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慌てん坊のサンタクロース
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「何でもいいの? それなら美少年と美青年のBLで☆」
街中で出会ったサンタクロースのお爺さんにどんなプレゼントが欲しい? 何でも叶えて上げるよと聞かれた
響 タルト
はこのサンタクロースが最近人知れず噂になっている慌てん坊のサンタクロースである事に気付き、迷う事もなくそう答えていた。
「ふぁっふぁっふぁっ。なるほどなるほど。何故、それにしたのじゃ?」
「え? いやまぁ、正直プレゼントをもらえるだけラッキーだと思うんだけど、何でもいいなら僕は萌えるBLが見たい」
「ふむ。美少年と美青年以外はノーセンキューという事かね?」
白い髭を撫でながらサンタはタルトの瞳を覗き込むようにそう聞いて来る。それはまるで彼女の本当の願いを探ろうとしているかのようだ。
サンタの質問に対してタルトは顎に指を当てて暫し考えてから口を開く。
「んー……でも実際多少三枚目だってご愛嬌だよね。十カップルいれば十種類のBLがあるんだから、理想通りじゃなくても構わないよ。もしかしたら今まで知らなかった良いカップリングを知る事ができるかもしれないし。ああ、でもグロくはないほうがいいけどね」
そう言って笑う笑顔はどこまでも真っすぐだ。どうやらタルトはBL好きといっても自分の好み以外は排除するタイプではなく、常に良いモノを探求するタイプのようである。
「せっかくだからサンタさんお勧めのカップリングを頼むよ。それなら間違わないでしょう?」
「ふぁっふぁっふぁっ。ワシお勧めとな? サンタたる者確かにありとあらゆるジャンルに手を出してはおるが期待と違うものが出て来ても文句言わんでくれよ」
だが、それがタルトの願いであるならば答えないわけにはいかない。白くて大きい袋から幾つかの本が取り出された。
「やったっ。それじゃ早速拝見拝見っと」
喜々としてサンタが取り出した本をタルトは開く。すると、最初の登場人物は中々に美形であった。眼鏡をかけて丁寧な言葉で時折辛辣な台詞を言う探偵の主人公と事務所に遊びに来る女装ショタ。その二人を中心とした漫画のようである。
「お、なかなか美形じゃん……サンタさん趣味いいね♪ え、自分の若いころに似てる? ……そうなんだ」
自分の若い頃に似ているからこの作品が好きだと語るサンタに少しばかり笑みを零してしまうタルト。年齢が違いすぎて本当に似ているのかどうかは永遠の謎である。
「にしても女装系美少年はBL入門としては王道だからまだ分かるけどショタとはねぇ。……あ、そうかサンタさんは子供好きだもんね。作品の雰囲気的に過激なBLは期待できないけど、ほのぼの系もいいよね☆」
「別にそう言う意味で子供が好きなわけではないんじゃけど……」
第三者に聞かれたら誤解を受ける事間違いなしの発言だが、幸いにして二人の話を聞いている人は誰もいない。
「で、次の本は……あれあれ? また美形系のキャラだ。あんな事を言っておいてサンタさんも美形キャラ好きじゃん」
次の本を早速手にしたタルトの目に入ったのは表紙に描かれているキャラだ。長身にキリッとした切れ長の目をした美形キャラ。しかし、良く見ているとどことなく違和感を感じる事にタルトは気付く。
「んん? 何だろう。何か違和感があるなぁ」
けれど、一体何に違和感があるのかが分からない。キャラの造形は問題ないし、イラストが崩れているとかそういう事もない。だけど、やはり違和感は消えない。
そんな風にタルトが悩んでいる横でサンタが意味深にふぁっふぁっふぁっと笑う。
「んー……分からないや。とりあえず、読んでみようかな」
読み進めてみると表紙のキャラはやはり主人公で、その主人公の相方は今度もショタであった。但し、先程とは違い可愛い系ではあるものの女装はしていないようだが。
「やっぱりサンタさん、そう言う趣味なんじゃ……?」
「違うわい!」
ストーリーとしては主人公と相方のショタは古今無双と言われたとある古流の剣術を今に伝える伝承者とその弟子という設定で、時に悪人を成敗し、時に最強の座を欲した戦闘狂に狙われたりという風なバトル漫画であるようだ。
そこまでは良い。そこまでは良いのだが、最初の漫画と違って今回の漫画は成人系なのかかなりどストレートなお色気シーンがあったりする。そして、そのシーンで判明した事があるのだ。
「……あれ、美青年じゃなく男装の麗人だったの? まさかのおねショタ……サンタさん本当いい趣味してるね」
二人っきりになった夜の部屋で主人公がショタに迫るシーンがあるのだが、そのシーンで主人公が服を脱ぐ事で男装の麗人であった事が判明。
つまりBLなのではなくおねショタと呼ばれるジャンルの漫画であったのだ。
つまるところタルトが違和感を感じていたのも恐らくはこの所為なのだろう。最初から女性として描いているから、キリッとした姿で男言葉を話していても違和感があったというわけだ。
「ふぁっふぁっふぁっ。これはまだ見た事がなかったが良いのう良いのう。おねショタは良いのう」
タルトの後ろからサンタが食い入るように漫画を見ている。その様子は傍から見るとただの変態である。何せ女の子の後ろに立って興奮しているのだから。
「わっ、しかも実は巨乳? サンタさんもかなり好きだねぇ」
そうなのだ。実はこの主人公は着痩せをすると言う設定なのか脱げば凄いのだ。幾らなんでも巨乳とはっきりと言えるレベルなら服を着ていようとも分かる筈だがそこは漫画の不思議という奴なのだろう。
あまりのどストレートなエロおねショタにこれはこれで面白いと言わんばかりにタルトは笑みを零す。
「はー……笑った笑った。うーん、最初は良かったけど最後のはちょっと希望とは違うしサンタさんへのプレゼントみたいになっちゃったけど、まあこれはこれでいいか」
「うむうむ。両者に得という事で良いと言う事にしようではないか」
ふぁっふぁっふぁっとそんな笑い声が冬の空へと消えて行った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年04月12日
参加申し込みの期限
2020年04月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年04月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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