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携帯戦記カプセルギア カプギアハロウィンナイト!
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【星のまたたき】
「うふふ。ギアバトル、楽しかったわ~。教えてくれたお姉ちゃんには感謝感謝、よね♪」
ほくほく顔の
黒江 ナオ
。
愛機『スカルブーティちゃん』の大活躍でスカッと勝利、景品もゲットすることができて、大満足です。
「お土産も買えて良かったわ~」
抱えた紙袋には、ハロウィンらしくかぼちゃプリンが5つ。家族みんなで食べれば、きっと美味しさもひとしおというものです。
「なんたって、いもくりなんきんのお菓子にハズレなしよね……あら?」
物販コーナーのフードコートを通りがかると、なにやらこちらへぶんぶんぶん。手を振っている子がおりまして。
不思議に思い近づいてみますと、
「さっきはよいしょうぶだったのですー。よくぞゼロのしろにゃんこを倒したのですー」
「まあ。こちらこそ、バトルありがと!」
先ほどナオと激戦を繰り広げた、
ゼロ・シーアールシー
でした。
「まあまあまあ。どうぞどうぞ、なのですー」
ゼロはずずずと美味しそうなラーメンをすすりつつ、ナオに相席を勧めます。
丸テーブルには、
曖浜 瑠樹
と
桃井 かんな
の姿もありました。
「かぼちゃ料理、いっしょに食べる? たくさんあるから、食べていいよぉ」
「曖浜、ちょっと買いすぎ。私もうお腹いっぱい……」
「へへへぇ~」
ずらりと並んだかぼちゃ料理は、瑠樹がお小遣いで買ったもの。けれど今夜のイベントが嬉しくて、はしゃいでしまって、ちょっぴり量が多かったようです。
旬のカボチャを使ったメニューはどれもほかほかで美味しそう!
「ふふ。それじゃ、少しいただこうかしら」
「うん~、いっぱい食べてなぁ」
いつもならみんな、すっかりおねむでお布団にイン! なお時間です。星明かりの下でこんなふうに誰かとおしゃべりしたり、美味しいものを食べたり……子どもたちには新鮮な経験であったことでしょう。
それにまだまだ、夜は長いのです。彼らはしばしかぼちゃ料理をつつきつつ、カプセルギア談義に花を咲かせることとなりました。
「は。そうなのです。ゼロにギアバトルで勝った人には、これを進呈するのですー」
「あら……な、なあにこれ?」
「『
謎茶
』なのですー」
どんっ。脈絡もなく唐突に、目の前に置かれた極彩色のお茶……お茶? マジで? なブツを覗き込み、ナオは口元をひくつかせます。
謎茶。ゼロがしばしば他人へおすそ分けする、文字どおりまったくもって謎だらけな飲料物。味は完全なるランダムで、なんなら出した本人にだって分かりゃしないのです。
ちなみに『
謎団子
』もあるよ!
「負けた人にも敢闘賞として進呈するのですー。バトルしてない人にも、お近づきの印に進呈するのですー」
「「えっ」」
どどんっ。瑠樹とかんなの前にも謎茶はやってきて、こぽこぽと泡立っております。ふたりは思わず顔を見合わせました。
「そ……そうね。せっかくだし、いただかなきゃ悪いわよね」
「う~ん、すごい色だねぇ」
「わ、私いらない……飲まなきゃダメ?」
「さあさあ、熱いうちにどうぞなのですー」
祭りの夜の熱狂がそうさせたのでしょうか。ゼロの無表情に妙な圧迫感を感じてしまったからでしょうか。平時ならばウッと躊躇して辞退してしまいそうなブツを、ナオと瑠樹、かんなはおそるおそるに、ちょぴっと口にします。
「……あら? 意外に美味しいわ」
「甘い……辛い? しょっぱい? 酸っぱい? 不思議な味で、面白いなぁ~♪」
「ふぎゃああああーーー!?」
……三者三様の感想は、星が瞬く夜空へ溶けていきました。
「ごめん」
鷹司 凜太郎
の突然の謝罪に、身に覚えのない
スピカ・フォーツ
はきょとん。
「どうしたの、リンタロウ……?」
「実はバトルの間、ずっとスピカくんのことばかり気になってたんだよ。その魔女衣装、本当に似合ってる。可愛いよ」
「……あう」
なんという不意打ち。スピカの頬が、ぽうっと赤く染まりました。
バトルもばっちりこなして、ふたりはイベント会場にてイチャイチャデート中であります。
「リンタロウ。いきなりはずるい……」
「ふふ……」
真っ赤になったスピカに、凜太郎はちょっぴり悪戯心が刺激されてしまったようです。
スピカの小さなあごに指をかけて、くいっ。
「あッ……」
「Trick or Treat?」
スピカの頬はますます、ぽわっ! 真っ赤っか。
だって彼ときたらこんなに近くで良い声でささやいて、ちらりと覗く鎖骨のラインはセクシーだしそれに実は彼って案外細マッチョでイイ身体してるんですもんドキドキしたってしょうがない!
しばしあわわわわ、となってたスピカですけれど。
「い……」
「うん?」
「いたずら、で……」
喉から絞り出した声は少しかすれて、揺れる瞳は物欲しげ。薄く開いた唇から漏れる吐息は熱く、彼女の頭の中ではイケナイ妄想がぐるぐるぐる。
凜太郎はくすりと笑って、そんなスピカの額へ優しいキスを。
「両方とも欲しい、って言ったら……どうする?」
「あう。そんなのずるい、反則……」
「はは」
あんまりにも可愛らしい彼女を見ていたら、今度は凜太郎のほうがたまらなくなってしまいそう。
「続きは後で、ね」
ふたりの影は蕩けるように寄り添いながら、暗い夜の下へと消えていきました。
「やっほー、雪人君」
「や。環」
環 的子
が通りがかったとき、
牧 雪人
は愛機のメンテナンスに没頭しておりました。
「ボナパルト2さんも、こんばんは!」
「……ヘンなこと言うね。環って」
「えー、そう? 私はいつもネオムに、おはようとかおやすみとか言うよ?」
「ふぅん」
向こうでは、先ほどまで雪人とパートナーを組んでいた
鳳城 翔
が、
桜庭 円
と練習試合……というには激しいバトルを繰り広げています。かたわらには、審判役でしょうか?
白 真白
の姿も見えました。
「バトルの興奮覚めやらず、って感じかなぁ。やっぱりいいよね、カプギア! そのうちA.I.C.O.やバトルシステムのアップデートもあるかも、って噂だよね」
「そーらしいね」
雪人はそっけなく、綺麗に繕ったボナパルト2の動作チェックなどしています。
的子は少しだけ、ほっとしました。その目にはどこか、愛機への慈愛のようなものが感じられたので。
「ねえ。雪人君」
「ん。何」
「雪人君は、ギアに……魂って、あると思う?」
ぴくりと。彼の肩は跳ね、手は止まりました。
なぜそんな問いを? 的子自身も、よく分かりません。けれど、彼がひとりでいる今が良い機会であったとも思います。
どこか、なにか。気になっていたのです。
「私ね、思うんだ。思い入れが深い物なんかには、宿る……っていうか。そんな風にね。在る、って思うの。雪人君は……」
「ない」
ぴしゃりと、突き放すような言葉。少しばかり滲む、声の震え。
「ない。魂なんて、ギアに。そんなの」
「……雪人君?」
そこに渦巻く、彼の内包する様々な感情。
「そんなのがあったら。あったらさ。だって……あいつは……」
「雪人君!」
それを感じ取ったからこそ、的子は言いました。
「壊されたり。奪われたり。そんなので終わりたくはないって、私は思うんだ」
「……たまき?」
「だから、ね。譲れない時は、私が……私たちが、力になるよ」
きょとんとして、目をしばたかせた彼に。
的子はふにゃり、微笑みます。
「なんて……あー。ごめんね、長々と! じゃ、いくね!」
「あ……」
なんらかの答えを聞く前に、的子は駆け出しました。
彼の抱く思い。その一端に、少なからず触れることができた……そんな気がします。
詳しいところは分からなくとも、今の的子にはそれで十分。
「……よーっし!」
カプセルギアの未来は明るくなくっちゃ! 的子はそのために、自分とネオムにできることはやってやろうと、そう心に決めているのです。
夜も更けました。CAPGEAR MEIJINの声が星明かりの下へと響きます。
「さあ、『カプギアハロウィンナイト』もそろそろお開きの時間のようだ。みんな、楽しかったかな?」
わー! 子どもたちの声はまだまだ元気いっぱい、けれど良い子たちはおねむの時間です。
「明日もカプセルギアで遊ぼう、楽しもう! もちろん、学校の勉強や宿題も忘れちゃあいけないぞ? MEIJINとの約束だ!」
楽しい夜更かしイベントも、これにて閉幕! たくさんの熱いバトル、賑やかな催しが繰り広げられた会場は、いつもの夜へと戻ってゆきました。
「それでは、おやすみ子どもたち! また会おうッ!!」
引率の大人たちに連れられて、小さな魔物たちはまだまだ賑やか、無邪気に家路を急ぎます。
みんなの手に大切そうに握られたカプセルギアたちが、きらきら、きらり。月の光に輝いておりました。
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あとがき
担当マスター:
墨谷幽
ファンレターはマスターページから!
墨谷です。『カプギアハロウィンナイト』のリアクションをお届けいたします。
ハロウィン、すっかり日本でも定着した感じですね~。日本の街中をハロウィンコスプレな人々が練り歩く、なんて光景もおなじみになりました。
そんなわけで今回は、カプセルギアにもハロウィンコスプレを!というお話をお届けいたしました。
カプギアもマスターも着飾って、賑やかに夜更かし。楽しくお過ごしいただけたのではないかと思います。
カプセルギアはこれからもいろいろな分野のイベントやコラボなどあるかと思いますので、お楽しみに!
それでは、今回もご参加いただきありがとうございました。
また次の機会にもお目にかかれますことを、心待ちにしております。
お疲れ様でしたー!
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担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
ゲーム
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年09月27日
参加申し込みの期限
2019年10月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年10月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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