this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
携帯戦記カプセルギア 外伝「悪、顕現。ギアの命、その重みは」
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
●●●一直線にして一途●●●
「いやぁ、予想以上だわ。敵わんから見逃してくれっと助かるが」
監視室の扉が開け放たれ、待っていたのは降参といった風に両手を上げたギアマスター『うま』である。
そんなポーズで許せるほどの感情でこの場に居合わせてるものはいないだろうが、澪は一歩前に出る。
「君が主催者か。面白い。私と手を組んで世界を征服しないか?」
「……く、はははっ! なるほど、こりゃ演算をすり抜けるわけだ!」
予想していた反応ではなかったからか、『うま』は天井を仰ぎ片手を目に置く。
次に澪とまっすぐに視線を結ぶ『うま』には怒り、侮蔑、そして拒絶。負の感情が織り交ざった顔であった。
「無理だな」
「悪くない返答だ」
『うま』と澪の掛け合いが戦闘開始の合図となり、澪は愛機、悪魔の誘いからのカプギアの祝福を使う。
ボディ装備、生まれ出づる死を選択し、その力は現実になる。
腹からマシンガンの銃口が現れるという不可思議な体験をする澪は、けれど至って冷静に『うま』を狙う。
「あーく、防御!」
『うま』が鋭く言い放つと物陰から『うま』の機体、『あーく』が『うま』を守る形で飛び出してくる。
そのサイズは人間大であり、放たれたマシンガンの弾をほとんどその身で受ける。
『あーく』の胸辺りにご丁寧に作られている体力ゲージは70%程度まで減っていた。
「流石にノーマルギアと一緒、ってわけにはいかないな」
道中の真白と円の祝福を見る限り、監視室を破壊してもおかしくはない。
ただ、ノーマルギアより上質な躯体を授けてもらっているのは愛機故に当然でもあろう。
「君なら解っただろう。ボク達にカプギアが力を貸した事を」
静かに怒りを露わにしている円が低く、唸るように言葉を紡ぐ。
「解るかな、カプギア達は君の行動を許容してない。一流のギアマスターはギアと心をつなぎ合わせる」
再びベリアルに力を借りた時の構えをする。
「君のギアは本気で君に応えるかな? そのギアを大切にしてる様に思えるけど」
円の真剣な眼差しに嫌な汗が『うま』の背中を伝う。
「ベリアル、もう一度だ彼を止めたいならその力で応え証明してみせろ!」
「あーく! 止めろ!」
一瞬で右腕に成形された炎を纏う大剣はベリアルRアームそのものであった。
これには澪や真白、凜太郎も驚いていたが、ろっこん『ブレイブハート』の発動だと円には感じられた。
監視室に来るまでの危険行為が蓄積されていたのか、カプギアの祝福を再現することが出来たようだ。
しかし、行動までの再現は出来なかったのか、先ほどより鈍い動きで『うま』に切りかかる。
『あーく』は両手と体を使ってこれを受ける、かと思えば素早く後ろに下がられてしまう。
「むっ…!」
「あーく! 駆けろ!」
円は体勢を崩されてしまい、地面と近くにあったモニターを焼き切ると右腕が元に戻ってしまう。
勢いがついたまま逃げるように転がる円だが、足踏みする『あーく』には捕捉されていた。
「あれは大会の動画で見た…! 円ちゃん気を付けて! 速度が上がる!」
タイミングを見計らって『うま』へ攻撃をしようとしていた真白が叫ぶ。
同時に真白と澪が走り、円と『あーく』の間に入ろうとするが、間に合いそうにない。
静かに、けれど円と負けぬほどの憎悪の眼差し、そして圧を放っていた凜太郎。
「正射必中」
凜太郎が呟くと同時にベレロフォンのLアーム、無駄無弓が祝福として顕現。
天河の上で弓型武装が装着され、弦を引くと光の矢が形成される。
円を助ける事は大前提ながら、『あーく』の行動予測が可能になった今の瞬間の攻撃が最も効果的。
駆けだした『あーく』は人間大のノーマルギアでは比較にならない速く、体勢を整えつつあった円に突撃。
凜太郎の無駄無弓から射出された光の矢はそれ以上に速く、『あーく』の体を貫くが停止には至らない。
光の矢で遅くなって、ギリギリ真白が間に入りリボンを広げ、それを澪が支えるようにカバーする。
「…嘘だろ、ジェット機並みの設計だぞ?」
「助かったよ真白ちゃん! みんなも!」
『あーく』の拳に押されていた真白と澪、後ろに凜太郎と天馬がフォローし静止させた。
拳を受け止めた真白のリボンは彼女のろっこん『鋼の如く』で硬化され、防ぐことが出来たようだ。
円も参加して止めた『あーく』は『うま』の少し前に即座に戻っていた。
「いたた…やぁ、うまさん久しぶり。非公式大会の時以来かな? あの時は当たらなかったけどね」
お礼をしつつ腕をさすって、『うま』と向き合う真白。
真白は愛機ネージュリェーツでカプギアの『あーく』と戦ったことがあった。
加えて、過去に何度か『うま』自身とも会ったことも。
「うまさんにはちょっとがっかり。空き地で戦ったあのカプギアの声を聞いたはずなのにね」
「ちっ…」
真白が語るのは旧市街地で捨てられたカプギアが動き出したという事件のことだ。
『うま』は舌打ちをしながらも、負の感情というよりは複雑な表情になっていた。
「でも自分のカプギアを最後の守りに置いてる辺りカプギアへの思いはまだあるのかな?」
『うま』の様子を見ても眼差しは冷ややかなまま、先ほどのリボンを握り直す真白。
『あーく』の体力ゲージは半分を下回り、片手は無駄無弓により消失。
「さぁ、問答はおしまい。捕まえさせてもらうよ」
「あーく! 屠れ!」
そう言って駆け出す真白。だがそれより前に出たのは冷酷な目を向ける凜太郎を乗せる天馬。
音声入力の要領で『あーく』に指示を送っている様子なのは分かっており、『うま』の撃墜が鍵。
真白は先ほどのリボンを再び硬化させ、『あーく』の攻撃を防ごうとする。
円は先ほど手に入れていたノーマルギアの腕をもって低く構え、『あーく』の足を狙う。
天馬に『あーく』の脇を抜けさせ、そのまま体当たりをしようとした凜太郎だが。
「Congratulation!」
『うま』が背中を見せて後退し、共にボタンを押した時に監視室のスピーカーから音声が流れた。
一つだけならまだしも監視室に存在するかなりの量のスピーカー、そして音量。
戦闘で悪くなっていた足場も災いし、天馬が減速をしてしまう。
その様子を確認もせず、『うま』は個室のようなところに入ってしまう。
何やら操作をしたあと勢いよく扉が閉まり、飛行機の飛び立つ間際のような音がした。
「やっぱり敵わんから、逃げさせてもらうわ」
「貴様…!」
天馬が前足で扉を叩くがびくともせず、音はさらに大きくなりやがて爆発のような音が響く。
同時に地震のような揺れが起き、各々身を守る行動をしていると『うま』の姿は消えていた。
<< もどる
1
2
3
4
5
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
携帯戦記カプセルギア 外伝「悪、顕現。ギアの命、その重みは」
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
御宮 久
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
ゲーム
定員
15人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年01月23日
参加申し込みの期限
2020年01月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年01月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!