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料理長が厨房を出て行き、修とあおいは注文の品を作ることにした。バイキングのセットを頼む人も多いが、普通の大きさのケーキと紅茶つまりティーセットやサンドイッチセットの注文も多いのだ。
「厨房って入ったことがないから、上手く出来るか不安」
あおいはキョロキョロそわそわしている。
「大丈夫だ。まず、サンドイッチを作ろう」
「うん、そうだね」
誰でも分かるように、作り方は冷蔵庫の扉に張ってある。
「そうだ、あおい。厨房の床は滑りやすいから」
「あっ!?」
あおいの足が滑って、前のめりに倒れそうになる。
「危ないっ」
修は慌ててあおいの手首を握った。それから手前へ引く。受け止めた修は足を踏ん張って、どうにか持ち堪えた。
「……ふう」
「……あ、ありがと」
はたから見れば、修があおいを抱き締めている状態だ。
慌てた二人はすぐに離れる。ベタなハプニングだ。まるで何かの漫画やドラマのようだ。
「怪我、ないか?」
「あ、えっと、うん。大丈夫」
お互い、顔を赤らめ、視線をそらす。
「気をつけろよ。それよりもサンドイッチだ」
「そだね」
棚から食パンの袋を取り出し、四枚ほどまな板の上へ。それから冷蔵庫にあったマーガリンとからしマヨネーズをあおいの前へ置いた。
「パンに塗っておいてくれ」
修は調理器具の引き出しからバターナイフを取り出し、あおいに渡す。
「修君、凄い。なんで物の場所が分かるの?」
「大体の並びでわかるんだ」
「そうなの?」
あおいがマーガリンなどを塗っている間に修が冷蔵庫の中にあったレタスを洗ってちぎり、パンの上に乗せていく。
「ハム出すね」
「頼む」
二人で協力しつつ、サンドイッチが完成した。修が包丁でカットする。
「綺麗にできた」
あおいが嬉しそうに手を合わせる。
断面を上にして盛り付け、一皿完成した。
と、キッチンに葉月が入ってきた。きょろきょろとキッチン内を見回す。
「注文なら俺達が作るが」
「なら、オレンジペコを淹れてもらえるかしら? そのサンドイッチは運んで来るから」
「ああ、頼む」
皿を渡し、今度は紅茶の淹れ方が書かれた紙を見て、ポットに紅茶の茶葉を三杯分淹れる。
「お湯沸かすねー」
あおいがやかんに水を貯め始める。
「あおい、冷蔵庫のタイマーを取ってくれるか?」
「はいはい」
「なんだか、夫婦みたいね」
まだ入り口のところにいた葉月が綺麗な緑色の瞳を細め、ふっと笑ってそう言った。なんとなく、珍しい表情をみたような気がする。彼女はすぐに踵を返し、フロアへと出て行った。
「夫婦……」
あおいは頬を赤らめて、
「あはは、そんな風に見えたのかな?」
「そう、かもな」
キッチン内になんとも気恥ずかしい空気が流れた。
やがてお湯が沸き、オレンジペコを淹れる。それから客の希望に合わせてロイヤルミルクティーを淹れた。牛乳を温め、4分の1~半分カップに注いでさらに紅茶を注ぐ。
修がティーカップをお盆に乗せた。
「俺が行って来よう」
正直、顔が熱くて堪らないので、外の空気を吸って来たい。
「うん。行ってらっしゃい」
アカリと結衣香はバイキング台の前にいた。様々なメニューが並んでいる。
「あのー、さっきの全部食べたんですか?」
結衣香が首を傾げる。
するとアカリが人差し指を立てた。
「二皿目を持って来たら、食べマース!」
「最初から二皿ですか、チャレンジャーですね」
アカリはサンドイッチを片っ端から皿に乗せて行く。
「イチゴショートケーキは……あ、これですね」
ミニバージョンのケーキなので二個、お皿に乗せる。隣にはチョコレートケーキが並んでいたので、ついでにそれも。
「とりあえずこれで」
ふと、自分の席を見やると、修が辺りを見回していた。紅茶が届いたようだ。
「先に戻りますね」
結衣香は皿を持って、自分の席へ。
アカリは数種類あるサンドイッチを全て皿に取り、席へと戻った。
「それでは、いただきマース」
まずは定番のハムサンドを頬張る。からしマヨネーズがきいていて美味しい。卵サンドもマヨネーズとの絡みが絶妙だ。
「んーっ」
頬を押さえつつ、噛み締める。
「美味しいデース!」
一通り食べ終えると、次はデザートだ。
まずはエクレアを頬張った。甘さ控えめのカスタードクリームが滑かだ。マカロンを一口かじりつつ、抹茶ミニケーキも口へ運んだ。濃厚な生クリームに抹茶の苦みがアクセントになっている。
「お待たせしました」
やがて運ばれてきたのは注文していた紅茶、ロイヤルミルクティーだ。
「うーん! 美味しいデース」
クッキーと一緒にミルクティーを一口。
仕切りの向こうでは、結衣香が本を開いていた。
「頂きます」
ゆっくりとフォークでショートケーキをカットして、それを一口。ティーカップのオレンジペコも一緒に流し込む。
「美味しいです」
涼しい風が吹き抜け、髪を揺らした。
これでゆっくり本を読めそうだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
高城ヒト
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年10月03日
参加申し込みの期限
2019年10月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年10月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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