this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
抜き打ち! 持ち物検査
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
(こ、これはっ……)
鞄のなかの「それ」に気づいた
愛猫 萌々子
は、全身から血の気が引くのを感じた。
(……捨てたはずなのに、どうして!?)
「やはり、よからぬものを持っているのですね……」
じりじりと萌々子ににじり寄る笛吹 ぴりり。
焦って鞄を閉じようとすると、大判の紙に描かれた生々しい肌の色がのぞけ、冷や汗がでる。
(これは、抱き枕カバーのラフ……数日前に深夜テンションで描いてしまったもの……)
A3用紙に描かれた抱き枕カバーのイラスト。
モデルは特に決まっていない美少女。
寝台に横たわるその姿は、若干着崩れした寝間着がしどけないくらいの、まだしも言い訳の効く姿。
表は。
――問題は裏だ。
(深夜テンションって、恐ろしい……)
萌々子の興が乗りまくった少女のイラストは、筆の趣くまま、微に入り細を穿ち、隠微で憂鬱なあんな場所や、ふしだらでセンシティブなこんな場所まで克明かつ解剖学的リアルに描かれていたのだ。
ラフとは言え、その書き込みは執念に満ち満ちている。
書いているときはそりゃ高揚しており、うひひひとか笑っていたものだが、朝方、雀のさえずりとともに理性を取り戻した萌々子はぎゃあと悲鳴をあげ、見なかったことにしようとゴミ箱の奥深くに処分したのだった。
入念に秘匿されたものは、実はその人間の、白日のもとに晒したい正体なのである――。
通俗的な心理学の逆説が、この場合当てはまるかどうかはさておき。
(これを見られたら……没収どころか、私の寝子高生活も終わってしまうのでは……)
顔色が赤から青へ。
なんとか、隠さなければ。
せめて、鞄の奥深くにしまっておかねば。
力を込めてA3の紙を押し込んだつもりが、なぜか大きく擦れ上がり、悩ましい少女の肢体がご開帳される。
(ぐっ!)
慌てて鞄を閉める萌々子。
「むむむっ!」
その鞄を、ぴりりは見逃さない。
「その鞄、開けてみなさいなのです」
ずびし、と鞄を指さすぴりり。
「……まじですか」
鞄をおさえて、ちろーりと視線を送る萌々子。
「まじなのです」
断固として譲らぬぴりり。
「でも、開いたら……」
(開いたら、真っ先に先ほどのイラストがドーンと出てきてしまうのですが)
萌々子は考える。
なんとか、ちょっとずつ見て貰う方法はないか。
いきなりすべてがあらわになってしまっては、ショックが大きすぎるだろう。
ちょっとずつ、ちょっとずつ絵を見せれば、刺激が少なくてすむのではないか……。
「ええーい、まどろっこしい!」
「ああ、ちょっと待ってください! そんな強引に!」
鞄を置くと、ぴりりは一息にふたを全開にした。
――。
沈黙が流れる。
「あ、あの」
萌々子が、ぴりりに声をかけようとする。
「あの、あのですね、これは」
動かない。
ぴりりは動かない。
彼女の世界観を越える圧倒的なエロスの世界が、彼女の視神経を直撃し、すべての思考力を奪い去ってしまった。
フリーズするぴりり。
「こ、これは……」
「」
「えと、えとですね」
「」
萌々子の脳がフルスイングする。
なんとかして、この場を乗り切らなくては。
「ええと、これは、その……人体スケッチなんです」
「じんたいすけっち」
「美術、美術ですね、美術の課題です!」
「びじゅつのかだい」
ぎくしゃくと、ぴりりは鞄の中の絵を網膜に映した。
「びじゅつのかだい、これ」
「そそそ、そうなんです」
必死で取り繕う萌々子。
「おい、どうした笛吹! なにか見つかったのか」
そんな様子に気づいて近寄ってくる、持ち物検査担当の
桐島 義弘
先生。
「ぴりりさんが、フリーズしてるわ」
一斉持ち物検査と聞き、急遽招聘された
北風 貴子
。
「うへへへ、お上に逆らおうなんて、困った小娘もあったもんだ」
「おとなしく、お縄につくんだよぉ~」
謎のテンションで現れた、リッカルド町長の密命で動く同心……じゃなかった、サンマさんとマンボウ君。
(こ、これを見られたら、本当に人権が……)
慌てる萌々子。
「ち、違うんです。これは課題のスケッチなんです」
「課題のスケッチ?」
いぶかしげな目を向ける一同。
(何とか、理由をつけなくては)
「あ、あの私は芸術科ですよね。それは、課題のスケッチです」
「はだかのえ」
フリーズしっぱなしのぴりりの口から、干からびた声が漏れる。
「そう、裸体のスケッチなんです!」
萌々子は必死で言葉を繕う。
「古代から現代にいたるまで全裸の像とか絵画はたっくさん作られてきましたし、それらは美術品として認められているんですよ。だから、この絵も裸体のスケッチなんですけど立派な芸術なんて全裸の姿なら何でも破廉恥なんて!」
桐島先生以下、持ち物検査軍団はあっけにとられて演説を聴いている。
萌々子は、自分でも何を言っているのかわからない。
「と、とにかくこれは芸術なんです、それでは」
「ま、待ちなさい」
逃れようとする萌々子に、桐島先生が手を伸ばそうとした、その時。
――おうおはようさん! 朝も早くにご苦労さんだ。
低い朗朗とした声が、寝子高の校庭に響き渡った!
1
2
3
4
5
…
10
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
抜き打ち! 持ち物検査
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
ぱーすぺ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
学校生活
コメディ
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年04月10日
参加申し込みの期限
2020年04月17日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年04月17日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!