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1月の☆ハッピーバースデー
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◆ハッピーバースデー☆ ディア:貴子
「今年の春公開、かぁ……」
寝子島海岸を眺め呟いたのは
落合 まゆら
。普段の明るい彼女からは想像のし難い、哀愁漂う表情をしていた。
寝子島アニメーション学院声優科に在学中の彼女は、校内選抜で今年の春アニメ『春の音を奏でるのは君』への出演が決まっていた。ガヤではあるが。いよいよ間近に迫った収録へ向けてトレーニングに余念がなく、こうして休みの日も早朝トレーニングに寝子島海岸に赴いていた。
春の音、や春君、等。ねこったーで思い思いに略されているアニメのタイトル。トレンドワードによく上がることを見ると、そのアニメに対する期待はかなりのものだということが分かる。それを知ってしまった。まゆらはいつものトレーニングに身が入らない様な気がしていた。
皆の期待に添えられるだろうか。ううん、ガヤだもんね。アニメの雰囲気を壊さず、良くできるだろうか。
想像すると緊張で、怖くて、声が震える。それ程までにまゆらが憧れてきた舞台。その舞台に立つために、真剣に取り組んできたのだ。失敗したら……。
その考えを吹き飛ばす様に、まゆらはトレーニングを続けている。でも、時折込み上げてきてしまう。まゆらはその考えを消化しようとまた声をあげた。
「誰かと思ったら、落合さんだったのね」
後ろから声がする。まゆらが振り返ると、そこにはジョギングをしていた
北風 貴子
が居た。
「声で分からなかったわ。そんな声も出せるのね」
ジョギングを止め近付いてくる貴子の眼は、感嘆や関心に溢れていた。まゆら自身では分からなかったが、人が聴くと、その声は感情の凝縮された、人を惹きつける声だった様だ。
「久しぶり貴子! えへへ、なんだかいつもと違う声だったかも」
言われて気が付く、感極まっていた事に。まゆらは少し恥ずかしくなり、照れ隠しに笑ってみせる。
「汗がいつもより凄いわね。無理してない?」
「うん大丈夫よ。もうすぐで収録の日になるからね。これくらい頑張らないと」
「ということはもしかして、選抜に受かったのね!」
「うん! 受かったんだー!」
貴子は我が事のように喜びまゆらを祝う。なんとなく流れで口にしてしまったけど、こんなに祝ってもらえるなんて。まゆらはとっても嬉しくなってしまう。
「良かったらまた杜の湯へ行かない? 汗もかいてしまったし。あなたの話をもっと聞きたいわ」
「そうね! 行きましょ」
まゆらの先程までの沈む様な気持ちは、嘘のように晴れ晴れとしていく。貴子は思ってる事を屈託なく話せる友人だから。そういう話が出来ることは、とても嬉しい。
「それでね、ガヤとはいえ凄い緊張してるんだ。ヤバいくらい怖い」
「そうね、私でも聞いたことのあるタイトルだもの。私が落合さんなら辞退する事も考えたかもしれないわ」
貴子は取り繕う事はせず、自分の思いを話す。自分なら辞退するとまで言った程、まゆらにとって相当なプレッシャーになるだろうと感じながら。
「でも、落合さんの夢だったのよね。怖いだけじゃないんじゃないかしら?」
「うん、そうなの。現場に立てることが嬉しいし、すっごい楽しみ! だから余計にチャンスを壊したくないっていうか、不安になってるのかな」
あははと、まゆらが笑う。そうだったのかもしれない。思いをを人に話して客観的に見るとおかしな感じがしたのだ。夢が叶うのに落ち込んでいるなんて、やっぱりおかしい。
「そうね、主役が一番の夢ならチャンスだものね。不安になるのも無理ないわ。でもあれだけ練習してるんだもの、試さないなんてもったいないわ。応援してる」
「ありがと! うんなんかね、燃えてきた! やってやるぞーって感じ。こんな状況も楽しくなってきたかも」
まゆらは貴子の試すという言葉に不安を緩和されたかもしれない。だめならだめだったでもっと練習すればいいんだ。選抜に選ばれたんだから全力出して試してみよう。憧れの現場で!
「良い顔をするわね。そんなに熱中できる事があって羨ましいわ」
「へへ、そうかな? 貴子も風紀の取り締まり方とかすごい熱中してたと思うけど。あ、そう言えばこの間の短期留学もう行った? どうだった?」
「はぁ〜……そのことね。うん、不安になっていた自分がバカみたいだったわ」
貴子は額に手を置いて頭を振る。話を聞くと、イギリスでは親しい仲だとハグやキスまで堂々とするらしく、風紀の乱れ! と、取り締まっていたら、番長と呼ばれるようになってしまったとか。風紀委員長だと何度訂正しても、番長番長と呼ばれてしまい、散々にハグをされ恥ずかしい思いをしたとか。でも仲良くはなれたみたい。楽しめていたようで、まゆらは笑ってしまった。
杜の湯に着いてからも話は途切れず、まゆらと貴子は色々な話をした。その中でまゆらが、お正月のおみくじや絵馬の話をしていたら、貴子が大体次の日の誕生日に欲しい物を、絵馬に書いていたという話が出る。
「えっ、ってことは今日貴子の誕生日だったんだ、おめでとう!」
「ありがとう。もう19になるのね。あと一つで成人すると思うと感慨深いわ」
「あたしと同い年なんだ。えへへ、成人式一緒に出られるね」
「成人式か、楽しみね。取り締まりがいがありそうだわ」
ふっふっふっ、とお湯の湯気で曇る眼鏡の奥を、光らせ笑う貴子を見て、やっぱり取り締まるの好きなのね、とまゆらは苦笑いしてしまう。
「それじゃ貴子、明けましたのとお誕生日おめでとう! 今年もよろしくね!」
「明けましてありがとう? こちらこそよろしくね。今日は嬉しかったわ。また会いましょう」
沢山の話を交わして二人は別れた。ずっと一緒に居る訳じゃないけど、とても良い友達。楽しかったな。また会いたいな。来年には、また会おうね。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
NPC交流
オールジャンル
定員
20人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年07月28日
参加申し込みの期限
2020年08月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年08月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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