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「千鳥、6番テーブル片付いた。案内頼む」
「わかったよ。刀くん! 俺は言嗣くんのところにブーケを届けに行くね」
御剣 刀
は友人の雅人に報告を済ませると、無駄のない動きで次のテーブルの片付けに向かう。
……299 coffeeで接客は慣れてるけど、目つきがな。
無言でテーブルを拭きながらそんなことを思った。
「……君もここで働いていたのか」
「ん?」
声をかけられ刀が周囲を見回すと、ラフスケッチをしている月詠と目が合う。月詠は食事の画像をねこったーに流した後、店内の風景をスケッチしていた。
「やあ、月詠。いらっしゃい」
「邪魔している。君はずいぶんバイトを掛け持ちしているな。別の場所でも見かけた」
「ああ。将来、武者修行にでかけたくてさ。食費のほかにも稼ぎたくって。島岡先生に頼んで英語の勉強もする予定」
「なるほど。努力する姿勢は素晴らしい」
納得すると、月詠は再びスケッチに興味を戻した。刀は、月詠には世話になってるしあとでケーキでもサービスするか……と考える。勿論自腹。ついでにいうと、先ほどの千鳥のゴマ団子サービスも自腹である。世の中持ちつ持たれつである。
「3名様ご案内ですっ」
雅人が新しい客をテーブルに案内する。その客のひとりが刀を見て声をあげた。
「あっ、刀くんだ!」
「よう、桜庭。笠原と小山内も一緒か」
私服姿の
桜庭 円
、
小山内 海
、
笠原 ひびき
がテーブルからこちらを見ていた。
「はい、お水。注文はもう決まっているか?」
『タンタンメン』
「あたしはパンダチャーハン」
「ボクはおすすめでっ。刀くん、奢ってくれてありがとう!」
「かしこまりました。って、俺が奢るのかよ」
そう言いつつ刀は注文をメモして復唱すると、特に抗議もせず厨房に向かった。いつものやりとりなのだろう。
料理を待つ間――。
海は、おいしい担担麺の噂を聞いてひとりでランチを食べに来ていた。並んでいたので自分の名前を用紙に書いて待っていたところ、ひびきと円にばったり会ったのである。
ひびきちゃん、会話が少ない。無口な人なのかな?
無言で水をごくごく飲むひびきを見ながら海は思った。ひびきとはこれまであまり接点がなかったので、どんな子かくわしく知らない。今日をきっかけにして仲良くなれればいいのだけれど。
一方ひびきは、海とどうコミュニケーションをとればいいのかで迷っていた。店に入るまでの間に、円から簡単な紹介はしてもらったが……。
喋れないからスケブ持ってるって聞いたけど、そのことには触れないのがマナーか?
……と、かける言葉を選んでいるうちに時間が過ぎていたのだ。困った、これでは無愛想だと思われてしまう。円と海は普通に会話をしているが、参加するタイミングを逸してしまった。
――ここは食べ物の感想で勝負するしかない。
「ご注文の料理をお持ちしました。桜庭にはおすすめの杏仁豆腐。笠原と小山内のもな。いつものお礼だ」
「わーっ。ありがとう、刀くん」
『ありがとう』
「……なんか悪いな」
ひびきが決意を固めると、いいタイミングで刀が料理を運んできてくれた。グッジョブ、刀。いい仕事してくれるぜ。
「ご注文は以上で?」
「まだあるよー。ボクの名前でブーケを頼んでおいたんだ。食べ終わったあたりに届けてほしいな」
「了解。じゃあ、みんなごゆっくり」
刀がその場を去ると、お待ちかねの食事タイムだ。みんなそれぞれの料理を食べ始めている。
「お、このチャーハンいける。……小山内のはどうだ?」
脳内で何度か練習した上でのセリフだった。
ひびきが尋ねると、海は『おいしい』というようにこくりと頷いた。返事をしようとスケッチブックに手を伸ばす。
「あっ、食べ終わった後で大丈夫だ。麺が伸びるしな。こっちは気にしなくていいから」
そう? と海は首をかしげて、再び担担麺をすすりはじめた。
……食べてる間は手がふさがってるから、会話できないじゃないか! あたしの馬鹿やろぉ……。
致命的なミスに気が付いたひびきは、このまま話しかけ続けていいかわからなくなって静かになってしまった。
「今日、ひびきちゃん静かだね。どしたの?」
「……そ、そうか?」
円が話しかけても、動揺して少し目が泳いでしまった。
そんなひびきの様子を見て……海は、ひびきが自分に気をつかっているのを感じ取る。
無口じゃ……ないのかな。
普通に接してくれた方が嬉しいと伝えたいが、どうすればいいだろう。食べながら考える。
そうだ。うまくいくかはわからないけど。
海はいったん箸を置くと、円とひびきに向かってちょいちょいと手招きをした。
「ん? どしたの、海ちゃん。担担麺辛い?」
海は円の言葉に首を横にすると、担担麺を指さしてニッコリと親指と人さし指をくっつけた。
「おいしいんだね。こっちにもおいしそうなにおいがするもん。ボクも、次来たらそれ頼もーっと!」
円の言葉に、海も「それがいい」というように頷いた。続いて海は、ひびきのチャーハンを指さし首をかしげながらOKサインを作る。
「あ、ああ。こっちもイケるよ、小山内」
海の問いにひびきも微笑みながら答える。ひびきの答えを聞くと、海は嬉しそうにニコリと笑った。
……そうか。難しく考える必要はないんだな。
円と、海と、三人で笑いながらご飯を食べればそれでいいか。そう考えたら、ひびきは緊張は自然と抜けていた。
そして食後。
「このお店ね、予約しとくとブーケを届けてくれるんだよー」
雅人が届けたブーケを受け取った円が、にっこり顔で説明してくれる。円が「引っ越す友達に向けておまかせで」と注文したブーケは、ピンクのトルコギキョウがメインの女の子らしいものだった。
『きれい』
「和むサービスだな」
「柚乃ちゃん、もうすぐ島を出るってメールで教えてくれたから。今日、午後から外でお花を売るんだって。だから、その時に渡すんだ!」
お花を渡すことはあっても、もらうことって少なそうだしさ。そう言って、円はまだだれもいない店の入り口を眺めた。
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担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月22日
参加申し込みの期限
2013年08月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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