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抜き打ち! 持ち物検査
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「朝―!」
いつもの通り晴れやかな気分で登校した
志波 武道
は、校庭が騒がしいのに気づく。
(あれ? あどこで何かやってるのか? なんか騒がしいような……)
武道は、見慣れた親しい先生の姿を認めた。
「桐島センセ? 何かあったんですか?」
「持ち物検査だ」
「って、え? 持ち物検査?」
突然の展開に狼狽しつつ、確かにこういうのは抜き打ちでやってこそだよな、と納得する。
「元会長さんといっても、持ち物検査から逃れられるわけじゃありませんぜ」
なぜか検査係のサンマさんに促され、機嫌よく応じる。
「あっはい、ドゾドゾ!」
ショルダーバックをさっと開き、物おじせず中身を披露していく。
公明正大な武道、自分のものを見せるのに、ためらうことはない。
「なんだ、そのパンツは!」
「あ、私物です」
武道は切れ込み鋭いブーメランパンツを朝日にさらす。
「いやぁ、引退しましたけど、なんとなく入っていないと落ち着かないもので!」
「……まあ、仕方ないな」
他の者なら没収されそうなアイテムも「日用品」として処理されてしまうあたり、彼の人徳がうかがわれる。
「あとは教科書、ノート、これは救急セット、図書館で借りた本にー……」
中身をすべて晒す武道。
「そっちも開けてくれ」
「え、こっちも?」
武道は手提げバックを掲げ、手際よく中身を示していく。
「これは体操着とタオルを入れて……」
(え“?)
眼鏡の奥で、武道が目を丸くする。
手提げバッグの中から出てきたのは、女性用の下着。
硬直する武道。
公明正大、何も隠すことのないと疑わない武道、そのせいで女性用下着が白日の下にさらされた。
(え? これ、え?)
武道は必死に状況を判断する。
(まさか洗濯物をたたんだ時に、下宿先の若奥さんのが入り込んだの? え?)
可能性はかなり低いが、考えようがない。
とりあえず、武道のとった手段は、
「いや、何でもないです、ええ!」
ふつうにごまかそうとすることだった。
さらりと下着をしまい、快活に笑う。
「むしろいままで、ガサゴソやったおかげで忘れ物に気づけましたありがとうございますちょっと購買にいってきます!!」
笑顔のままその場を立ち去ろうとする。
「――え? だめ?」
さすがに許してもらえないムードを察し、ちらりと振り返る。
「こいつは……大スキャンダルですぜ、桐島の旦那……」
すっかりノリノリのサンマさんとマンボウ君が、下卑た笑みを浮かべる。
前会長の、破廉恥スキャンダル……。
「志波……」
「……わかりました」
覚悟を決める武道。
「実はこれ、下宿先の奥さんのものなんです」
「なんでそれを、お前が持ってるんだ」
「紛れこんじゃった……と、思う……」
「それで、どうしたら良いと思う?」
「どーしたらいいですかね、これ……。
――先生、帰りまで預かってもらったりできます?」
「なっ……!」
無茶ぶり! まさかの無茶ぶり!
有無を言わさずほいっと手渡す武道。
思わず受け取る桐島先生。
「アリガトーゴザイマス!」
満面の笑みを浮かべる武道。
あくまで自分のものでないことを強調。
その上で「預かって貰う」ことで、責任を相手に完全に手渡しする。
公明正大でありつづけた武道だからできる、容疑者から被害者、協力者への立場変校。
「確かに、抜き打ち検査をするときに『検査を狙って、他人の鞄等に物を侵入させる悪戯』が流行っているみたいね」
稀跡がさりげなくフォロー。「今後は気をつけないと」
そうして、一同に笑みを向ける。
「今回はなぜか風紀委員会以外も躍起になっているみたいだし、
次の検査の時にまた同じことが起こるかも。
どうか気をつけて、ね」
さらりと、風紀委員会の行き過ぎを窘める。
女物の下着を持つ桐島先生に、あちこちからクスクス笑いと、冷たい視線が飛ばされる。
――その手があったか!
「先生、ついでにこれも。これ、落ちてたんで」
蒼留人がおっぱいパッドを渡す。この流れなら、渡せる。
「俺のじゃないから、返却とかいらないです」
念を押して言う。
どさくさに紛れたミヤ、桐島の頭にネコミミを装着。
「尊厳は守らなければいけませんね」
稀跡はそれらをささっと半透明の袋に押し込め、突っ返す。
「ところで、私の鞄にもこんなものが紛れ込んでいました」
稀跡が取り出すのは、
「女性のマウスパッド? 人に酔っては満たされるのかもだけど、私は猫二匹ならんだもふもふマウスパッドの方が欲しいわね」
いいながらそれを半透明の袋に詰めて、桐島に渡す。透明袋越しでも二つの胸の盛り上がりははっきりとわかるので、その物品がいかなるものか、判別するのは容易だ。
とはいえ、半透明の袋によって、桐島先生が持っているものが隠されたというのは事実である。
女性の下着とおっぱいパッド×2、ネコミミの男として
「桐島、人間やめるってよ」
にならずに済んだのは、偏に稀跡嬢の活躍によるものに他ならない。
桐島にこうして、また頭のあがらない女性が一人増えたのだった。
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担当ゲームマスター
ぱーすぺ
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年04月10日
参加申し込みの期限
2020年04月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年04月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
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