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◆前準備
「尊敬する先輩の誕生日を祝うのは後輩の義務だよなぁ?」
伊賀 解理
は自室のカレンダーを指でめくりながら呟く。解理が見ていたものは、少し目立つ文字で書かれた貴子さんの誕生日。という文字。
北風 貴子
は卒業してしまった先輩だが、まだ色々と付き合いは続いており、何かと自分に理由を言い聞かせながら、貴子の誕生日を祝おうとしていた。
「(とはいえ、学生の僕に出来る事は限られてる……仮にお金かけて盛大にやったら、それはそれで貴子さんに気を使わせてしまう)」
解理は悩んでいた。祝うというのは簡単でもあり難しい。きっとおめでとうの言葉だけでも喜んでくれる間柄だとは思う。けれど思い出になるように印象深く、心から喜んでもらえるように嬉しい事をしたい。当初はケーキを買ってささやかにお祝いでも、と思ったが、やはり印象は薄いような気がする。
「(どうせならちょっとオシャレなお店でご馳走しつつ、プレゼントを渡すという、チョッピリ手間暇をかけてお祝いしたい)」
うん、これだ。と手応えがありそうに解理は頷く。となればお店探しだが、島を探せばリーズナブルなお値段でご馳走できる場所とか普通にあるはずだ。
「(問題はプレゼント。大学生になった大人な女性の貴子さんにふさわしい物……どうせなら実用的な物がいいかな。もらっても困らないし、なによりプレゼントを使ってくれてるという喜びも生まれる)」
プレゼントをして悲しいことは、もう持っているという事。なるべくそうならないように、出来れば使ってもらえるような……。
「(……前から気になってたアレが該当するかわからないけど、渡す価値はあるよね!)」
解理はプレゼントを決定する。そうと決まればお店とプレゼント探しだ! 解理は無気力少女に見えて、こういう時行動力がある。解理は張り切って街に繰り出した。
◆憧れの先輩へ
「来てくれて嬉しいよ貴子さん。今日は張り切っておもてなしするから、目一杯もてなされたまえ」
「なんだかすごい自信ね。それにしても誰かに誘われて誕生日を祝ってもらえるなんて、滅多にないわ。ありがとう伊賀さん」
「いいってことよいいんちょ。と、もう貴子さんと呼ばないとね」
「その呼び方も懐かしいわね。と言ってもまだ町の風紀委員長からは降りてないのだけれど」
「相変わらずのステータスだね。思い出したら一生呼べる様に、継続して頼むよ」
こんなやり取りができる先輩。いつまでも愛称で呼びたいと言うのはほんとの気持ち。
解理の案内で喫茶店へと踏み入れた貴子は、ほう、と感嘆する。店内は夕暮れのような色合いの証明で、落ち着いた色のマット張りに、店内の席は間隔が広く、どことなく談話室のよう。また流れてくる曲がゆったりとしていて心地好いリズム。第一印象はオシャレ! に尽きる。
「どうだい? 僕にしては頑張ったと思わないかい?」
「本当ね。落ち着いたお店でとても良いわ」
「そうだろうそうだろう。散々に冷やかし歩いたからね」
「あなた凄いわね……」
「なんの、貴子さん程じゃないです」
「名誉を毀損された気分だわ」
「褒めているから無罪だよ」
そんな話をしながら、二人は席へ着く。
「何にしようかしら?」
「実は悩むだろうと思って、頼んでおいたオススメメニューがあるんだ。貴子さんはコーヒー好きかい?」
「そうね好きよ。よく飲む方だわ」
「それなら良かった。マスター、よろしくお願いします」
承知しましたと下がって行く店主。暫くすると色とりどりのサラダや、様々な具の詰まったサンドイッチ等が運ばれて来る。店主は最後に、こちらを、と貴子の前にコーヒーカップを置く。それを見て貴子は驚いた。
貴子の覗く、カップに入ったカプチーノの泡の上に、祝! 貴子さん。という文字と、その横でウィンクをしている、解理の絵が描かれていた。
「ありがとうマスター。誕生日おめでとう貴子さん。どうぞ召し上がってほしい」
にこりと微笑む解理を見て、貴子は胸にじんとくるものがあった。
「ありがとう、伊賀さん。ウィンクもしてくれるのかしら?」
「そ、それはマスターがだね……ええいもってけドロボー!」
「ありがとう。嬉しいわ。マスターもありがとう。本当にすごいお店ね」
主役の頼みとあっては断れず、解理は照れで気恥ずかしさを感じながらも、ウィンクをしてみせる。それを見た貴子は喜んで微笑んだ。マスターも嬉しそうに微笑みながら下がっていく。
美味しい料理で会話も弾み、楽しい食事を終えた頃、解理は小さな巾着袋を取り出し貴子へと差し出した。
「開けてみてください。貴子さんはそういうの使わないかなぁと思ったんですけど、これの色とか匂いが貴子さんに合いそうだなぁって……」
貴子が袋を開いてみると、中には香水が入っていた。貴子は初めて見るかの様に、目を丸くさせている。
「ちなみに使い方を書いたメモも用意してます……えっと、気に入っていただけるとすごく嬉しいです」
この時ばかりは解理もドキドキ。どうかな、と反応を上目でうかがってしまう。
「こう使うのね。使ってみていいかしら?」
「勿論だとも。どうだい?」
「なんだか身体を透き通る様な、良い香り。私じゃないみたいだわ。なんだか大人になった気分ね」
貴子は香水を手首へ一度だけ吹き掛けた後、透き通る様な、水色の香水ボトルを見詰めながら香りに魅了されていく。解理はやっぱり、とイメージ通りに貴子に合う香りだったので、ぐっと感動を噛み締めた。
「今日は本当にありがとう伊賀さん。お陰で良い誕生日を送れたわ」
貴子は解理へと心からの感謝と、くしゃっとした嬉しそうな笑顔を見せた。ああ、頑張って良かったな。解理も笑顔を返すのだった。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年07月28日
参加申し込みの期限
2020年08月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年08月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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