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●キツネと勇者と○○と
【寝子島】
御剣 刀
は目を剥いた。
「お前達、何やっているんだ?」
見れば、塔で見知った間柄である
ルーク・ポーラスター
と
フォルカ・ヴィクスン
が、塔の中の格好そのままで街で大道芸をしていたのだ。
「あ、カタナ、聞いてくれよ。フォルカのやつ、おひねりのために、オレの頭にナイフが飛んできても避けるなって言うんだぜ?」
「バカねぇ。本物の勇者ならナイフの一本や二本頭に刺さったくらいで死にやしないって」
「そ、そうなのか……!?」
フォルカの口車に乗せられ、自分で自分の頭にナイフを突き刺そうとするルークを、刀は慌てて止めに入る。
「いやいや、普通に死ぬからな? ていうか、なんか大変そうだな。大道芸をやるなら、俺も協力するよ。ちょうど稽古帰りだったし」
背負っていた竹刀を取り出して、刀も二人に協力することにした。
ルークもフォルカも知らない間柄ではなかったし、島のフツウを守るためなら、協力を惜しむつもりはなかった。
「あ、じゃあさ、もっとおひねりにいいものいれるように言っておくれよ。さっきから、おひねりは入るんだけど飴玉とか謎のお菓子ばっかりで実入りが悪いんだ」
「まあ、交渉は協力するけど、こっちのお金を持ち帰ってもあまり意味なくないか?」
「あたしはもっと金目のものが欲しいんだよ!」
尻尾をゆっさゆっさするフォルカに苦笑しつつ、刀はできるだけ人通りの多い、実入りの良さそうな場所に二人を案内することにした。
【参道商店街】
「ああ、お稲荷様のこすぷれじゃあ。ありがたやありがたや」
「ねぇ、カタナ。このおばあちゃん、何言ってんの?」
「たぶん、フォルカがあれに見えてるんじゃないか?」
刀がお稲荷さんを指で示して言うと、「あたしはあんなに老けてないよ!」とフォルカは憤慨した。
「あ、こら! おばあちゃんは悪くないだろ!」
おばあちゃんに抗議しにいくフォルカを、刀は慌てて止めに入る。
主な戦利品(おひねり):じいちゃんばあちゃんが備えてくれたおまんじゅうと稲荷ずし
【キャットロード】
「おお、こっちにはオレら以外にもいっぱい『ほしびと』が来てるなー」
「酔っぱらいが多いわねえ。ここなら、ちょっとぐらい盗みをやっても……」
「駄目だからな? お前ら、タダでさえ目立つんだから騒ぎは起こさないでくれよ」
と、刀が『ほしびと』二人にたしなめるように言った直後、すぐそばの酒場で騒動を起こす柄の悪い『ほしびと』の怒声が聞こえ――
「お前ら、喧嘩してんじゃねー!」
刀は竹刀を持って、秒で乱闘に割り込んでいった。
「……なあ、あれは『喧嘩』じゃないのか?」
「まあ、どこをどう見ても『喧嘩』だわよねぇ」
結局、その後、3人で暴れたぶん皿洗いなどのバイトをすることになった。
戦利品:一生懸命皿洗いを頑張った3人に店長がくれたお小遣い
【???】
ひとしきり島を芸をしてまわると、もう夕方になっていた。
3人は寝子島神社の境内で、喧嘩した後の番長のように大の字で寝転がった。
「……ああ、疲れた。ねえ、結局、あたしら何でここに来たんだっけ?」
「……勇者の心得、第60えーっとなんとか条。細かいことは気にしない……だろ」
フォルカとルークが疲れ切った様子で言うのが、なんだか刀には妙に可笑しかった。
「ちょっと、カタナ、何が可笑しいのさ」
「そうだぞ。そもそもキミのせいで俺らまで皿洗いをさせられる羽目になって」
「ごめんごめん。でも、こっちもなかなかいいところだろ? 夕日も綺麗だし」
そう言って、刀が視線を向けた先には赤い夕陽が地平線の向こうに沈みかけていく様子が見える。刀はこの境内から見る夕日がことのほか好きだった。
「まあ、そうね」
刀の言葉に、フォルカも小さく息を吐いて同意した。
「勇者の心得、その99条。綺麗な夕陽を見たら、その日の苦労は全て忘れろ、だな」
ルークのいつもの思いつきの勇者の心得に、三人で声を立てて笑ったときだった。
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオ、と凄い音を立てて、どこからともなく凄い量の水が集まってきた。
「え? ちょ、あれ、ウォータードラゴン? なんで、こんなところに」
フォルカが目を丸くする。
「お、おい、こんなの街中で暴れたらひとたまりも……」
ルークが目を瞬かせる。
「今度はドラゴンか……! でも、相手が誰であろうと寝子島のフツウは俺が……」
と、刀が竹刀を手に立ち上がりかけたときだった。
「え……あんなところに、女の子……?」
神社の境内、ちょうどウォータードラゴンの正面に、一人の女の子がぼんやりと立っていた。
「…………」
少女――
水上 桜
は呆然と目の前にたちはだかる巨大な竜を眺めていた。
「……こんどは……ドラゴン……?」
ぽつり、と呟いた声には覇気がなく、瞳には人間らしい光がなかった。
見ようによっては、無力な少女が巨大なドラゴンを目の前におびえ、立ち尽くしている姿に見えた。
だが、桜は怯えているわけでもなければ、無力な少女でもなかった。
「……さっきから……人が黙って夢だと思っていれば……調子に乗って……」
というか、もう目が完全にキレていた。
もはや彼女自身何に向かってキレているのかわからなかったが、とにかくムカついていた。
それに応えるように、塔の外であるはずなのに、突然、桜に星の力が宿った。
「……もう……いいっかげんにしなさいっ!!!」
次の瞬間、桜の怒りは一筋の矢となって解き放たれ、ウォータードラゴンの頭部に直撃、一撃でその息の根を止めた。
「すげ……」
竹刀を手にしていた刀は、その一部始終を呆然と見つめていた。
「……勇者の心得、666条。キレた女の子、マジこええ」
ぽつりと呟いたルークの言葉は、もはや心得でも何でもなかったが、とても彼らの心情を的確に表した言葉であったように思えた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
10人
参加キャラクター数
7人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年12月12日
参加申し込みの期限
2019年12月19日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年12月19日 11時00分
参加キャラクター一覧
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