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闇ニ慟哭セシ、ヒトツノ獣
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刀を鞘に戻したティオレが一息つく。
だが次の瞬間、地面から飛び出した無数の黒い手が彼女の身体を絡めとる。
黒い手達は彼女の衣服の中へ侵入し整った肢体を余すことなく無遠慮に弄ぶ。
逃れようとするティオレだが拘束は強く、逃れる事は敵わない。
「まさかここまでやるとは。正直、この世界の人間には驚かされている。その褒美に君には生き地獄を与えよう」
「生き地獄? ふふ、いったいどういったものなの、冥土の土産に教えてくれない?」
「いいだろう。君には生きながらシャドウを増やす苗床になってもらう。止めどなくあふれる快感で脳髄を焼かれながらも正気を失えない生きながらにして地獄、終わらぬ快楽という物をなァ!」
「あっはっはっはっは!」
「ふむ、何がおかしい? 気でも触れたか」
荒い呼吸で無数の黒い手から与えられる快感に耐えながらティオレは楽しそうに笑った。その表情は勝利を確信した表情である。あるのだ、彼女には勝算が。
「いや、あんたはずいぶんと私達を過小評価してる……」
「意味が分からんな? 今、評価を一段階上げた所だというのに」
「今にわかるよ、いけぇぇぇえっ! 瑠璃ぃぃいーーっ!」
「せやぁぁぁあああああーーッ!」
ティオレの合図で草むらから飛び出したのはろっこん能力でウェアウルフ状態となっている
楠 瑠璃
であった。
ウェアウルフといっても耳と尻尾が生え、手足が変化している様で顔までは狼にならず元の姿のままである。それがまた実に可愛らしい。
だがその指先は可愛さとは裏腹に鋭い。
急接近した彼女の鋭い爪を備えた両手の指先が鋭利な刃物の如く赤いシャドウを背後から両断する。
瑠璃の斬撃で赤いシャドウが怯んだ隙に彼女はティオレに肉薄すると彼女を拘束している黒い手達を斬り刻む。
「ばっちりのタイミングだよ、瑠璃!」
「上手くいって良かった、ティオレさん傷は私が! 恵みの杖よ、癒しを!」
持ってきていた恵みの杖を瑠璃は握り締めると祈る様に念じる。
すると淡い蒼い光が溢れ出し、黒い手によって付けられたティオレの傷を癒していく。
そればかりか周辺でシャドウのされるがままとなっていた真白、冬華、桜の傷さえも綺麗に癒して見せる。彼女達に群がっていたシャドウは掻き消える様に光に飲まれ消失していった。
「よし、一気に決めるよ瑠璃っ! 私に続けぇぇぇーーッ!!」
「はぁぁぁああああああッ!」
「調子に、のるなぁぁぁあ!」
二人は同時に走り出しそれぞれが右と左から赤いシャドウを狙う。
赤いシャドウが慟哭すると彼の身体から無数の黒い手が溢れ出しティオレと瑠梨目掛けて襲い掛かる。
瑠璃の動きに合わせティオレは斬撃を繰り出すと彼女を狙う黒い手達の攻撃を次々と撃ち落としていく。
瑠璃は自らの爪を地面に走りながら擦り付け速度と摩擦でばちばちと火花を散らせる。
そのまま赤いシャドウに肉薄すると鋭い蹴り上げで赤いシャドウを空中へと浮かすと続け様に蹴りの連撃を叩き込んだ。
直後、地面から抜き放った爪で赤いシャドウの核を逆袈裟斬りに両断する。
「ぐぅううあああああああああッ!」
断末魔の叫びをあげ赤いシャドウは崩れる様にその身を霧散させていく。
肩で息をする瑠璃を抱き締めるとティオレはその頭をくしゃくしゃと撫でた。
「あっはっはっ、まさかここまでできるなんてね、正直驚いたよ」
「いや、その、無我夢中で……」
「慣れない戦闘だってのに、大したもんだよ」
褒められた瑠璃は少々恥ずかしそうにしながらもどこか嬉しそうである。
ティオレと瑠璃は真白達を回収すると、安全な場所へと彼女達を運んでいった。
◆
「目撃情報が確かなら……ここにいるはずだよな?」
「そうですねぇ、いかにもって感じの妖しい建物には見えますけどぉ」
そう言いながら怪しげなオーラを放つ見慣れぬ小さな小屋の前に立っている男女。それはちーあの依頼で動いている
御剣 刀
と金髪のわがままボディの女性ツクヨであった。
「だがどうやって入ろうか、見た所入り口らしきものはないし……なッ!?」
「あらあら、これはこれは……ふふ、随分と敵さんはやる気ですねぇ」
二人の周囲の空間は歪み、紫色の妖しい空間へいつの間にか移動させられていた。そこらかしこに漂う気配は尋常ではなく異様さを放っている。
御剣が刀の柄に手をかけツクヨが赤い鎖を顕現させて戦闘準備を完了させると同時に二人の目の前にローブ姿の男が姿を現す。
「くっくっく、可愛いネズミが嗅ぎまわっているものだ。たった二人で我の前に出る……なんと愚かな行為よ」
「こいつ……っ!」
御剣は必死に手が震えだすのを押さえていた。一流の剣士は相手と相対しただけでその力量を察する事ができるという。
御剣がローブの男から感じるのはただ漠然とした殺意の塊。それは冷たくそして鋭い。
圧倒的な力量差がそこにあった。勝てるとかそういう次元のものではない。寧ろ生き残れるかどうかを心配した方がいいぐらいである。
「あひゃはっ! いいですよ、いいですねぇぇえっ! 殺し合いましょうよぉおおーーーッッ!」
誰よりも早く動いたのはツクヨであった。飛び出す様に空に駆け上がると鞭のように赤い鎖をしならせ、ローブの男にツクヨは襲い掛かる。
横薙ぎ、縦薙ぎと振られた赤い鎖をローブの男は腕すら動かさず、斬撃の様な物で軽くいなして見せた。
ツクヨは両手に赤い長剣を瞬時に顕現させるとそれらが交差するように振るう。
だが何度振るっても斬撃の様な物でいなされ、ローブの男には傷ひとつ付かない。
「血気盛んでいいことだが……我はこれでも忙しいのでな。さっさと弱点を突かせてもらおう」
「弱点ですかぁ? なに、をぉ……っ、あぐぅうっ!」
ローブの男が手をかざすとツクヨは身悶えし攻撃の手を止めてしまう。その瞬間、衝撃波で弾かれツクヨは落下する。
御剣はすかさずツクヨの元へ飛び込み、彼女が地面へ叩き付けられる前に受け止めた。
「ひゃんっ! ひぎいぃいっ、いまあぁっ、さわっちゃ、んぐぅううっ!?」
御剣の腕の中でツクヨは赤面しつつ身悶えしている。その様子は妖艶を通り越して彼の理性というタガを簡単に吹き飛ばしてしまいそうになる程であった。
「ツクヨォ!? おまっ、なに、変な声出して!?」
「くく、純情だな人間よ。今、我は彼女の知覚を弄った。今の彼女は体に与えられる感触が、肌で触れる全て、服も空気も何もかもが快感に変換される。戦闘どころではあるまい」
「な、なんてうれし……いやいや! とんでもないことを!」
ローブの男が軽く腕を振るうとそれに合わせ、巨大な衝撃波がギロチンの刃の様に二人を襲う。その速度は素早くとても避けきれるものではない。
御剣はろっこんを発動させ加速するとそれをぎりぎりの所で躱した。彼の頬から一筋の血が垂れる。
その様子を見てローブの男は溜息をついた。
「言っただろう、暇ではないと……時間をかけたくないのだよ」
◆
「あいつが人間ってのは本当なのか?」
「ああ、木を払う動作……目や喉にパチンコ玉を当てた際の挙動、どれを取ってもその動作は動物のそれではないな」
九夜山の森の中……巨大な獣、メルズの侵攻ルートに並走する様に歩く者達がいた。
黒髪ツインテの少女イザナ、
八神 修
、
風雲児 轟
、
常闇 月
の四名。彼らはメルズの侵攻を止める為、行動していた。
「良かったです。あれを倒したら食べようとか言いだした時はどうしようかと」
「おいおい、サルの頭なんかも高級食材だろ? 魔物も意外といけるんじゃないかって思ってな」
「その探求心と言うか好奇心には感服します」
八神と常闇のやり取りに緊張していた面々の緊張の糸は良い感じにほぐれたようでそれぞれの顔は明るい。
「この先に誘導し、作戦通りメルズの足を止め、一気に勝負を決めよう。時間をかけたり突破されれば町が危うい」
「ああ、任せろっ! ヒーローたるもの、この寝子島の平和は俺が、いや、俺達が守るッてな!」
「期待しているよ、ストレイト。よし、行くぞ……ッ!」
八神の号令でそれぞれは散開し、メルズを囲むように配置につく。
まず仕掛けたのは常闇であった。木々の間をワイヤーを使って飛び回りメルズとすれ違いざまに彼を大鬼のかなぼーで殴打する。
「ぐぅうぅ、オオォオオッ!」
「こっちです、追いかけてみてはいかがです?」
「アオオオォッォオオオオーーー!」
周囲で飛び回りちょっかいをかけてくる常闇が気に障ったのか森の木を一本引き抜くとメルズは吼えながらやたらめったらに振り回す。
だがそれは大ぶりな攻撃であり、常闇には当たる所かかすりもしない。
目の前を飛び去っていく常闇を追いかけ、メルズは走る。
地響きをたて背後から迫りくる巨体に臆することなく、常闇は彼の攻撃を寸前で回避して見せた。
振り下ろされた腕を伝い、常闇は大鬼のかなぼーでメルズの鼻先を殴り飛ばす。衝撃でたたらを踏むメルズであったが顔をぶんぶんと振り、すぐさま常闇を目で追った。
メルズは頭に血が上っているのか躍起になって常闇を追いかけ続ける。木々をなぎ倒し、地面をどすどすと土煙を上げて突進する様子はまさに暴走列車の如く。
「もう終わりですか? わたしはここですよ」
木々を足場に飛び回りすれ違いざまに常闇は再びメルズの顔を殴りつける。だが常闇は手ごたえの違いに気づく。
(浅いッ、これでは追撃がすぐ――)
すぐさま自身の動きを変更しようと態勢を変えようとしたがそれよりもはやくメルズが常闇を掴んだ。
ぎりぎりと力を込められ体がみしみしと軋む、圧殺されるような強烈な痛みが彼女の身体を走る。
「ぐっ、うっあぁっ!」
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冒険
SF・ファンタジー
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定員
20人
参加キャラクター数
9人
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シナリオガイド公開日
2019年12月16日
参加申し込みの期限
2019年12月23日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年12月23日 11時00分
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