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寮生の日常 ~猫~
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「そういえば、そのカップ麺どうして膨らんでいるのー?」
「あ、さっきお湯入れたから。もう5分くらい経ってるしな。面倒だからこれもカレーに入れちゃおうか」
「俺は止めないよ、暦」
草司はは残念なカレーラーメンをすすりながら、昨晩虎治にもらった料理の味を思い出した。虎治は幼馴染の家から残り物をタッパーにつめ、お腹を空かせた寮生にわけることがある。
「……先輩がくれた肉じゃがおいしかったなぁ」
洗ったタッパーに、また肉じゃがが食べたいメモを残しておこう。草司はこっそりと決意した。
巨大ウツボカズラが暴走した件を気にかけた
八神 修
は、植物に詳しい
椿 美咲紀
とその友人である
天馬 ひびき
の3人で猫鳴館の菜園に足を運んだ。
「あら、みんないらっしゃい! 待ってたわ」
美崎 岬
がほほに手を当ててにっこりと微笑みかける。通常サイズのウツボカズラを天野パパと岬ママが育てている……と、真央が話していたっけ。
「あれから畑はどう? みさきさん」
「みんなが手入れをしているからだいぶ戻ってきたけど、まだ荒れてるところはあるわね。重いもの運んだりするのは任せて! 私、こう見えて力あるのよ? 任せて頂戴ね!」
美咲紀は岬のことを女性と思っているため最初は遠慮していたのだが、実際に重いものを運んでいるのを見て言葉に甘えることにした。
「美咲紀、さっそくあの子をお日様の下に出してあげようよ」
「そうね。はい、お待たせしました。ウツボカズラのうーちゃんです」
ひびきに促され、美咲紀がウツボカズラの挿し木を取り出す。半分切り落とした葉のついた茎に水コケをまき、手のひらサイズの鉢に入れている。
「椿がいると心強いな。これなら短時間でなんとか形にできそうだ」
修が感心して褒めると、美咲紀はえへへとはにかんだ。修たちは美咲紀の指示に従い地面を盛り直す。野菜を植えようかと思ったが、午後から
森 蓮
が来るらしい。
「森さんなら畑を安心してお任せできるな。この前、ひまわりを見ながら一緒にお話したの。礼儀正しい人だよね」
「そうね。今朝も廊下であいさつしたわ。ほら、あっちの畑は蓮ちゃんがお世話をしているの」
岬の視線の先に、蓮が育てている野菜とハーブの畑が見えた。
「わあ、見て、美咲紀。ゴーヤで緑のカーテンができてるよ」
ひびきが美咲紀の袖をくい、と引きながら指を指す。みずみずしい葉が太陽の光をはじいていた。
「よし。じゃあ、森だけでは大変そうなところを考えながら畑の復旧作業を始めよう。普段世話をする人が使いやすいのがいいだろうから」
「賛成! 八神君、いいこと言うね」
こうして、美咲紀の指示に従い雑草を抜き、抜いた草を肥料に加工していった。効率よく作業は進み、太陽が真上に昇るころにはほとんどの作業が終了していた。
「ふう。こんなところかしら。ね、みんな。そろそろお昼にしない?」
「そうだね、私もおなかペコペコ。私と美咲紀、お弁当作ってきたんだ。みんなで食べようよ」
「弁当……? 気をつかわせてしまって悪いな」
「あら、修ちゃん。こういう時は遠慮するより喜んでもらったほうが女の子は嬉しい物なのよ」
「そ、そういうものなのか」
岬にくすくすと笑われ、修は目を泳がせる。女性に手作りの弁当を用意してもらうと思っていなかったため、普段は冷静な修も動揺したのだろう。
「私は一品だけどたくさん作ってきたの。ミニハンバーグだよ。ソースはケチャップとおしょうゆがあるから、好きな方で食べてね」
畑を移動し適当な場所にピクニックシートを引いて、美咲紀が大きなタッパーを真ん中に置く。皿とコップを並べるとすっかりピクニック気分になった。
「私はこっちのお弁当。水筒にジャスミンティーがあるから自由に飲んでね」
ひびきのお弁当は洋風のピクニックバスケットに入っていた。ベーグルにレタスとチーズが挟んである。ポテトサラダとタコさんウィンナー。それに、美咲紀のハンバーグを挟めるようにバンズ(ハンバーガー用のパン)も入っていた。今日は涼しいから保冷剤を入れなくても痛むことはないだろう。
「ふたりともすごーい! お料理上手ね。どれもとっても美味しいわ!」
「えへへ。ありがとう、美咲紀おねいさん」
美味しそうに食べる岬を見て、ひびきがニコニコとお茶を注いだ。
「八神さん、お味はいかが? 今日はハーレム状態ね」
「な……っ。おかしなことを言うな」
美咲紀にからかわれると、修は冷静な口調を装いながら食事に集中した。しかし誰が見ても明らかなほどに耳が赤くなっている。気が付いていないのは当人だけ。女性陣3人はほのぼのした気持ちになった。
「……ところで美崎。提案だが、左足に防水加工をする気は無いか」
「あら、いきなりね。どうしたのかしら」
岬がポテトサラダを食べる手を止め、長いまつげをぱちぱちとさせた。
「これから海やプールに行く機会も多いだろ。防水素材でコーティングしておけば、泳ぐのは無理でも海で遊ぶことくらいはできる」
「……!」
おそらく、岬はプールに限らず体育は見学することがほとんどだろう。岬の足は運動には向いていない。だが、一緒に水中で遊ぶことができれば……岬の夏がより楽しいものになるのは明らかだった。
「いいの……? その加工って、難しい物なんじゃない?」
「少し時間はかかるが無理ではないと思う。美崎さえよければ今日にでも採寸して、本格的に話を進めようと思うが」
「修ちゃん……」
「どうする?」
「私……嬉しいわ!!!」
岬は両手を広げていきなり修に抱き着いた。あまりに強く抱きしめたため、修の背骨がみしみしと音を立てる。
岬は嬉しかった。
水の中で一緒に遊べること以上に、修の思いが嬉しかった。そしてその気持ちは力(物理)となり、修の肉体を圧迫していた。
「み、美崎おねいさん。八神君が泡吹いてるよ!」
「あら。嫌だわ、私ったら。ふふっ」
岬の腕から逃れた修は咳き込みつつも新鮮な空気を肺いっぱいに吸い込む。あと10秒遅かったら意識は飛んでいただろう。
「ごほごほっ……はぁ。……では、畑もキリがいいところまでいったし早速採寸するか」
「わかったわ。私の部屋を使ってくれれば大丈夫。ひびきちゃんたちはどうする?」
美咲紀とひびきは顔を見合わせた。猫鳴館の部屋は狭いため、自分たちも押しかけたら邪魔になってしまうだろう。そう考えて、ひびきは元気よく「はいっ」と手をあげる。
「私は椿ちゃんと一緒に寮を探検しちゃうよ。まずはねずの杜を見たいな。お供え物も用意したから」
そう言うと爪楊枝にさしたタコさんウィンナーをくるりと回す。鳶色彦に話を聞いてもらうのだそうだ。
「わかった。あまり遅くならないうちに帰れよ」
「はーい!」
ひびきたちはシートを片付けて、別行動をすることに決めた。
修たちとわかれ、ねずの杜に行く道中。ひびきが美咲紀の隣でぴょんぴょんと飛びながら話しかける。
「ね、椿ちゃん。八神君って優しい人なのね。クールで冷たい人だって誤解してたかも」
ひびきの言葉に美咲紀がくすくすと笑った。
「八神さんはね、きっと世に言うツンデレなのよ」
「ふーん?」
ツンデレの意味を知ってか知らずか、ひびきがきょとんと首をかしげた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
コメディ
冒険
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月13日
参加申し込みの期限
2013年09月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年09月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
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