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【寝子祭2nd】『Nekos・eminyas』
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☆寝子祭当日にゃ!(2)
「たのもー」
道場破り的な口上と共に猫タロット占いの館にやってきたのは、
旅鴉 月詠
だ。
更に軽口を続けようとした月詠だったが、
恵御納 夏朝
のやや固い面持ちを見て、
「……時に恵御納。内装、興味深かったよ。飾り付けもグッドだ」
と、すとんと椅子に座って、正直な感想を述べた。
夏朝の表情が、ふっと和らぐ。
「本当? 気に入ってもらえたなら良かった……! 皆で工夫したから、嬉しいな」
「うん、いい顔だ。儀式は雰囲気も大事だけど、度々日常に紛れ込むものでもあるからね」
「……?」
魔法めいた台詞に、夏朝ははてなと首を傾けたが、
「ん、気にしないで。恵御納のペースで始めてもらって構わないよ」
との月詠の言葉に、こくんと頷いて、
「じゃあ、改めて。こんにちは……猫タロット占い師のかーさ、です」
と名乗った。
「えっと、何を占いたいとか、あるかな……?」
「そうだな、今日、占ってもらいたいのは……」
夏朝の声にそう応じて――月詠は、己の人差し指を、ゆっくりと上に向ける。
暫しの、間。
そうして月詠は、
「あ、猫についてよろしく。んー、そうだ、島の猫との相性とか?」
と、ごくごく軽い調子で言った。
ぱちぱちと、焦げ茶の双眸を瞬かせる夏朝。
「ええっと……ごめん、さっきの間は……?」
「気になった? なら、上々だ。意味深な仕草て必要だと思うんだよね」
「意味深な仕草?」
「そう。何の意味もなくても何かあるように思わせることができるだろう?」
「mysterious(←ものすごいイケボ)」
月詠の怒涛のマイペースっぷりに、少しの間、ぽかん、としていた夏朝だったが、
「……はっ、占い!」
と、すぐに己の仕事を思い出して、真剣な表情でタロットをシャッフルし始める。
そして。
「素直で誠実な態度を心がけたら、猫さん達も心を開いてくれるみたい」
と、タロットが導き出した答えを口に出した。
ふむ、と月詠が顎に手を宛がう。
「成る程にゃー。ありがとう、恵御納。ところで、そのタロット……」
「? この、猫タロットのこと?」
「そうそう。見せてもらえないだろうか? みーせーてー」
「あ、うん。はい、どうぞ」
「うん、やっぱりいいねー、これ。手作り? 既製品? どっちにしてもナイスだよ。私は今はトートタロット使ってるけど、自分で描いてしまおうかなー。いいよね、オリジナルカード。ところで恵御納、手、きれいだね。タロットを扱う手つきもきれい。Wonderful(←ここ、めちゃくちゃイケボ)」
淡々とした口調で繰り出される、マシンガントーク。
喋りたいだけ喋って、タロットはごく丁寧に夏朝に返却したそのあとで、
「あ、そうだ」
と、月詠は、ごそごそと何かを取り出して、テーブルの上に置いた。
「これは……ストラップ? あっ、木彫りの猫だるまさんだ……! 可愛い……!」
猫好きな夏朝の声が、ぱああと華やぐ。
「ちなみにこれ、両手をかざすと……」
「かざすと?」
「まあ、何もないんだけど。ともあれ、今はこゆ小物作ってるから、占いの駄賃に、どうぞもらって」
「わ、ありがとう。嬉しい……けど、占い代も貰ってるし……」
「ん、でも、フリマに出すよか、目の前で喜んでくれてる人にもらってほしいし、沢山あるし」
それだけ言って立ち去ろうとする月詠を、
「ま、待って!」
と夏朝は慌てて呼び止めた。
差し出すのは、星がきらりと揺れる御守りキーホルダーだ。
「これ、占いをしに来てくれた人にプレゼントしてるんだ。本当に、ありがとう」
「……君に、幸せが沢山訪れますように!」
受け取ったキーホルダーをチャリと鳴らして、月詠は、
「どうもね。後は、カフェでゆっくりさせてもらうよ」
と、猫タロット占いの館を後にした。
※
喫茶スペースへと戻った月詠は、プチケーキとサンドイッチを注文すると、
(――さて、と)
と、テーブルの上にスケッチブックを広げた。
(私の手にかかれば、数分前の恵御納夏朝の像もすらすらと再現できる)
先ずは、ラフ。
占い師役を務める夏朝の、真剣な表情が頭に浮かぶ。
次いで、頁の上を滑らかに走るのは、広げられた画材のうちの一つ、水彩色鉛筆だ。
月詠の手で吹き込まれていく、命の息吹、命の色。
「……あの、お待たせいたしました」
ごくおずおずと、接客係らしい寝子高生がテーブルの端にプチケーキとサンドイッチを置く。
それが、己の集中力を削ぐのを懸念してのことだと察して、
「ありがとう。丁度、これくらいにしておこうかと思っていたところだ」
と、偽りのないところを接客係に告げて、月詠はスケッチブックを閉じた。
(長居は迷惑だろうからね。完成品は後で持ってこよう。水で溶いて乾かさないといけないし)
閉店までにはできるかな、とそんなことを思いながら、
「ん。これは中々……」
月詠は、サンドイッチをもぐもぐとし始めた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
6人
参加キャラクター数
4人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年11月21日
参加申し込みの期限
2019年11月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年11月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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