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花日和:向日葵とファミレス
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グルメパンダには、ファミリーレストランには珍しくペット同伴可能なテラス席がある。店内とは切り離された空間ということもあり、特別な雰囲気のふたりを案内することも多かった。
浮舟 久雨
はテラス席に腰掛け、メニューを見るふりをしながら向かいの
畑生 言嗣
に神経を集中させている。好きでそうしているわけではない。が、気になってしまうのだ。
「ふふふ。緊張しているのかい?」
「……!」
言嗣に急に話しかけられ、言葉に詰まる久雨。おかしい、言嗣はこちらに視線など向けていなかったのに。
「初めて来る場だからな。……堅い場所ではなさそうで安心した」
久雨はファミリーレストランに来るのは初めてだ。のみならず、他人と出かけた経験自体があまりないらしい。そういった事情を知っている言嗣は、彼女を安心させるかのように軽く微笑んだ。
「そこまで真面目にならなくとも良いと思うがね。無論、そんな君も素敵なのだが」
「……からかっているのか?」
「ふふ。どうだろう? さて、君は何が食べたいかね?」
はぐらかすようにメニューを指さす言嗣。食べたいものが決まっていなかった久雨は、言われて慌ててメニューに視線を向けた。
「私は……そうだな、この、オーギョーチというデザートをいただこう。食べたことがない。言嗣は?」
「私か? 私は何でも良――うむ、担担麺でも頼むかね」
「……辛くないのか、それ?」
「ははは、この程度の辛さでは動じんよ」
しばし雑談を楽しむ。
やがて、店員の
千鳥 雅人
がやってきた。雅人は言嗣の姿を認めると、アホ毛を犬のしっぽのごとくパタパタと振り笑顔の花が咲く。
「あっ、言嗣くん! いらっしゃい」
「やあ。邪魔しているよ」
雅人は言嗣に英語の授業で世話になったことがあるらしい。隣の久雨にも満点の笑顔を向けると、てきぱきと注文を聞いた。
「ここで千鳥君に会うとはね。長いのかい?」
「ううん、刀くんと一緒に短期でバイトしてるんだ。言嗣くんはデート?」
雅人の自然な問いに、久雨は飲んでいた水を吹き出しそうになった。酸欠の金魚のように口をパクパクとさせていたら、言嗣はあっさりと『そうとも』と同意してしまう。ペースは崩されっぱなしだ。
「やっぱりそうなんだ。店長が作るご飯おいしいよ。のんびりしてってね」
能天気そうな店員はにっこりと笑うと、誤解(?)したまま行ってしまった。
「……誰がカップルだ。貴様も乗るでない!」
肩を震わせながら小声で怒る。が、言嗣は彼女の剣幕に全くひるまない。むしろ、心地よさそうに目を細めている。
「彼からそう見られていた、ということの何が問題かね? むしろ、私は悪くないとすら感じていたのだが。君は違うのか?」
そう言われて、ぼっと顔が赤らむのを感じた。ふいっと顔をそらしてもごもごと喋る。
「……別に嫌だとは言ってない」
凛々しい彼女を見慣れている言嗣は、おや、と目を見開く。こういう反応は予想していなかったようだ。
……いつものようにからかおうかと思っていたのだが。例えば、そう、両手を広げて『恥ずかしいなら、私の胸に飛び込んでくるといい』とか。
「……麗しい君の顔が見たい気分だ」
言嗣が形のいい指を久雨のほほにすべらせる。少し力を入れるだけで彼女の瞳がこちらを向いた。
「だ、だから私をからかうなと……」
「嫌ではないのだろう……?」
そう言って、言嗣が久雨をさらに寄せると――、
「ご注文お待たせしました!」
お約束というかなんというか、タイミングよく雅人が料理を持ってきて久雨がパッと離れる。言嗣はこの展開も予想済みのようだ。動じることもなく涼しい声で雅人に応じた。
「ああ、ありがとう。千鳥君……おや、このゴマ団子は」
「それは特別サービス! 俺の一押しだよっ。じゃあ、ごゆっくり!」
去っていく雅人の背中を見送りながら、久雨は残念と安心の入り混じったため息を吐いた。
注文が届くまででこの緊張。私は、この店を出るまで無事でいられるだろうか。
「安本先輩。注文届けてきましたー!」
「はいよー」
元気な声で雅人がマコトに報告をすると、呑気な声が返ってくる。
「千鳥ー。俺、先に休憩はいろうと思うんだけど、大丈夫そー?」
「はい。なんとかなりそうです!」
「おー。じゃ、俺お先に行ってくるわ」
雅人にとって、マコトは結構頼りになる先輩だった。同じ学校だし、雰囲気も話しかけやすい。次の料理ができるまで少し時間があったので、ちょっとだけ質問してみよう。
「そういえば、先輩はどうしてバイト始めたんですか?」
「俺? 俺はー。夏までに軍資金ためてー、彼女と最高の夏を楽しみたいから。まだ彼女いないけど!」
「そうなんですかー。先輩なら、素敵な彼女さんできますよー!」
「おーっ。いいこと言うなー。じゃ、バイトしながらかわいい子探しちゃうよー」
マコトは雅人の肩を軽く叩くと、休憩室に向かって行った。マコトには現在、特別気になる子や好きな子はいない。バイトの後輩の
夢宮 瑠奈
はかわいいと思っているが、あくまでタイプというだけで。
寝子高の女子ってレベル高いから、みんなかわいくてみんな気になっちゃうんだよねー。
……彼のチャラさは長所であり短所でもあった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
相馬 円
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
恋愛
コメディ
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年08月22日
参加申し込みの期限
2013年08月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年08月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
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