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【寝子祭2nd】メイド喫茶で秘密の時間を
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喫茶の中で流れる時間はゆるやかで、次から次へと注文が入るわけではないとはいえ、ひとりでバックを務めるイルマは大忙しだった。
それでもさすがイルマだ。料理を作る作業はいずれも手早く正確で、合間合間には食器洗いもこなす。しかもその動きひとつひとつが、まるでワルツでも踊っているかのように典麗なのだった。今も、
「カレーのオーダーが入りましたわ。ベルガモットティーも」
マーガレットから伝票を渡されると即座に、
「承知しました、マーガレット様」
ぺたりとレンジ台の上に貼り付けている。イルマはその動きから一拍もあけることなく、沸騰した鍋の火を止めていた。
「つぎのお嬢様もカレーのご注文です。加えてコーヒーを」
そこに美野梨が入ってくる。
並んだイルマと美野梨を目にして、マーガレットはふぅと溜息をついた。
「え?」
「いかがしまして?」
いえね、とマーガレットは胸に手を当てて言う。
「……あまりの素敵さに心、打たれてしまいまして」
寒椿の開花を目にしたかのように、うっとりとした口調だった。
「美野梨さんの可憐なメイド姿、そしてイルマ様の凜々しきメイド姿、いずれもおとらぬ双(ふた)つのうるわしさ、こうしてならんでおられますと、目の幸せすなわち眼福にございます、と思って……」
「それは褒めすぎだよ、マーガレットさんだって可愛すぎること山のごとしだよ」
と紅潮する美野梨である。
「身に余る光栄です。マーガレット様」
と言うイルマに、そうそう、とマーガレットは言う。
「イルマさん、マーガレット『様』はやめてもらえませんか? 学校の先輩後輩ですし」
「そうですか。お嬢様のご学友ですので、つい」
「敬称抜きで構いませんわ。私もそのほうが楽です」
「わかりました。ではマーガレットさんとお呼びしますね」
かく告げる間もイルマは作業の手を止めない。いまも茶葉の入った缶を手にして、
「こちらの茶葉、さすが本場のものですね。とても上品な香りがします」
と示して支度する。さらに間髪を入れずカレーの用意も調えて、自信を持って送り出した。
「それではこちらがカレーとなります」
カレーはイルマの得意料理だ。食材にもこだわり、時間をかけてじっくりと煮込んだ本格派である。サイコロ型に切ったポークはトロトロに柔らかく、盛りつけた刻みキャベツの色も鮮やかだ。アイルランドカレー風にとろみが少ないものの、見た目に反して濃い口の味付けであり、香ばしいサフランライスとの相性は抜群だった。フィッシュアンドチップスも添えられているので、軽食といってもランチには十分なボリュームがあった。
「おや、ドアの開く音がしましたよ」
料理をトレーに載せ、イルマはふたりを送り出す。
「接客をお願いしますね、美野梨さん、マーガレットさん」
彼女らの愛らしい背中を見つめながら、イルマは我知らずほほえんでいた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
桂木京介
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
学校生活
定員
5人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年12月08日
参加申し込みの期限
2019年12月15日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年12月15日 11時00分
参加キャラクター一覧
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