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■平日編
平日。学校にいるうちに課題と予習を終わらせてしまった
紗乃恭 玲珂
は、放課後の時間をグルメパンダで過ごすことにした。彼女は目が見えないもののグルメパンダへは何度か行ったことがあり道順は覚えている。杖を使わずとも目的地にたどり着くことができた。
「いらっしゃいませ! おひとりさまですか?」
「はい」
アルバイトの
夢宮 瑠奈
の言葉に頷く玲珂。瑠奈はかしこまりました、と歯切れのいい返事をすると窓際の席に玲珂を案内した。
「こっちもひとり、お願いしますわー! もう、おなかぺっこぺこで」
玲珂が腰を下ろすと、後ろで
置守 幸
の元気な大阪弁が聞こえた。随分お腹を空かせているらしい。少し離れた自分の席まで彼女のお腹の音が聞こえた。
「申し訳ありません。実はお席がいっぱいで……少々お待ちいただけますか?」
「そ、そうなん? お弁当忘れて、結構ひもじいんやけどなぁ、そないな都合ならしゃーないか……」
瑠奈に頭を下げられ、幸は残念そうな声を出す。お腹の音が不満を訴えるように大きくなった。
「あの、よかったら相席いかがですか? ひとりでテーブルを使うのも、寂しいと思っていて」
声を聞く限り、幸は本当に困っているようだ。年も恐らく自分と近い。彼女に興味がでたのもあり、玲珂は幸に提案を申し出た。
「えっ。ええのん?」
「はい。もしお嫌でなければ」
「嫌だなんて、そないなことあらへん。うちは
置守 幸
、言うんや~、おおきにな!」
「寝子高1年6組の
紗乃恭 玲珂
といいます。よろしくお願いします。幸ちゃん、でいいですか?」
「おっ、うちも寝子高や。1年1組。よろしくな。名前は好きに呼んでかまわへんで」
人懐っこい性格の幸はすぐに玲珂と打ち解けたようだ。聞けば、幸の将来の夢は商売人らしい。玲珂が実家で茶屋を営んでいることを知ると、キラキラと瞳を輝かせた。
「ええなぁ……。実家がお店て、色々ためになりそうやなぁ! あ、バイトのお姉ちゃん。うち、チョコバナナパフェな!」
「私はフルーツパフェで。……幸ちゃんは、どんなお仕事に興味があるんですか?」
「興味かぁ。裁縫が趣味やから、服飾かなぁ。服とかカバンとか作るん好きなんよ~」
届いたパフェをほおばりながら、幸が楽しそうにしゃべった。将来の夢をいきいきと語る様子に玲珂の心が和む。
「そうだ。服飾と絡むかわかりませんが、今度着物を新調するのに行き着けの呉服屋さんに行くんです。よければ、ご一緒しませんか? おすすめのお店なんですよ」
「和服か。浴衣くらいなら着たこともあるんやけど……興味あるなぁ!」
「着付けの仕方が分からなければお教えしますね。着物って難しいイメージがあるようですが、今は素材も豊富でとても楽しいんです」
目の見えない玲珂は色や柄を普通の女の子のように選ぶことはできない。それでも、質のいいものは手触りでわかる。白檀など、夏と相性のいい香りもすすめることができた。
「いいご縁ができて嬉しいわぁ。今度、そっちのクラス遊びにいってもええかな?」
「勿論です。お待ちしていますね」
今日は友達がひとり増えた日。次の休みが楽しみだ。
短期バイトの
桜井 ラッセル
はドリンクバーの補充をすませ、心地よい充足感にひたっていた。グルメパンダでは時々、短期でバイトを募集することがある。刀やラッセルのように他のバイトと掛け持ちで働く学生は珍しくなかった。
「あれ? ……お兄ちゃん?」
低い位置から聞き覚えのある声がする。入り口からだ。視線をやると、こばと幼稚園で知り合いになった園児が家族とこちらを見ていた。
「チアキじゃないか! 今日はお父さんたちと一緒なんだな」
「うん。今日は、ガイショク」
「難しい言葉しってるなー」
ラッセルは園児の家族に挨拶をすると、テーブルに案内して水を届ける。お子様ランチの注文を受け、
子供向けおもちゃのバスケットを持ってくる。お子様ランチを頼むとおもちゃがもらえるしくみだ。
「どれにする、チアキ?」
「んー……これ」
子供が選んだのは青い鳥の形をした笛のおもちゃだった。
「かわいいおもちゃだな。大事にしろよー」
「うん!」
嬉しそうな声。気のせいだろうか、前にあった時より表情が明るくなったような。
興味本位でバイトしてみたけど、こういう出会いがあるならいいもんだな。
バイト中だからたくさんは話せないが様子を見ることができて満足だ。ラッセルは園児の家族にごゆっくり、と微笑んで次のテーブルに向かった。
ラッセルが水を運んだテーブルでは、
東雲 人里
がメニューとにらめっこをしていた。人里とラッセルは同じクラス。あいさつ程度はする仲だ。
「よう、東雲。いらっしゃいませ」
「あ。桜井さん。こんにちは」
人里は学校帰りに来たらしく制服姿であった。真面目な彼女。学校帰りの寄り道はあまりしないのだが、今回は接客の勉強も兼ねてグルメパンダに来たらしい。
「グルパンくるの初めてか? 腹へってるならパンダチャーハンおすすめだな。デザートついてるし」
「じゃあ、それにします。コーヒーもお願いできますか?」
「コーヒーはドリンクバー。うち、飲み物の種類は多いほうだよ」
ラッセルにおすすめを教えてもらい、人里はパンダチャーハンとドリンクバーを頼むことにした。今日のデザートは杏仁豆腐だ。蒸し暑い日にはちょうどいい。
「はい、ご注文の料理です。あと、これは俺からのサービス」
料理を並べ終わると、ラッセルは人里にヒマワリのミニブーケを手渡した。ヒマワリの黄色に、カスミソウの白が夏らしい。
「え。いいの?」
突然のプレゼントに驚く人里。ラッセルに他意はないのだろうが、異性から花を貰うことになれていないので思わず訪ねてしまった。
「いや、さ。外で出張花屋さんがいただろ? 綺麗に咲いてたから買ってみたかったんだ。東雲、花とか好きそうだし」
「……ありがとうございます」
人里は可憐なふわりと微笑む。女の子に花を贈るのもいいもんだな、とラッセルは思った。
「じゃ、何かあれば呼んでくれ。ごゆっくり」
「はい。お仕事お疲れ様です」
ラッセルが仕事に戻ると、人里はコーヒーを飲みながらアルバイトの働きを観察していた。みんな手際がいい。カフェの仕事より挨拶の声が大きく、違う環境の接客を見るのは非常に勉強になった。
でも、コーヒーはうちのほうが美味しいです。
流石にドリンクバーのコーヒーでは、本格的に入れたものにはかなわない。そのことを、少しだけ誇らしく思った。
「……ヒマワリ。夏の花ですね」
外の花屋には鉢植えのものもあった気がする。アルバイト先の花壇に夏を運ぶのもいいかもしれない。これからの季節、ヒマワリと一緒に成長するのも楽しそうだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月22日
参加申し込みの期限
2013年08月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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