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慌てん坊のサンタクロース
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「プレゼントを本当にくれるサンタさんかぁ」
佐藤 瀬莉
は小学校の授業の合間の休憩時間にクラスメイトとした噂について気になっていた。
ずっとそのサンタの事について考えている内に、無意識に何時の間にかゲームソフトが欲しいと言う願いがぼんやりと浮かんでしまっており、それは学校の帰り道でもまだ続いていた。
「ふぁっふぁっふぁっ。お嬢ちゃん、何か欲しいものがあるようだねぇ」
「……え?」
考え事をしながら帰り道を歩いているといつの間にか目の前にサンタの恰好をした白い髭のおじいさんがいるではないか。
思わず驚いてしまう瀬莉だったが、続くサンタの言葉にそれは更に大きくなる。
「うむうむ。では、その願いを叶えてあげよう」
「えっ、ちょっと待って!?」
サンタのお爺さんの言葉を聞いて瀬莉が思い出したのは友達との会話だ。確か、あの会話ではゲームが欲しいと言う願いに対してゲームみたいな世界に連れて行かれると言っていた筈だ。
それは流石にまずいと思い制止しようとするも既に時遅し。瀬莉はサンタのお爺さんが取り出した袋の中へと吸い込まれて行く。
「ここは……?」
気付けばそこは見知らぬ草原。しかし、良く見てみれば草やら木やらは全てポリゴンのような何かで出来ている。
「本当にゲームの世界なの?」
呆然と呟く瀬莉が自らの恰好を確かめてみると何時の間にやらファンタジーに出てくる魔法使いのような服装になっていた。
手には木の杖を持っているところからしても魔法使いなのは間違いないだろう。
「この恰好からしてRPG的な世界なのかなぁ」
瀬莉は自分の恰好からしてこの世界を幻想の終焉や竜の冒険のようなタイトルに代表される人気ジャンルの世界ではないかと予想する。
そして、それは当たっている事が直ぐに理解できた。何故なら、瀬莉の目の前にどこかで見たような形をした青いスライムのようなモンスターが現れたからだ。
「モンスター……。でも、どうやって攻撃すれば良いの?」
もし本当に魔法使いであるならば魔法が使える筈だが、しかしその魔法の使い方を瀬莉は知らない。
今出来る事と言えばにじり寄って来るスライムに対して杖を構えて睨んでおくくらいだ。と、そんな事を考えていると不意に頭の中に言葉が響く。
「え、何これっ?」
それはこの世界での魔法の使い方の説明だった。どういう風にすれば魔法を使えるのか。それはとても簡単だものだ。ただ、魔法として命名されし言葉を紡げば良いのだ。
「ファイアッ」
その言葉と共に木の杖の先端に赤い魔法陣が出現する。そして、仄かに輝いたかと思えば火球がスライムへと飛び出した。
『ピギィッ』
何とも言えない鳴き声を上げてスライムが火の中に消えて行く。どうやらこのスライムはそう強いモンスターというわけではないらしい。
モンスターを倒して一息、とはいかない。何故なら今倒したばかりのスライムが再び出現していたからだ。それも一匹や二匹ではない。次から次へと出現している。
「一発で倒せるとは言ってもこの数は……」
瀬莉が使う魔法はどうやらゲームと同じくマジックポイントを消費してしまう仕様になっているようだ。つまり無限に撃てるというわけではなくいずれは尽きてしまう攻撃手段という事になる。
「うーん……。単体魔法でも範囲魔法でもこのスライム達なら一発みたいだけど、できるだけ巻き込んでの範囲魔法の方が効率が良いね」
何せスライムは数得るのも馬鹿らしいほどいるのだ。チマチマと単体魔法で攻撃していたのではマジックポイントも時間も足らない。
幸いな事にこのスライム達が出てくるのは直ぐ目の前に見える洞窟からだと言う事が分かった。恐らくはその奥に何かがあるのは間違いないだろうと瀬莉は思っていた。
「よーし、行くよー!」
杖の先端に緑色の魔法陣が出て来て、荒れ狂う風の刃がスライム達を切り刻む。道ができたところで洞窟を目指して瀬莉は駆けだした。
「ここが最奥みたいだけど……」
数多くのスライムを魔法で倒して辿り着いた洞窟の最奥と思われる場所。如何にもそれっぽい不気味な雰囲気なのに辺りには何もない。
と、そんな風に周囲を探索していると突然多数のスライムが現れ、しかも一か所に集まっていく。そして、眩く光り輝いたかと思えばそこには巨大なスライムが誕生していた。
『ぶぎぃいいいい!』
「なるほど。こいつがボスモンスターって事ね」
威嚇するように大声を上げる巨大スライムに対してまずは小手調べとばかりにファイアを放つ瀬莉。
しかし、命中はするものの大した効果が見受けられない。それどころか身体を振るわせて粘液を周囲に飛ばしてくる攻撃を逆に喰らってしまう。
「くっ、何これっ」
粘液は触れてもダメージを受けるというわけではなく、何故か着ている服だけが溶けていく。スカートやら太ももやらお腹やらに当たって随分と際どい事になっていたり。
このままでは服を全て溶かされてしまいかねないと判断した瀬莉は、最後の手段に出る事にした。マジックポイント全てを使った最強魔法を使うのだ。
「喰らいなさい、ファイナルバースト!」
白と黒が混ざった魔法陣から極大のエネルギー波が撃ち出されて巨大スライムを消し飛ばす。
しかし、その余波なのかそれとも最後の悪あがきなのかスライムの粘液が上から降って来て瀬莉の衣装を更に溶かしていき、最終的には残っている面積の方が少ないのではないかと思う程になっていた。
そして、そんな自分の恰好に瀬莉は身悶えするのであった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
オールジャンル
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年04月12日
参加申し込みの期限
2020年04月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年04月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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