩。
卒業したら離ればなれですね、先輩。
卒業試験、上手くいきそうですか?
なんならちょっと大ポカやらかして、もう一年、留年してくれないかな。
そうしたら、先輩とずうっといっしょにいられるのに……なーんてね。
「それでそれで、どうしたんですか先輩?」
「なんと、アタリ付き駄菓子がもうひとつ当たっていたんだよ。あんな経験は後にも先にも一度だけだったね」
「ええーっ、うそー! すごいですね!」
気にはなります。頭の片隅でどこか、卒業の二文字は常にちらちらと瞬いているのです。
このところはどうにも、そのことばかり考えてしまうのです。
ねえ先輩。
先輩は、どう思ってるんですか?
ただの話しやすい後輩ですか?
友だちの延長ですか?
それとも……。
ねえ、先輩……?
「そういえば、部活のほうはどうだい? 羽生君はいつも熱心に練習しているよね」
「あっ、聞いてくださいよ先輩! この前の練習試合、私大活躍だったんですよー」
「へえ、すごいな。今度見に行ってみようか。バスケはあまり詳しくないが、羽生君の試合なら楽しめそうだよ」
「はいっ、ぜひ! 先輩が応援してくれたら、私、パワー100倍ですっ」
ピンクの風が、びゅうん!
風に吹かれてやってきた幸福を満喫するのに一生懸命な碧南は、あれこれ難しいことなんて、考える余裕もありません。卒業とか進路とか、今日のところはぺいっ! と置いといて。
他愛もない会話、なにげない仕草、それだけでなんて嬉しいんだろう。なんて楽しいんだろう!
「ふふふー……♪」
「今日の羽生君は、なんだかご機嫌だね。良いことがあったみたいだ」
「こうして先輩と、おしゃべりしてるからですよ♪」
にこにこ、にっこり。
お昼休みが終わるまで、碧南は満ち足りて、弾けてしまいそうな幸せを満喫したのでした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年08月08日
参加申し込みの期限
2020年08月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年08月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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