this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
Twinkle☆winking
<< もどる
1
2
3
4
5
…
7
つぎへ >>
「理緒ちゃん、ここ……ステッラ・デッラ・コリーナだよっ?」
嬉しさと驚きが混ざったような声で、紗月が店と理緒を見比べる。
星ヶ丘でもおしゃれで美味しくて評判のお店で、いつか一緒に来れたらとは思っていたけど。
「そうなの! スイーツバイキング当たっちゃった!」
「バイキング!? わ、私はいいけど理緒ちゃんは……その、お仕事もあるのに」
「根を詰めて勉強するのも疲れるでしょ? グラドルだって、お休みの日がたまにあったっていいじゃない」
理緒が思ったとおり紗月は心配そうに眉を垂らすので、理緒は得意げに言い訳を披露した。半分くらいは本当だけど、今日は紗月が気兼ねなく楽しめるデートにしたいという気持ちが強い。
「……だから『おしゃれして来て』なんて言ったんだね」
どこに行くかは秘密にされたまま、そんな指定をされたら困る。
それでも紗月は、グレーのリブニットと、ベルトにワンポイントを置いた黒のフレアスカートを合わせ、ふわりとした髪はハーフアップ気味にまとめて性格を表すような物静かなコームを刺している。モノトーンでフェミニンなスタイルは、紗月をより星ヶ丘に似合うお嬢様へと仕立て上げていた。
対する理緒は、オープンショルダーの元気と色気を上手く共存させたニットに、Iラインのスカート。前面に2カ所スリットが入っているが、深くはないので露出は最低限にしつつスタイルの良さがにじみ出ている。
いつもは快活な印象のポニーテールもふんわりとした編み下ろしにアレンジし、大きめのチャームをつければ少し大人っぽい服にも理緒らしさが残っていて、互いに今日のデートを楽しみにしていたことは、十二分に伝わる装いだ。
「一緒に食べてくれるでしょ?」
「……うん!」
おしゃれなドアを開ければ、白い壁に高い天井、そして輝くシャンデリア……どこからどう見ても高級ティールーム。コートを預けて身軽になれば、まるでお嬢様になったようだ。
案内された席は、窓から海も見える半2階席の窓側。けれど、バイキングのはずが大きなテーブルにケーキを置いてる様子は見当たらない。テーブルに置いてあるメニュー表も、ドリンクしか書かれていなかった。
「いらっしゃいませ、お気に召す物はございますか?」
一礼したウエイトレスは、二人の目の前にガラス製の蓋付きサービングディッシュを差し出す。どうやら今回のバイキングは、テーブルに運んでくれるスタイルだったらしい。
フルーツがいっぱいのタルト、つやつやのチョコレートでコーティングされ金箔の添えられたケーキ、シンプルな生クリームといちごのショートケーキ、輝きの眩しいクラッシュゼリーのカップに、カラフルなマカロン、キラキラとしたアーモンドがぎっしりのフロランタンなどなど。様々な種類のスイーツがそれぞれ2つずつある。
「わぁ……っ! 私はマカロンとショートケーキかな!」
「私は……フルーツタルトとフロランタンで」
どれもバイキングを意識してか小さなサイズだったので、二人は気になった物を遠慮無くオーダーした。取り分けられたケーキ皿も、金縁に爽やかな水色の花が描かれたデザインで、華やかな食器でさらに気分も上がってくる。
「ケーキや飲み物のおかわりには、そちらのベルでお呼びくださいね」
再び一礼して、ウエイトレスは去って行く。あと何種類のスイーツがあるのだろうと思うと、一度に見渡せるバイキングとは違ったわくわく感があり、二人はいつになくそわそわしていた。
「さすがに、コンビニケーキとはホイップのふわっと感が見た目からして違うわね……」
「そうだね……綺麗……」
フルーツもみずみずしく輝いていて、まるで宝石のよう。手を出すのが勿体ない――そう思っていたのは紗月だけだったようで。
「ん~っ、おいしい! ね、ね、紗月も早く食べてみなよ」
大人っぽい格好をしても、理緒は変わらない。ぺろりと食べてしまいそうな勢いに、紗月はほんのちょっぴりカロリーの心配をしてしまう。
「こんなに美味しいケーキ食べちゃったら、クリスマスのケーキは適当なところで買えないね」
「クリスマス?」
「まだ予定はわかんないけど……今年は仕事がお休みだから」
いつかウインクに込めた願い事。本当に一緒に過ごせるなら夢のようだけれど、臆病な紗月は大きく期待しないことにする。
「うん……理緒ちゃんの勉強会で1日潰れなければね?」
ふふっと小さく笑えば、理緒はちょっとむくれた顔をしてケーキを頬張る。そしてまた、幸せそうに笑うのだ。
(やっぱり私、嫌らしいのかな)
仕事でも見せない、蕩けるような笑顔をいつまでも独占したいと思うだなんて。
紗月はどろりとしてしまいそうな気持ちを見ないフリして、甘く幸せな時間を過ごすことにした。
<< もどる
1
2
3
4
5
…
7
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
Twinkle☆winking
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
浅野 悠希
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
恋愛
NPC交流
定員
10人
参加キャラクター数
6人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2020年01月21日
参加申し込みの期限
2020年01月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2020年01月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!