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「鍵、かぁ……」
恵御納 夏朝
は一本の鍵を手で弄んでいる。その鍵は装飾品と思える程に豪華絢爛で、夏朝にとってとても大事な物だ。
朝と夜の交換日記。それは何時の間にか手に入れていた鍵付きの分厚い日記帳なのだが、この日記帳の鍵が今、夏朝が弄んでいる太陽と月の鍵なのだ。
太陽と月の鍵は全部で三本あり、それぞれで根元石と呼ばれるショルダー部分にある石の色が違う。今、夏朝が持っているのは黄金色であり、この鍵に紐を通していつも持ち歩いている。
朝と夜の交換日記は夏朝が別人格である夏夜と交流する為の重要なアイテムだ。手に入れてからずっと二人はこの交換日記を通して交流をしてきた。
だが、二人はずっと共通の願いを持っている。心身ともに分離して、普通の日々を共に並んで過ごすという願いを。だけど、その願いを叶える為の問題解決の鍵は未だ行方知れず。
交換日記の存在は他の誰も知らない。知っているのは夏朝と夏夜だけだ。だけど、それでもずっと鍵をかけ続けている。記す度、読む度に鍵を使って開けて、また閉じる。
それは互いの存在がどれだけ重要か現していると言えるだろう。
そして、互いに直接触れ合える日を待ち望んでいる。たまに他の色の鍵を使う事があるのはその現れなのかもしれない。
「日記は二つ、鍵は三つ」
まるで歌うようにそう言う夏朝。
机の上に並べられている日記帳と他の二つの鍵。それはまるで双子や三つ子のように寄り添っている。
「……僕等も、こんな風に分かたれればいいのに」
ずっとずっと鍵を探し続けている。二人が二人になる為の鍵を探し続けているけど、未だ探し当てる事はできない。
夏朝の日記帳、夏夜の日記帳。互いの日記帳はこうして二つに別れているのにな、と夏朝は思う。
太陽と月の鍵の内、いつも持ち歩いている黄金色の石が付いた鍵をそっと虚空に向ける。まるでそこに鍵穴があるかのように。
そして、いつもしているようにそっと手首をひねる。何の音もしない。鍵が開くような手応えもない。願いは叶えられていない。
あぁ、どうしてだろう。こんなに焦がれているのに。日記帳の鍵も、部屋の鍵も、世の中には様々な鍵がある。夏朝も沢山の鍵を開けてきた。だけど、ずっと開けたいと思っている鍵は未だに開かない。あぁ、どうしてだろう。
「いや、違う。絶対に叶えるんだ」
だけど、叶わない願いに折れる事はない。瞳に宿る光が消える事はない。
だって、今も手の平には太陽と月の鍵がある。夏朝と夏夜がずっと交流してきた証がある。夏夜の存在がある。だから、けして諦める事はない。
大切な鍵を胸に抱いて、そっと夏朝は目を閉じる。今はただ、思いを馳せる。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
8人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年06月02日
参加申し込みの期限
2020年06月09日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年06月09日 11時00分
参加キャラクター一覧
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