this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
変わり者悪魔は少女漫画の夢を見る?
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
★Lesson6.自分の心も大切に!
今回の依頼人たる倉科 みいと、何でも屋『いぬもり』の
犬杜 初
。
秋色の長閑な公園で、
恵御納 夏朝
は2人と待ち合わせた。
「夏朝、おはよ! あ、この子が依頼人のみいね」
「おはよう、初ちゃん。みいさんは、初めまして」
「初めまして。今日は、よろしく頼む」
ぺこりと頭を下げるみいの様子を目に、夏朝は思う。
(少女漫画は最近は読めてないから自信はないけど、少しでも手助けできるといいな)
挨拶を終えたら、先ずは、ベンチに並んで座って、持ち寄った少女漫画を読み合いながらのトークタイムだ。
「『にゃんスタ』、面白いね。みいさんが読んでるのは、初ちゃんのお勧め?」
「うん、『君色センチメンタル』だ。孤高の美人転校生と平凡な男子高校生の心の機微が丁寧に描かれている」
「そうなの! 絵も描写も超繊細なの! ていうか、夏朝のお勧めもめちゃくちゃぐっと来るんだけど!」
夏朝が持参した『そばでくつろぐにゃんこのように』を手に、初が力のこもった声で言う。
自身のお勧めを読み終えたみいを、「これ、早く読んだ方がいいよ!」と急かしたあとで、
「夏朝って、意外と少女漫画通? 今の漫画、うい、初めて知った」
と、夏朝に話を振る初。
「全然、通じゃないよ。少女漫画、最近読めてないんだ。『そばにゃん』は、少し前の作品で……」
「あ、だからうい、知らなかったんだ。主人公が拾って飼い始める猫が、すっごく可愛かった!」
「うん、本当に可愛い……! 学校や私生活での色々を、猫さんと一緒に乗り越えていくのが好きなんだ」
「わかる! そっと支えてくれる猫にもぐっと来るし、主人公の頑張りも応援したくなる!」
なんて盛り上がっているうちに、みいも『そばにゃん』を読み終えた。
「……すごく良かった。猫、可愛いな。この1人と1匹の関係は、『絆』というやつだろう?」
と感想を述べるみいの頬が、興奮に、僅かに上気している。
――さて。ここからが、依頼の本筋だ。
「僕の鍛え方? は……一緒に寝子島を巡りつつ、見かけた困ってる人や猫さん達の手助けをしてみよう」
夏朝の言葉に、「わかった」と頷くみい。
かくして3人は公園をとび出し、間もなくして、荷物を沢山持った、旅行客らしきお兄さんを見つけた。
しかもお兄さんは、どうやら、道に迷ってしまっているらしい。
「みいさん、一緒に、あの人の力になれるよう頑張ってみよう」
「あ、ああ!」
荷物を一部預かり、お兄さんを無事に目的地まで送り届ける夏朝達。
そのあとで、夏朝はみいに尋ねた。
「みいさん、どうだったかな……?」
「その……何の縁もない人を無償で助けるなんて初めてで……少し、変な感じだった」
居心地悪そうに、みいが俯く。
「それで、僕は今日まで、こういうことに無頓着だったんだなって、初めて気付いたよ」
僕自身、親切な人に拾ってもらえて住み込みのバイトができているのにな、と苦笑するみい。
「……これからは僕も、誰かを助けられるようになれたらいいな」
そう呟いたみいの反応に、
(僕の伝えたかったこと、今ならちゃんと届くかもしれない)
と、夏朝は再び口を開く。
「あのね、『にゃんスタ』の主人公さんは、時には落ち込む事も、冷たくされる事だってあったよね」
「うん。だけどみぃ子は、皆が幸せになれる形の解決を諦めないで、いつも一生懸命に頑張るんだ」
「そうだね。僕は……主人公さんのその在り方が、誰かに強いられてのことじゃないのが、大事だと思う」
みいが、ハッと目を見開く。
「彼女自身が、助けたいって思ったり、悩んだり相談したりしながら、こうしたいって方向性を見つけてる」
それこそが大切な要素、なんじゃないかな、と夏朝は言葉を一度切った。
そうして今度は、黙って話を聞いていた初の方へと向き直る。
「初ちゃんは、どうかな」
「……へ? うい?」
「うん。『いぬもり』を、一閃さんをお手伝いするのは、初ちゃん自身がそうしたいって思ったから……」
かな? って、僕は思ったんだけど……、と控えめに自身の考えを述べれば、
「……言われてみれば、その通りかも。仕事を手伝えとか、一度もお兄ちゃんに言われたことないし」
と、考え考え零したあとで、初が笑った。
笑みに笑みを返してから、夏朝は再び、みいの方に顔を向ける。
「今のみいさんは、少しずつでも着実に、在りたい形に近づいている、と思う」
誰かを助けられるようになりたい、という呟きは、その発露だと信じてもいいだろう。
「……そっか。……嬉しい、ありがとう」
「相手の気持ちや状況を考える事だって大切だけど、それと一緒に、」
「『自分自身の想いも、疑問や悩みも大切に』……ね」
みいが、大きく頷く。
(皆と共存できる悪魔さんなら、幸せになってほしい)
みいの笑顔が、彼女の助けになりたいという夏朝の気持ちが形を得たことを、確かに物語っていた。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
このページにイラストを設定する
あとがき
担当マスター:
巴めろ
ファンレターはマスターページから!
お世話になっております、ゲームマスターの巴めろです。
まずは、ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!
あたたかく、また、個性に溢れた色とりどりのアクションをお預かりいたしまして、
どのアプローチも本当に素敵だなぁと楽しく執筆させていただきました。
みいも、学ぶところがたくさんあって、皆様のおかげでぐんぐん成長できたと思います。
悪魔少女育成計画、お疲れさまでした!
重ねてになりますが、ご参加くださった皆様に心からの感謝を。
この度も、本当にありがとうございました!
↑ページトップに戻る
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
変わり者悪魔は少女漫画の夢を見る?
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
巴めろ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年10月13日
参加申し込みの期限
2019年10月20日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年10月20日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!