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夜歩き話 鏡歩き編
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マリエッタ・ラシュリエ
は一人、夜の旧市街を歩いていた。
この日は友人宅のアパートを訪れて、話し込んでいるうちに何時の間にか日付が変わり、外はすっかり暗くなっていたのだ。
お喋りに一段落がついた頃、どうせここまで遅くなったのだからと今日はとことんまで話すと決めたところで、喉の渇きを覚えたマリエッタは近所のコンビニへと飲み物を買いに出かける事に。
寝子島は全体として治安が良いので、女性一人でも夜道を歩くのに不安はなく、マリエッタは安心して外へと出る。
「少し肌寒いわね……」
外へと出て、少し歩いたところでマリエッタはそう呟く。
昼間は温かったのだが、雨上がりの所為か外は少し湿っぽく、寒さを感じる。
コンビニまでは五分という距離なので我慢できない程ではないが、寒いものは寒いのだ。
「っと」
コンビニまでの道を歩いていると、その途中で大きな水たまりが出来ているところに遭遇。
多少の大きさならば横を通って抜けるのだが、道全体に広がってしまっており水たまりの中に入らなければ通れそうもない。
「これは、どうしよう?」
万が一、服に泥水がかかっても困るので、マリエッタは出来れば水たまりの中には入りたくないと感じていた。
そうなると、この道を使わないルートで行かなければならないのだが、それだとそこそこの時間がかかってしまう。
と、そんな風に悩んでいると不意に水たまりがほのかに輝き出した。
「えっ!?」
驚いた拍子に少しだけ後ずさりをするマリエッタ。
そして、輝きが治まった時、そこに映ったのは――色とりどりの結晶でできた世界だった。
「綺麗……」
あまりにも幻想的な世界。月光を浴びてそれらの結晶はこの世のものとは思えない輝きを放っている。
だが、その世界を良く見てみるとどうにもマリエッタが見慣れた姿形をしているような。道のようなものがあって、建物のようなものがあって。
あぁ、そうだ。この建物のようなものはマリエッタが見慣れている物だ。良く通る道の側にあるビルや家。
そう。どれもこれもそうだ。これ等は、この水鏡の向こうに見ているのは寝子島の街並みだ。
「凄い。何時も見ている街と全然違う」
水晶で出来た街はマリエッタが知る寝子島の街とは似ても似つかない。
あまりにも見事な荘厳さを見せるその水晶の建物の縁を指でそっと撫でたら、それはきっとこの世のものとは思えない澄んだ音が響きそうだとマリエッタは思う。
夜空に輝く星に手を伸ばすかのように、思わず水鏡に手を伸ばすがしかし、向こうに広がる世界に触れる事は出来ない。マリエッタの指に返って来るのは水の冷たさだけ――かと思えば、触れたところから波紋が広がり、その先からまた別の景色へと映り変わっていく。
今度見えたのは、様々な色の炎を葉のように枝に灯した樹々がある山のようだ。
その山の形はやはり見慣れたものであり、恐らくは九夜山なのだとマリエッタは気付いた。
もしかして、波紋を起こすと別の景色に変わるのだろうか。そう思ったマリエッタは再び指で水鏡に触れる。
そして、水鏡の向こうは波と共に別の景色を映し、そこでマリエッタは楽しくなり、ついには水の上を跳ねだした。
果たして、水たまりの中に入るのを躊躇していたというのに良いのかかと思うが、その事をマリエッタに指摘する人物はここにはいない。
「ふふっ、楽しいっ」
心の底から楽しそうにそう言うマリエッタ。
その光景は、朝が来て幻想が終わるまで続くのであった。
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あとがき
担当マスター:
昂祈
ファンレターはマスターページから!
昂祈です。
夜歩き話 鏡歩き編のリアクションをお届けいたします。
こう、ただ歩くって話で思い出すのはやはりスタンド・バイ・ミーですね。
皆でただ線路を歩いているシーンがありますが、何故かあれが凄い楽しそうに見えていたのを今も覚えています。
それで、自分もやってみたいなぁと思った事があるんですが、何かで廃線を歩けるみたいな企画があって、場所的にどう足掻いてもいけなかったのですが、凄い行きたかったという事がありました。
さて、今回はここまでという事で。
それでは、この度のシナリオにご参加頂きありがとうございました!
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
昂祈
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
定員
10人
参加キャラクター数
5人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年09月09日
参加申し込みの期限
2019年09月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年09月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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