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【クリスマス】あなたに会いたい、雪降る聖夜
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●キスしてサンタさん~好きだ怜ちゃん!!
「……最っ悪だ!」
滝原 レオン
は毒づいた。
銀髪のウィッグに淡い蒲公英色のダッフルコートを羽織って、女の子の恰好をして『滝川怜』となっていた。
女装姿で街に出るのは、レオンの密かな趣味である。
普段はシャツを着崩しネクタイも緩めにしめた目つきのキツイ少年なものだから、こうして長めのスカートを履いてよく手入れされた長い髪の女性に変じると、誰も自分だとは気づかない。180センチを超える長身も涼やかな目つきもクール美人と見えるようだ。モデルと勘違いして振り返る人もいる。
そのレオンが、素を丸出しにして毒づくには、事情があった。
「怜ちゃん好きだ!!!」
狗条 光。
こいつのせいである!
今まさにレオンの手を取り、真顔で迫る狗条という男について説明しよう。
(犬。以上!)
いやいや。
(ストーカー。以上!)
レオン氏の評価はかなり厳しい。
ごほん。
改めて説明しよう。
狗条 光、木天蓼工業の生徒で自称レオンのライバル。
目立つのが大好きで、自分より目立つレオンを目の敵にしている。理由は自分より長身なのと銀髪だから。
ところが、ある日女装したレオンに一目惚れ!
最大のライバルに、正体を知らぬまま猛アタックし続けている厄介なヤツなのだ!!
今日は今日とて、クリスマスなのに相手もないと、ふてくされつつ寝子島へ来た。
ところが駅から出てすぐレオン――いや、「怜ちゃん」に偶然遭遇するなんて!
狗条にとっては僥倖この上ない!
レオンは耳みたいにピンと両サイド跳ねた金髪に気が付いて、慌てて踵を返して駆け出した。
しかし時すでに遅し、狗条はいつものように猛ダッシュで追いかけてくる。
それこそ、宝物を見つけたわんこみたいに。
おしゃれのつもりで履いて来たヒールの高い靴が今は憎い。
男の恰好だったら追いつかれず走る自信があったのに、少しも行かぬうちに追いつかれ、手を掴まれる。
「あの、離して!」
嫌がってみせるが、狗条は逆に頬を染める。
「怜ちゃん、思いがけず俺に会えて照れてんのか? そんなとこも可愛いっつーか」
(……ダメだこいつ、俺が照れてるだけだと思ってやがる!)
女装しても長身も銀髪も変わってはいないのだが、そこはそれ恋の力で魅力に変わってしまうらしい。
そのときふと音楽が聞こえてレオンは顔を上げた。
この時期よく聞く定番ソング――『キスしてサンタさん』だ。
今いる場所がネコジマスクエアだと改めて気づく。
一気に血の気が引いていく。
(クリスマスで、ネコジマスクエアで、『キスしてサンタさん』と言やあ……)
アレだ!
キスの!
(やばい、早く逃げないと!)
悶えて手を振り解こうとするが、手首をつかむ狗条の力は思ったより強く、逃げられない。
悪い予感が的中する。
駅前のモニターに自分と狗条の顔が大写しになる。
周りの人たちが囃し立ててきた。
「え、いや違、私たち恋人同士じゃ……!?」
ふるふると首をふるが、狗条はそれも恥じらいの仕草と受け取ったようで、
「いーじゃん! 一緒に目立つチャンスまで到来。やったね!」
と無邪気にウィンクしてくるではないか。
(衆目の面前で狗条とキスなんて『やったね』もくそもない!)
心の中ではめいっぱい叫ぶが、身体はすっかり強張ってしまって、狗条を拒むことすらできずにいる。
「わ。お姉さまと子犬君カップルかな? 子犬君頑張れー!」
ベンチでみていた
白 真白
が、無責任に狗条の背中を押すような言葉なんか掛けたりするものだから、狗条もその気になってトンデモないことを叫びやがった。
「怜ちゃん好きだー! 俺たちの愛を見せつけてやろうぜー!」
頭の中が真っ白になった。
だんだん狗条の顔が近づいてきて……。
口唇が掠るギリギリで金縛りから解けたように体が動いた。
「いやぁぁぁ!!!」
渾身の力を込めて狗条を突き飛ばして駆け出す。
(くそっ、このヒールめ!)
もう脱ぎたい。
裸足で走れたらどんなにいいだろう。
「あっ、怜ちゃん! そんなに照れんなよーー!」
キスはニアミスになってしまったけれど、めげず追いかけてくる狗条との鬼ごっこは、そのあともしばらく続いたのだった……。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
5人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
オールジャンル
定員
1000人
参加キャラクター数
47人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年04月18日
参加申し込みの期限
2020年04月25日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年04月25日 11時00分
参加キャラクター一覧
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