this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
8 years after ~8年後の世界~
<< もどる
1
2
3
4
5
…
8
つぎへ >>
☆8年後の伊藤家
「そろそろ起きないと遅刻するわよ」
家を出る直前、
伊藤 佳奈
は年の離れた弟を起こした。
「行ってきます」
と、玄関を出る娘に、
伊藤 恵美
は手を振り送り出す。
「行ってらっしゃい」
相変わらず若々しい姿は、8年前と変わらない。
そこへ、寝ぼけ眼で小学生の息子が起きだしてきた。
「おはよう。顔を洗ってらっしゃい」
急いでご飯を食べさせ、小学校へ送り出す。
食器を片付けながらふと思い出した。
(そういえば今度授業参観だっけ。それまでに原稿あげておかないと)
恵美は、プロの大変さに苦笑しつつ、仕事場である母屋の脇の小さな離れに入ると、下書きしたケント紙とペンを準備し仕事に取り掛かる。
「さ、やるわよ!」
ほどなくアシスタントの子がやってくる。恵美はペン入れを開始した。
描いているのは剣道部の女子高生を題材にした日常系四コマ『こてめん!』。
(メインキャラの一人で上り症の女の子『かなこ』は佳那ちゃんがモデルだけどそれは内緒よ)
作業しながら恵美は思い出す。
(元々この漫画は出産後のネコミケ復帰の際描いたオリジナル作品だけど、それを買った人に偶々雑誌社の編集さんが居て、熱心に口説かれて結局連載OKしちゃったのよね)
同人に満足しているのに今更プロデビュー? と迷いもしたが、二人の子育てにお金もいるしついOKした。
夫も佳奈も、驚き心配したけれど、無理しないならと応援してくれた。
元々コスプレに漫画に好き勝手やっていたわけだから、それほど変わりはない、とも思えた。
(家計の足し程度の気持ちだったけど、同人界隈でそこそこ知名度もあったから意外と売れてアニメも製作されたりして)
本当に、人生何があるか解らない。
プロとしての誇りもあり大変なこともあるけれど、同人時代だって手を抜いたことはない。
もちろん育児や家事をないがしろにすることなく、最善を尽くしつつ頼めることは人に頼み、感謝を忘れずに、恵美はしなやかに人生を満喫していた。
一方佳奈は、寝子島高校へ向かっていた。
あの頃と違うのは、制服ではなくスーツ姿のところ。
(そう、今のあたしは古文、漢文担当の教師であり剣道部副顧問。今日も剣道部の朝練だ!)
「今日はここまで!」
宣言する佳奈の隣では、顧問の
島岡 雪乃
先生がおっとり柔らかい笑顔で見守っていた。
「島岡先生、母がまた剣道部の取材をしたいと言っているんですが、いいですか?」
と相談していると。
「え? それってEMI先生ですよね?」
生徒達が話に入ってきた。
「私『こてめん!』読んで剣道に興味持ったんです」
(気恥ずかしくて読んだ事無いんだけどそんなに面白いのかな?)
母の漫画が生徒達に人気なのは嬉しいことだけど、と思っていると。
「でも『かなこ』って伊藤先生がモデルらしいけど、先生上り症じゃないですよね? 前回の全日本女子じゃ準優勝だったし」
と尋ねられた。
(は!? 何勝手に人をモデルにしてるの! 名前まで同じようなのにしなくても……)
と呆れつつ、
「昔はそうだったんだよ。ただ母に無理やりネコミケでコスプレとかさせられて、気づいたらもうどうでもよくなってたよ」
と遠い目をしながら、佳奈は告白した。
(まぁあれのおかげで上り症が治ったと言えば治ったんだけど……)
そこで佳奈は失言に気づいた。
(しまった!)
と思った時にはもう遅く。
生徒たちの目が爛々と輝いていた。
「先生のコスプレ写真見たい!」
「何のコスプレなんですか?」
島岡先生まで目を輝かせている。
「……禁則事項です!」
と断りつつ、
(おかーさん!)
絶対生徒に見せないよう釘を刺そう、と心に誓う。
(教師の威厳を保たないと!)
ただでさえ若くて先生としては甘く見られがちな佳奈は、剣道部では実力を示すことでどうにか威厳を保つことができているのだ。
「……クシュン。誰かあたしの噂をしてるわね」
一方自宅では、息子が学校から持ち帰ったプリントを見ながら恵美が一息ついていた。
「あら、気が付けばこんな時間。そろそろ佳奈ちゃんが帰ってくるし今日もお話聞いてネタを仕入れないとね!」
ネタ切れにならないのは、毎日のように現役高校生の話を佳奈から聞けるおかげである。
さらに小学校の話題もママ友から仕入れられるのだから、『こてめん!』はますます面白くなるのだった。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
8
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
8 years after ~8年後の世界~
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
天村花海
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年07月18日
参加申し込みの期限
2020年07月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年07月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!