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……アンド・ユア・バード・キャン・シング
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もみあった拍子にアイスピックの尖端が腕を傷つけた。
紅い血が流れる。激しい痛みも走ったが、それでも白真白は腕を離さない。
「紅ちゃん……やめよう! ね、もうやめよう!」
背後から飛びかかってきたのが誰かわからず、紅美は溺れる人間のように腕といわず足といわず振り回すようにもがいた。
それでも真白は離さない。
絶対に離さない。
離すものか!
「ヤケを起こさないで! 私、紅ちゃんのこと捜した、それで助けにきた。助けに来たんだよ! 世間から非難されたっていいじゃない! 親に厄介払いされたっていいじゃない!
紅ちゃんには私がいるから!
だからそんなことはやめて!」
「真白……ちゃん」
アイスピックが床に転がった。
糸が切れた操り人形のように、ずるずると坂元は座り込んだ。
「来て、くれたんだ」
紅は顔を覆った。たまらなくなってしゃくりあげる。
当たり前でしょう? と真白は言った。
「私たち友達なんだから」
紅は、顔を真白の胸にうずめた。
畜生、と坂元は毒づく。次の瞬間、
「ガキどもが! 大人を舐めやがって!」
部屋の隅に転がったアイスピックに飛びついたのである。
手を伸ばす。
しかし取れない。
アイスピックは、目の前で奪い取られたから。
「これを手にして、何をするつもりだったのかな」
聞かせてもらいたい、と冷たい声で言ったのは八神修だった。
修と彰尋の視線が一度交差した。修は黙って紅美に目を移すと、
「芋煮紅美さん、ですね。海で、あなたからの手紙を受け取りました。ただちに俺はあなたの両親に面会を求め、そうしてご両親から依頼を受けたのです。……あなたを連れ戻してほしいと」
そのために修は準備をした。証言を集め、潜入して証拠も揃えたのである。
いわゆる年貢の納め時ってやつだな、と修は冷ややかに坂元に告げる。
「あんたは政治家や役所ともつながりがあるみたいだ。けれど俺の父は与党の国会議員でね、あんたの団体の金の流れや背景について洗うことは簡単にできる」
「クソガキが、親の七光りでものを言いやがって……」
「世間受けだのなんだの、ふわっとした支持を七光りに使っていたあんたに責める権利が? 大きな声だったからよく聞こえていたよ」
坂元が殴りかかった。
しかしその拳は、風に流れる前髪を払うように、軽く払いのけられていた。
「おいおい代表さんよ、そのくらいにしとけ。往生際が悪いな」
部屋に踏み込むやいな、この一撃を受け流した者がいたのだ。
「俺は求人に来ただけだ、って言っただろう? 面倒に巻き込まんでくれるか」
藤堂静だった。
「叩きのめしてやってもいいんだが、そうすると過剰防衛ってことになっちまう。代表さんの罪が軽くなっても困るしな、だから手を出すのはやめておこうか。……こんなことを考えるんてな、俺も嫌な大人になっちまったもんだ」
そこまで気を回さんでもいいかもしれんが、と言って静は場所を空けた。
「この未成年君が、いいものをたくさん見つけてきてくれたからな」
御剣刀が姿を見せる。
また会えたね、と紅に笑みかけてから、刀は手にした籠の中身を披露した。ボトル型のプラスチックケースがたくさん入っている。すべて英語のラベルが張られていた。
「これ、倉庫で見つけたんだ。他にもたくさんある。藤堂さんに見てもらったところ……日本では許可されていない向精神薬だらけだって」
静が言葉を引き継いだ。
「バイコディン、オキシコドン、それにクロナゼパムか……? よくまあ集めたもんだ。アメリカの夜の街で働いてたことがあるもんでな。それなりに知ってる。米国(むこう)では合法かもしれんが日本じゃ御法度、少なくとも処方箋が必須なブツばかりだ。世界中どこでもアウトなやつもある」
刀は倉庫から出ようと、ドアに体当たりしているところで静に発見された。
部屋に入った静は、すぐに薬物に気付いたというわけだ。
「こいつを持っていけば、もうお前さんに申し開きはできないだろうな」
それだけじゃありません、と言って彰尋が床から携帯電話を拾い上げた。
「携帯は壊れたかもしれませんが、撮影した写真と録音データは無事です。さっきまでの会話の」
こんなときのためのSDカードだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
ゴールドシナリオ(200)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
冒険
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年05月03日
参加申し込みの期限
2020年05月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年05月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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