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1月の☆ハッピーバースデー
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◆ハッピーバースデー☆ ディア:坂内先輩
「やぁ、恵御納夏朝の別人格『夏夜』(かや)だよ。今日1月19日は坂内先輩の誕生日。R&Rで日頃お世話になっている坂内先輩をお祝いしたくてね、ドッキリを仕掛けたいと思うよ」
クールに楽しそうな笑みを浮かべるのは
恵御納 夏朝
。の別人格、恵御納 夏夜だった。独り言を呟いている様に見えるが、夏朝や、夏朝といつも一緒にいる猫パペットのハルくん。そしてこのシナリオを見ているかもしれない方々に、しっかりと説明とアピールをしてくれているのだった。
ドッキリの対象はオカルト事件調査会社:R&R Agencyのボス
坂内 梨香
。夏夜は夏朝名義でエージェント登録をしており、何度か依頼を手伝った事があった。その際エージェントへの配慮があったり、報酬が期待以上だったりと、夏夜は内心で梨香に感謝していた。そのため、ただ祝うだけでは伝えきれないと思い、ドッキリ計画を思い付いた。そう、この場で今。
「目標はプレゼントのこれを渡す事だね。ドッキリと明かすのはその瞬間かな。そうするとサプライズをその間に仕込むとして、先ずは状況確認と行こうか」
夏夜は敢えて公衆電話まで移動し、R&Rの事務所に電話を掛けた。
「お電話ありがとうございます。オカルト事件調査会社:R&R Agencyです。ご要件を伺います」
「この声は坂内先輩……良かった居たんだね。恵御納だよ。今日ってこのあと事務所に居るかな? 話したい事があって……」
「恵御納さんね、今日はずっと事務所に居るけれど、どうしたの? 何かあったのかしら」
「大変な物を手にしてしまったかもしれなくてね。頼る場所がここしか無いんだ。今から向かってもいいかな?」
「大変な物、オカルトな物なのね。ええ大丈夫よ。気を付けて来てね」
「ありがとう。それじゃあ向かうよ」
夏夜は声を落とし電話を切る。その切羽詰まった様子を感じ取り、梨香も心配そうにしていた。
「うん、予定は大丈夫そうだったね。雰囲気作りも上手く行ったよ。後はあれが必要かな。少し買い物してこうか」
夏夜は近くの百貨店で買い物をした後、R&Rの事務所へと向かった。
「やぁ、こんにちは、坂内先輩」
「こんにちは。先ずは落ち着いて話を聞かせてもらえる?」
事務所のブルーの扉を開き夏夜が事務所へと入る。お茶を用意している梨香と、来客に嬉しそうな表情を浮かべる、ファラオハウンド犬のユリウスが出迎えた。
「ありがとう。この頃、僕は同じ夢を見ていたんだ。出して、ここから出して、って、真っ暗闇の中で、女の人の声が聞こえる夢をね」
夏夜は暖かい湯呑を両手で包みながら、重い口を開き話していく。その様子にただならぬものを感じた梨香は、無言で頷きながら、夏夜の話に耳を傾けていく。
「その夢は日が経つにつれて、段々と場所がはっきりと見えるようになってきてね。今日、僕は九夜山に行ったんだ。そして、ある場所を掘り返してみたら……見つけてしまったんだ」
梨香は真相に迫る話に、神妙に待ち構える。
「これを見ると、僕が僕で無くなってしまう。そんな感覚に襲われてしまうんだ。坂内先輩、見てもらえるかな?」
「えぇ、大丈夫よ」
「ありがとう。これだよ……っ! う、坂内せんぱっ、離、れ」
「恵御納さん? 大丈夫? っ! 恵御納さん?」
突然様子が豹変した夏夜を心配し、近付いた梨香に、突如夏夜が、手にしていた黒いストールを梨香の首に巻き付けた。
「やっと、渡せたよ」
「っ!」
にやりと笑う夏夜に、梨香はぞくりとする。刹那、パン、と乾いた音が事務所に鳴り響いた。
「……なんてね、誕生日おめでとう。坂内先輩」
降り注ぐ紙テープを浴びながら、梨香は目を丸くして夏夜を眺めている。
「えっ、あ、今日って。そういうことね、これは一本取られたわ」
「うん、ドッキリ大成功、かな? あんまり動じてなさそうだったけど」
「そんなことないわ。誕生日に寿命が縮むかと思ったわ」
微笑む夏夜を眺めながら、梨香はほっと安堵のため息をつく。
「そういえば挨拶遅れてごめんねユリウス。犬用おやつを持って来たけど、あげても大丈夫かな?」
「えぇありがとう。ユリウスも喜ぶと思うわ」
ユリウスに近付いた夏夜が、少し屈んでこんにちは。とユリウスに微笑むと、ユリウスは待ってました、とばかりに体を持ち上げ嬉しそうな表情を見せる。夏夜はよしよしとユリウスの頭を撫でながら、犬用クッキーを取り出しあげてみる。するとユリウスはカリッカリッ、と音を立てながら美味しそうにクッキーを食べ始めた。
「それにしても今年で一番驚かされたわ。電話番号も知らない番号から掛かってきたから、何かあったのかと思ったわ」
「ふふ、此処に居ないリンコさんは僕より驚かせてくるかもしれないよ。あ、クッキーを買ってきたから気が向いたらリンコさんと分けて食べてね」
「心臓がいくつあっても足りなさそうだわ。ありがとね」
梨香は夏夜からクッキーを受け取りながら、リンコならやりかねない、とため息をついた。
「後……それは坂内先輩にプレゼント。無地の黒いストールだよ。曰くは無いから安心して使って欲しいな」
「そういえばこれ、プレゼントだったのね。ありがとう。着心地は良いし嬉しいわ。曰くが無いのは少し残念だけど」
梨香が首から垂れ下がっていたストールの片端を掴み、背中に放り首に巻いてみる。どうやら気に入ったようで、笑顔を見せた。
「(実用性も重視したから、何かしら役立つといいけど)」
事件の調査に危険は付きもの。そんな事件へ繰り出す梨香の役に立てればと、夏夜がしっかりと選んで購入したものだった。
「それじゃ、また……R&Rで依頼があったら僕にも連絡もらえたら嬉しい」
「ええ、頼りにしているわ」
事務所から立ち去る夏夜を、梨香とユリウスは笑顔で見送った。
「(先輩達の未来に、幸多からんことを)」
夏夜はそこに居なかった者達も思い浮かべ、幸せを祈った。微笑みをその場に残しながら。
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3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年07月28日
参加申し込みの期限
2020年08月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年08月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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