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ウィンター☆ 部活動のお時間です! ~文化部編~
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☆BL同好会
BL同好会は、ボーイズラブ同好会ではありません。
正式な名称はブリティッシュライフ同好会であり、イギリスの文化風俗を知ることを目的とするとても真面目で真っ当な同好会です。
主催者はイギリス貴族の母を持つ生粋のイギリス人なので間違いはない、そうです。
ボーイズラブ同好会ではありません。
大事なことなので二度書きました。
その主催、
マーガレット・ライカー
は部室でお茶の準備をしていました。
(今日はお茶でも飲みながらイギリス文学の素晴らしさについて語りましょう)
そう思っていたのですが、突然ふわふわとティーカップや皿が宙に浮かびました。
「……いわゆるポルターガイスト現象かなにかでしょうか?」
マーガレットはひとであり、1年生ということもあって、不思議な出来事に出会っても神魂のせいだとは思いません。
「どうしたものでしょう?」
そこへ、会員の
響 蒼留人
がやってきました。
「な、なんだこりゃ?」
剣道部の部員である蒼留人ですが、マーガレットに誘われて、友人ともどもお茶菓子目当てにBL同好会に所属しています。
「響君、ちょうどいいところへ。カップとお皿を捕まえてもらえませんか?」
「よし」
もれいびである蒼留人は、おかしな現象にも最近慣れつつあり、何事も修行と飛び込んでいく節もあります。
そんなわけで、道具を止めようととっさに竹刀を取り出しましたが。
(竹刀で叩き落す……わけにもいかないよな?)
何しろ、素人目にもいかにも高そうな食器なのです。
「おとなしくしないとヒビが入るぞ!」
とりあえず、ふわふわ浮かぶ食器たちに竹刀を向け、脅しをかけてみたものの。
聴こえているのかどうか、どこ吹く風で動き回っています。
「……マガレ、これいくらするんだ?」
やはり気になってマーガレットに聞いてみました。
マーガレットは星が丘に住むお嬢様なので、高級な食器を弁償することになったらと嫌な予感しかしません。
「そのティーカップの値段という意味ならば……それはエインズレイ製ですので、たぶん2万円ほどかと思います」
蒼留人の気も知らず、マーガレットはあっさり答えました。
「案の定だ。間違っても壊すわけにはいかないな」
悩む蒼留人。
(あいつがいれば二人がかりで追い詰めるんだが、来てないしな)
ここにいない友人の顔を思い浮かべますが。
ふわふわ逃げ回るカップを眺めながら何か思いついたようで、蒼留人は走り出しました。
「ちょっと理科室行ってくる!」
見送りながらマーガレットは立ち上がりました。
「響君が動き出した食器を捕まえるまで、お茶でも入れて待ってましょうか」
そう言ってお湯を準備します。
「すまん、ちょっと網を貸してくれ。すぐ返すから」
理科室へ走った蒼留人は生物部の部員に声をかけ、網を借りました。
(どうせ振り回すなら、竹刀じゃなく捕虫網だろ)
戻ってくると、マーガレットは語り足りなかったようで、さらに食器の説明を続けました。
「エインズレイはスタッフォードシャーの炭坑経営者だったジョン・エインズレイによって設立されました。
ヴィクトリア女王にも高く評価され、ダイアナ元妃の成婚時にもエインズレイの陶花が選ばれたのです」
しかし蒼留人はそれどころではありません。
割らないように気をつけて、優しくカップを網にかけようとしますが、カップは網をスルリとかいくぐり逃げていきます。
「くそっ、剣道よりよっぽど疲れるぜ……」
「伝統あるエインズレイですが、飛んだという話は聞いたことないですけど。……聞いてますか、響君?」
ガチャ。
一瞬集中力が途切れた時。
捕虫網の柄が、カップにぶつかってしまいました。
「……やべっ! ヒビが!」
カップに入った小さなヒビに、蒼白になる蒼留人。
(弁償……できるのか? バイト何か月分?)
「カップにヒビ?」
しかしマーガレットはちらりとカップに目をやると、平然と言いました。
「ああ、そのカップは響君の審美眼を確認するために用意した100円均一で買ってきたやつですよ」
「なんだ……脅かすなよ。道理でなんか動きがトロいと思った」
悔し紛れに蒼留人がぼやいていると。
「それでは、落ち着きましたし、お茶にしましょうか」
「え?」
いつの間にかカップもソーサーもおとなしくテーブルに戻っていて。
マーガレットは何事もなかったようにポットから紅茶を注いでいました。
「なんだよ、俺の苦労は……?」
無理に止めなくても良かったのか? と理不尽な思いをしつつ、蒼留人は席に着いて、おそるおそるティーカップを手にしたのでした。
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あとがき
担当マスター:
茄子りんこ
ファンレターはマスターページから!
ご参加ありがとうございました。
日常の部活も、道具が動き出した部活も、かけがえのない一日だったと思います。
高校生活の楽しい一ページとなりますように。
それでは、またご縁がありましたらご参加お待ちしております。
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担当ゲームマスター
茄子りんこ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年08月05日
参加申し込みの期限
2020年08月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年08月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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