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そして、敢然とステージ『ラ号』に向かう、
八神 修
。
すでに暮れ方も近い。
明るく照らされた舞台以外は、すでに暗く、客席も歓声以外は姿が見えない。
――久しぶりだね。来ると思ってたよ。
修の傍らに、ふわりと湧き出すのは、ラ音の音の精、キラッと王子系な男子のアラン。
修とは旧知の仲。なかなか馬が合う。
「力を貸してくれるか」
――相当な決意があるみたいだね。
修の瞳の色を見て、アランも軽薄さを押しとどめる。
「世の中のもやもやを吹き飛ばしたいんだ」
そして、背後の少女を気遣わしげに見る。
「ううーっ、緊張する……」
首をぶんぶんと振る
七夜 あおい
を、修は優しく気遣う。
「無理強いはしたくない。あおいの気持ちを尊重したい」
そんな修の優しい態度に、あおいは笑顔で首をふる。
パレードに参加する、と修が決めたとき、真っ先に思いついたパートナーは、
七夜 あおい
だった。
ネコビエ様のお祭りをして、厄払いをする。
それと同時に、歌や音楽の力で、みんなを元気にする。
全力のパフォーマンスで、憂鬱な気分を吹きとばす。
いつでも沈着冷静に、正義のため、みんなのために動いてきた修の、それは自然な気持ちだった。
そのために――自分が最後まで歌いきるために、彼女がそばにいてほしい。
「修君の力になりたいけど……」
決めかねている様子のあおいに、修は気遣わしげな視線を送る。
きっとあおいは、大がかりなライブ会場での演奏のようなものを考えているのだろう。
音楽が得意な友人の多いあおい、きっと自分なんて……と気後れしてしまっているに違いない。
そんな彼女のためらいを敏感に感づいて、修も声をかけかねる。
無理になら、自分一人で大丈夫……。
そう言おうとしたとき、あおいが修に笑顔を向けた。
「わかった、つきあうよ」
「本当か!」
「うん、私も新しいことやるの好きだし……勇気、出してみようかな」
「よし、百人力だ!」
――あの子、恋人かい? 大分緊張してるみたいだけど……。
「舞台では俺が守る」
決然と言い放つ修。
あおいは「そんなことないよー」と言うかもしれないが、結果として無理に願いを聞いてもらってしまった、というかすかな胸の痛みは、修の中にずっと残っていた。
だったら、せめて舞台の上では、いやな思いをしてほしくない。
目の前の全ての観客と――たった一人の観客のため。
「アラン、力を貸してくれ」
――もちろんだ。
ワアアアア――――――――――――!!!!!
スポットライトの熱い光が何重にも交錯する。
光が溢れて、ぐるぐる渦巻くようなステージ。
その中心に、修はいた。
(屋外では、音が通りにくいからな……)
本当は生ピアノの演奏などのほうが、雰囲気がでて良かったのだが……。
スポットライトの下、キーボードの前に修は座る。
軽やかな電子ピアノの音が鳴る。
観客が沈黙に閉ざされる。
修の澄んだ歌声が、客席に波紋のように広がり始めた。
――成程、さすがの選曲だね。
アランが頷く。
修は選曲にこだわった。『ラ音』のステージに立ちたかった彼だが、アランの担当はクラシック。それほど縛りに厳密でないにしても、こだわりは持っておきたい。
ポップスアレンジのクラシック。
修の選んだのは、それだった。
なじみのうすいクラシックでも、現代風に作り直されたものならば、皆が参加できる。
子供の落書き帳のような稚心と、テクニカルな演奏技術。
その両方が必要。
クラシックの現代アレンジというのは、実はすさまじい技量が必要だ。
ミスは許されない。
それでも、皆の盛り上がりと、あおいの参加しやすさのため、修は厳しいところ、困難な練習のいるところは、すべて自分で引き受けた。
常人の発想を凌駕する、すさまじい練習量と、それから持って生まれた音楽のセンス。
それらをフル稼働して修は演奏する。
時に静かに、時に激しく。
(みんなの心に届けたい)
得意の楽器だが、あくまで丁寧に力強くやさしく。
ハーモニーの箇所にさしかかる。
(大丈夫か……!)
修のこころに不安が兆す。あおいが緊張に押しつぶされてしまうのではないか。
そんなことを考えるな。修は自分の心を叱咤する。あおいを信じろ。
その時。
~♪
(あおいの声だ!)
修の心は、悲痛さと歓喜に震えんばかりだった。
自分のために、あおいが必死に歌ってくれている。
愛おしさに全身が溢れ、修は全力で彼女の歌声をサポートする。
歌が進むにつれ、しだいにあおいの緊張もほぐれてくる。
音の精の魔法か、二人の呼吸もぴったりだ。
――王子様の死に物狂いのエスコートのたまものだな。
『◎』のプラカードを出しながら、アランは『俺も参加するよ!』と勇躍、ステージに飛び込む。
「願ってもない!」
修はキーボードを演奏しながら立ち上がった。
歓喜の渦の溢れるなか、ステージカーは目的地、九夜山へと爆走する。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
ぱーすぺ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
神話・伝説
お色気
定員
1000人
参加キャラクター数
19人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年07月12日
参加申し込みの期限
2020年07月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年07月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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