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闇ニ慟哭セシ、ヒトツノ獣
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「せっぇぇぇいっやああっ!」
常闇を拘束しているメルズの手目掛けてイザナは飛び掛かると雷を収束させたブレードでメルズの腕を切断する。切断された手はくるくると回転し地面に転がった。
メルズは斬られた腕を押さえながら咆哮をあげた。どうやら痛覚は人並みにあるらしい。
痛みで彼が悶えている間にイザナは地面に転がった手に拘束されたままの常闇を救い出した。
「げほっげほっ、す、すいません」
「いいの。こんな面倒な相手……さっさと終わらせたいん――」
そこまで言いイザナの姿が常闇の目の前から消失する。彼女は急突進してきたメルズに弾き飛ばされたのである。
それは一瞬の出来事だった。吹き飛ぶ体はぼろきれの様に空中を舞い、ぐしゃりと木の幹に成す術もなく叩きつけられた。
「がふっ!? おっ、がっ……はっ」
地面にずるずると落ちたイザナの口から多量の血が溢れ、重傷であることを示す。立ち上がろうとするが震える体はいう事を聞かないようだった。
常闇は大鬼のかなぼーの柄に鋼糸を撒き付かせると即席の鎖分銅の様に大ぶりで振り回す。
イザナの方へ向かおうとしていたメルズを鎖分銅と化した大鬼のかなぼーで数発殴り飛ばすと彼の注意は完全に常闇へ移った。
視界の端でイザナが恵みの杖を使用するのが見え、常闇は安堵しメルズを所定のルートに戻す為また木々の間を駆け抜けていく。
「グゥウオオオオオオオ!」
「そうです、こっちですよ。追ってこれますかその図体で!」
目の前でふらふらする常闇にシビレを切らしたのかメルズは咆哮をあげながら手を伸ばす、その瞬間彼に多量の綱が引っ掛かる。
もがけばもがく程絡み付く綱、次第にそれはぴんと張り詰め真直ぐに伸びてメルズの動きを阻害していく。
力任せにもがくがメルズは綱に絡み取られ全く身動きができない状態となった。
「常闇っよくやった! メルズ、悪いがお前をこれ以上は行かせないッ!! 俺達の町を好き勝手にさせて堪るかッッ!」
八神は意識を集中し張り詰めた綱を次々と分解する。その瞬間、刺激物をこれでもかと詰めた袋がメルズの顔目掛けて木々の葉の中から射出された。
この刺激物は事前に八神が様々な香辛料をブレンドし木々の葉の間に無数に仕込んだものであった。
メルズの顔に次々とぶつかった袋は口が緩められており中の刺激物がぶつかった衝撃で彼の顔の周りに飛散する。
鼻や口で無警戒に刺激物を吸い込んだメルズは堪らず顔を覆い、もがき苦しむ様に叫び声をあげた。
そのばでたたらを踏み、ついには膝をつく。
八神はメルズ目掛けて恵みの杖を腰に差すと走り出す。
メルズはそれに気づき、片手で顔を覆いながらも周りの木々を力任せに引き抜きやたらめったら八神へ向かって投げつけた。
尋常じゃない速度で飛んでくる木々に臆することなく八神は速度を落とさずに駆け抜ける。
一つ目の木はジャンプして躱し空中で身を翻らせ、二つ目の木を分解し二つに割れた木の幹を足場に八神は更に上へと跳んだ。
「メルズ、お返しにプレゼントをやろう、受け取れっ!」
懐から取り出したパチンコを空中で構えると的確な狙いでメルズの目を八神は撃ち抜く。
「グゥウウアアアオアオオオーーッッ!」
「鋼球はなかなかに強烈だろう? そら、仕上げだッ!」
懐に潜り込んだ八神は恵みの杖を地面に突き刺し自身へ向けて回復を発動させる。
すると上空に突如として雷雲が発生し稲光を放った。
その瞬間、鋭い雷が八神目掛けて真直ぐに落ちる。
八神の上に覆いかぶさるように屈んで悶えているメルズに雷光が命中する直前、常闇が鋼糸で八神を引っ張り彼を脱出させた。
直後、雷光の直撃を受けたメルズは叫び声をあげ地面に倒れ伏す。低い呻き声をあげ、まだ息はあるようだった。
「ふう、ぎりぎりだったが上手くいったようだな。助かったよ、常闇」
「全く……いつも危ういですね。私が間に合わなかったらどうするつもりだったんですか?」
「常闇なら、必ず間に合ってくれると思っていたからな。間に合わない時の事は考えていないさ」
「……さらっとそういうことを。だから八神さんは――まあ、賛辞として受け取っておくことにします」
一息つく二人だったがメルズがよろよろと立ち上がったのを見て再び戦闘態勢に入る。
所々黒焦げになり、体からいくつか煙を立ち昇らせているメルズであったがその戦意は消えていないようだった。
「しぶといな、お前は。いや、待て……直撃前に杖から離れたから威力が落ちた? なら、もう一度……」
「待てよ、さっきの余波で動きづらいの見え見えだぞ。後は俺に任せろ」
「ストレイト……わかった、後は君に託そう。寝子島の、この世界のフツウを任せたぞ」
「ああっ! 任されたァァッ! メルズ、行くぞ! 寝子島にはヒーローがいるッ! このストレイトが!! お前の好き勝手にさせんっ!!」
咆哮をあげるメルズ目掛けてストレイト――轟は身を屈めて走り出す。メルズは轟を狙い、地面をめくる様に手の平を地面へ刺し礫片を巻き上げながら彼目掛けて振り上げた。
無数の礫片が飛ぶ中、轟は右へ左に身を躱しそれらを全て避けて見せた。
「メルズ、どこ狙ってやがるッ! 俺はぁぁぁ、こっちだァァッ!」
振り被った拳で思いっきりメルズの右足を轟は叩き付ける。鉄を殴った時の様な衝撃が返ってくるが気にせず、更に数発打ち込んでから後方へ跳躍する。
痺れる腕を何度か振って痛みをごまかすとぐっと力を込めて拳を握り締める。
真直ぐにメルズを見据え轟は重心を低く保った。
そのまま撃ち出される弾丸のように飛び出し跳躍した轟は真直ぐにメルズへと猛進する。
「でぇいいやぁぁぁあああーーーッ!」
轟の鋭い飛び蹴りはメルズの胸部に命中し速度と体重の乗った一撃はメルズを数歩後ずらせる事に成功する。
だがメルズはそのまま轟の足を掴み、にやり笑うと彼を振り回し地面へ何度も叩き付けた。
力任せに思いっきり振り被ると森の木々目掛けて轟を投げ飛ばす。
吹っ飛んだ轟はまともな受け身も取れず木々を薙ぎ倒し、土煙を巻き上げた。
「ぐ、お、、この……はぁはぁ、身体中がいてぇ、腕も、まともに上がらねぇか……だがよ、ここで立ち上がらないって、選択肢は……ねぇな」
全身に走る痛みを歯を食いしばって我慢すると立ち上がり、轟はメルズを見据える。
轟のスーツはあちこちが破れ、マスク部分も目の部分だけが露出している。見える素肌の部分には流血が目立った。
「見せてやるよ、ヒーローって奴を……今、この瞬間、寝子島を、背負って立ってる……漢って奴をなぁぁああああああ!」
轟はろっこん能力を発動させ、身体能力を向上させる。薄赤いオーラを纏い、彼の瞳もまたその色に染まった。
地面を激しく蹴って跳躍すると常人の目では捉えられないほどの速度でメルズへ轟は急接近する。
危険を感じ取ったのかメルズは飛び込んでくる轟目掛けて右の拳を繰り出すがそれは轟の数発のパンチによって体の外側へと大きく逸らされてしまう。
鼻息を荒くしメルズは左の拳で真上から轟を打ち付けた。轟は避けずに腕を交差させそれを受け止める。トラックにぶつかられた様な強烈な衝撃が彼を襲うが身体能力の上がった彼はそれを受け止めきった。
「へへ、やるじゃねぇか。だがお前の負けだメルズ……俺の目的はコイツだからな! 受けてみろぉお! スゥウウトォレイトォオッ! バァァアーストォォッサンダアァァアアッブレエェェエイィククウウーーーッッ!!」
メルズの足元に刺さっていた八神の恵みの杖を掴むと轟はメルズの毛皮を握り締め、回復を自身へ発動させる。
暗雲が立ち込め、ごろごろと稲光を放ち爆音と共に巨大な雷が轟目掛けて降り注いだ。
雷はメルズもろとも轟を貫き、激しい雷光を放った。衝撃波と土煙が撒き散らされ辺りを包み込む。
「轟ッ! くっ、こうも土煙が多いと……っ」
八神と常闇は轟の安否を心配するが土煙のせいで轟はおろかメルズの様子すらわからない。
数秒後、土煙が晴れるとクレーター状に抉れた地面にメルズとぼろぼろの轟が倒れている。轟は微かに息があるようだった。
「常闇、轟の回復を!」
「はいっ!」
すぐさま轟に駆け寄った常闇は地面に突き刺さったままの恵みの杖を抜き、轟に回復を施す。
淡い緑色の光が彼の身体をゆっくりと治療していく。血色がみるみるよくなっていった。
八神は黒焦げに近いメルズの頭部に歩みよるとメルズの僅かな鼻息を感じ、彼がまだ生きている事に気が付く。
彼は常闇を呼ぶと、彼を人に戻せないかと常闇に恵みの杖の使用を頼んだ。
常闇は意識を集中し、回復の光がメルズの頭部を包み込む。
メルズの瞳が濁った赤色から綺麗な青い色に変わる。だがその姿が戻る様子はない。
「う、あ……俺は……うう、なんてことォ……! ずっと見ていた、でも、どうにもならなかった、自分がおかしなもんになって、アイツも喰い殺して……ぐ、あああ、はあはあ、この状態も、長くは、なさ、そうだ、頼む……俺が俺である内に、コロシ、テくれ……!」
大粒の涙を流し、泣くメルズの眉間に短刀を触れさせ八神は一呼吸置く。
「わかった。こんなことをしている奴には必ず報いを受けさせる……救えなくて、すまない」
「いいんだ……あり、がトウ……」
言葉を言い終えるのを待って八神はメルズに止めを刺した。
◆
「ぐああぁぁああ!」
衝撃波に吹き飛ばされ御剣は地面に倒れた。何度目だろうか。打ちのめされるのは。
ふらつきながらも立ち上がった彼にディガードは接近し腹部に数発の拳を打ち込むと鋭い蹴りで御剣を地面へ叩き伏せる。
「ごふっ、がっ、ふっ!」
「時間がもったいないといったんだが。まだ耐える。そんなにあの女が大事なのか? お前は」
御剣を踏みつけるディガードは横目で後方を見る。
その方向では空中から出現した鎖に拘束されたツクヨがいた。乳房は鎖に絡まれ見た目以上にそのボリュームを主張し、体に巻き付いた鎖がうねりながら彼女に服の中へ何本も侵入している。
鎖が蠢く度にツクヨはのけ反って叫び声をあげ、体を何度も震わせる。彼女の身体から垂れたなんらかの雫が彼女の足を伝って地面へと落ち、小さな水溜まりを作っていた。
「ふぎぃい゛い゛ッ! もう、じゃめぇっ、これ以上、ハァァア、むりィイ、こわれウ、こわれぅううう……ッ!」
眼が虚ろで舌を突き出して涎を垂らすツクヨの姿。それを見てディガードは笑う
「生命力を吸い取る鎖が相手では、抵抗も無意味。さっさと降参しろ。お前が耐える程に彼女は苦しむ。だが……倒れたが最後、彼女は貰ってくがな」
「この、外道がァァ!」
速度をろっこん能力で加速させ、鋭い横薙ぎの一閃を放つ御剣だったがディガードはそれを紙一重で躱す。
ローブの端が切れたことを見てディガードはほくそ笑む。心底楽しそうに。
その笑いは狂気の域とも取れる様な何かが見え隠れし御剣は寒気の様な物を感じていた。
「くく、くっくっく、あれだけ痛めつけてもまだこんな力を出せる。やはり人の情という物はいい、予想外のことを起こす」
その時、彼らの耳に大きな雷が落ちた轟音が届いた。
溜息をつくとディガードはやれやれといった雰囲気で肩をすくめる。
「ふむ……間に合わせの像魔ではこの程度か。まあ、いい。十分にデータは取れた。次回に期待するとしようか」
「データって、一体、何のことだッ!」
「お前には言ってもわかるまい」
御剣は再び加速しディガードへ急接近する。世界がゆっくりと進む中、御剣は鞘に刀を収めたままの状態でディガードを殴りつけた。ディガードが怯む動作を取り始めるその瞬間、抜刀。
回転斬りの要領で煌めいた剣閃がディガードを斬り裂き、赤い鮮血を撒き散らす。致命傷に違いない傷だが御剣は容赦せず止めの二の太刀、右足を軸にした深い体制での斜め回転斬りを放った。
更に斬り裂かれるディガードの身体。
だが御剣は違和感を感じ、追撃ではなく咄嗟に後方へ跳躍する。
(斬った手ごたえがまるでないだと!? 何だ……っ!)
直後、御剣のいた地点を地面からせり出した黒く巨大な顎が喰らい尽くす。
斬り裂かれた体を再生しながらディガードは気味の悪い薄い笑みを浮かべていた。
「あと少しで殺せたものを。仕方がない、時間も惜しいのでな。彼女の身体は今は諦めよう。健闘したお前にプレゼントだ……くく、楽しめ」
「プレゼント、だって……貴様、何を企んで……っ!!」
それを聞いたディガードは笑いながら空中高く飛び上がり消失した。
「一体、何を考えてるんだあいつは……そうだ、ツクヨは――ってうわぁぁ!?」
背後を振り向くといつの間にか近くに来ていたツクヨに御剣は押し倒されてしまう。
赤く上気したツクヨの顔や体が彼の理性を飛ばしそうになるが何とか踏み止まる。
「はぁはぁ、もゥウ、限界、なんですヨォ……我慢、できな、くてェぇ……刀ァ、辛いんですゥ……たすけ、てぇえ……ッ」
「助けるっておまっ、ちょっ、なにをっ!? わぁぁぁああ!」
ツクヨは自らに乳房を刀の顔に押し付け、彼の衣服を引き裂く様に剥がしていく。その瞳は朦朧としており、獣じみた本能を感じた。
押しのけようとする御剣であったがツクヨに首筋を甘く噛まれ、彼の意識は――――飛んだ。
それから御剣が目覚めたのは一時間後くらいである。既に紫色のフィールドは跡形もなく消失し寝子島に戻っているようであった。
目覚めた彼がまず目にしたのは背中を向け、小さく縮こまるツクヨの姿。声をかけると罰が悪そうにしている。
みれば二人とも裸であり、そこらかしこの地面に何か液体が浸み込んだような跡があった。
そして妙にすっきりした気分の自分自身。一体、何があったのだろうか。
「あー、ツクヨ? もしやこれって……」
「自分が自分じゃないようで、ああもう、あれだけ興奮させられ、焦らされたら、もうっもうっ!」
「ツ、ツクヨ、落ち着いてくれ、一体俺が気を失っている間に何が……」
「し、知りません。な、なにも……知りませんよォーーーー!」
赤面しながら全裸であることも構わず走り出したツクヨを彼女の着物をひっつかみ御剣は慌てて追いかけた。
二人に何があったのか。それを知るのは恐らくツクヨだけである。
◆
メルズを討伐したことで集められた者達は役目を終え、ちーあの開く帰還ゲートによりそれぞれのいるべき場所へと帰っていく。
戦いが終わり、彼らに休息の時が訪れたのだ。人知れずフツウを守る為に戦った勇士達。
彼らはまだ知らない。この戦いが新たなる脅威の幕開けだという事を。
「ん? ツクヨ、あんたなんで全裸!? 服はどうしたのよっ!?」
ツクヨはイザナの言葉に耳を貸さず一目散にゲートに飛び込んだ。遅れてやってきた御剣がツクヨの服を持っていたことにイザナはジト目で彼を見た。
「あんたさ、ついに……」
「いやっ誤解だ! 俺が襲ったわけじゃなく、ツクヨが、ああ、だがっ! 俺にも何が何だかさっぱりで!」
「はいはい、わかったわかった。ちょっと落ち着いてよ。少しからかっただーけ。あんたにそこまでの非道さがないことぐらいわかってるわ」
その言葉に御剣はほっと胸をなでおろす。
イザナはツクヨの服を受け取るとゲートに足を向けた。
「どういう事があったにしろ、次に会う時は普通に接してあげなさい? それがマナーってもんよ」
それに御剣が頷くのを確認するとイザナは笑顔を浮かべゲートへと消えた。
◆
ちーあ達が帰り、寝子島に家がある者達もそれぞれの帰路につく。
雨の降る中、傘をさした八神は目の前に妖しいローブの人物がいる事に気が付き足を止める。
しばしの沈黙。お互いに何も言わない時間が流れた。
先に口を開いたのはローブの男、ディガードの方である。
「騒動終結の立役者、
八神 修
だな?」
「そうだとしたらなんだ、こっちは帰る所なんだが」
「いや、まずは称賛を。あっちでも邪魔してこっちでも貴様の作戦のせいで計画が途中で消えた。ま、成功の見込みの少ないデータ取りだったとしても。それを防いだ事を褒めてやろう」
高圧的であり上から目線の言葉。だが八神はそんな言葉を受けても冷静さを失わない。
「褒めてくれて光栄だ。あっちでもということはお前は憂国の……そうか、こっちに来る為の目くらましか」
「いい着眼点だ。少し違うが……まあいいだろう。意味的には似たようなものだ。さて時間もない中、君に会いに来たのはひとつ、忠告をしたくてな」
「忠告?」
「ああ、
野々 ののこ
には近づくな。あいつと今後関わるならば命の保証はしない」
「それは警告の間違いじゃないのか。理由は……どうせいう気はないんだろう」
答えとばかりにディガードは肩をすくめて見せた。
八神は真直ぐに彼を見据え言い放つ。
「何を企もうと……この世界のフツウを壊す事は不可能だ。なぜなら俺達が邪魔するからな。貴方の好き勝手にはさせないさ」
「ふっふっふ、いい答えだ。では人間がどこまでできるのか……楽しみにしている」
そう言うとディガードは姿を消す。
一人残った八神は傘をさしてない方の拳をぎゅっと握った。
「……ディガード、何が目的だ」
それだけ言い、八神もまた自宅へ帰るべく帰路へとつくのであった。
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あとがき
担当マスター:
ウケッキ
ファンレターはマスターページから!
この度は遅れてしまい、申し訳ありません。
今回は寝子島に徐々に何かをしているディガードの暗躍でした。
彼は何を想い、何を狙ってこの島に来ているのでしょうか。
それはまだ明らかになりません。真相はまだ闇の中。
この先も皆様のアクション、楽しみにしています。
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担当ゲームマスター
ウケッキ
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
バトル
定員
20人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年12月16日
参加申し込みの期限
2019年12月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年12月23日 11時00分
参加キャラクター一覧
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