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あなたも『ガチャガチャ寿司』で運試し、しませんか?
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寿司屋ののれんをくぐったとたん、
羽生 碧南
の心臓はどきんと跳ね上がった。
「おや、奇遇だね、羽生くん」
片思いをしている先輩――
鷹取 洋二
その人がいたからだ。
「鷹取先輩もこちらに来ていらしたんですか?」
「あぁ。寿司をガチャガチャで食べるなんて面白いと思ってね」
そう言う洋二の前には既にいくつか皿がある。
「さぁさ、どこでも好きなところへどうぞ!」
碧南はさりげなく、店の親父に勧められた風を装って洋二の隣に腰を下ろした。
「はい、これが寿司ネタ一覧表。ガチャは一回100円、どれが出るかはお楽しみ! 1000円コースは
11回回せてお買い得だよ!」
「えっ、ほんと!」
バスケ部員として常に小腹がすいている碧南は、2000円をはたくことにした。
「えーと、一回目は……玉子お願いします」
碧南の目前で、玉子と海苔、シャリが一つの寿司になってゆく。
「へいお待ち!」
「いただきまーす」
受け取った寿司を口に運ぶと、ふわっと柔らかい食感と優しい甘さが口いっぱいに広がる。
「ふわぁ……」
「羽生くん、どうだい? ここの親父さんは、100円ではもったいない腕の持ち主だと思うんだがね」
洋二はそう言いながらガチャを回し、親父に渡す。
「っかー、嬉しいこと言ってくれるねぇ! はいよ、納豆巻き!」
「いただくよ」
自分もガチャを回し、カニカマ、ツナマヨ……と食べ進む。
「羽生くんはレアのサーモンか。おめでとう、美味しそうだね」
「先輩のたこと一貫ずつ交換しましょうか? レア同士だし」
「おっと、そういうことならまかせときな!」
碧南と洋二がガチャのカプセルを渡すと、親父はそれぞれの皿にサーモンとたこを一つずつ乗せてくれた。
「んんー、この目にも鮮やかな色、ほどよく乗った脂……たまらないね」
洋二がサーモンを味わうのを眺めてから、碧南もたこをいただく。歯ごたえのある食感が楽しい。
ガチャを回し、引き当てたネタを見せ合いなが食事を楽しむうち、碧南は気づいてしまった。
(こんな風に先輩と一緒に過ごせるのって、もう残り少ないんだよね……)
碧南は親父に頼んだ。洋二にガチャ十連分の寿司をごちそうしたいのだと。
「先輩にはお世話になったし、卒業したら、会えなくなるかもしれないから……」
親父が頷いたところまでは良かった、が。
そのやりとりを、手洗いから出てきた洋二に聞かれてしまったのだ。
「羽生くん……君の気持ちは嬉しい。だが、先輩として、後輩の財布にたかる訳にはいかない。分かってくれ」
「そんな、先輩! 私がしたいんです」
洋二に悲しそうな顔をさせてしまい、碧南の胸はツンと痛んだ。でも、どうしてもご馳走したくて、押し問答をしていると。
「あのう、良かったら僕にご馳走させてもらえませんか」
碧南と洋二の中間に、千円札が差し出される。手の主はと見ると、ぱりっとしたジャケット姿の男性――
志波 甲斐斗
がいた。
なぜ、と碧南が問うよりも早く、甲斐斗はにっこり笑って口を開く。
「先輩と後輩が想い合う姿に、いたく心を動かされました。僕は陶芸家なんですが、おかげさまで実に仕事がはかどりそうです。これはそのお礼ということで、受け取って貰えませんか?」
「……まぁ、そういう事なら」
しばらく渋っていた洋二も、受け取って席に戻った。甲斐斗も離れた席につく。
「羽生くん…すまなかった。君の言うとおり、僕が寝子校生でいられるのもあと僅かだ。羽生くんと先ほどの男性の気持ち、ありがたくいただくよ」
「いえ、先輩……私こそ、ごめんなさい」
洋二の笑顔を見て、碧南はほっと胸をなで下ろす。
その後は、二人で寿司を食べながらどのネタが好きかで盛り上がり、親父に旬を教わったりで楽しい時間を過ごした。
最後のガチャはデザートっぽいものが欲しい! と念を込めて引くと、タピオカミルクティー。
「先輩は……おめでとうございます! SSレアですよ!」
「いやぁ……いいね。メロンなんて久しぶりだ」
洋二は甘くジューシーなメロンを味わい、碧南はそんな洋二の『ほっぺたが落ちそう!』という笑顔を存分に堪能。
碧南と洋二は甲斐斗に一礼し、店を出た。
◆
「いやー、お兄さん。さっきは痺れたよ。かっこいいねぇ、学生さんにさっとご馳走するなんて」
「いやいや、僕はお二人の手助けが出来ればと思っただけでして」
学生二人が店を去った後、親父に冷やかされ、甲斐斗は笑いながらとびっこの軍艦を口に入れた。
ほどよい塩気とぷちぷち食感、シャリと海苔との調和を楽しむ。
(女の子の方は先輩に想いを寄せている風だったけど、先輩の方は気づいていないんだろうなぁ……)
自分の学生時代はどんなだっただろう、と過去に思いを馳せながらガチャガチャを回す。
「おや、ソフトドリンクだ。親父さん、お茶をいただけますか?」
「もちろんさ! おぅい、お客さんが緑茶をご所望だ!」
胸を張った親父が厨房に叫ぶと、即座に彼は来た。
「失礼いたします、お客様。新茶を只今お入れいたします」
甲斐斗の隣にいつのまにか執事が出現し、白手袋をはめた手で優雅に茶器を操るのだ。
「ありがとうございます……これはいい」
丁寧に入れられた新茶は、香りもさることながら、苦みとうま味のバランスが取れた絶妙の味わいだ。
「さて、次は、と……車エビですか。嬉しいですね」
シャリの上で薄桃色に輝く宝石のようなネタ。口に運ぶと、茹でたものとも甘エビとも違う、弾力と野趣に富む味わいが広がる。
「いやぁ、いい食べっぷり。さすが陶芸に打ち込む職人さんだ!」
ガチャを回していた甲斐斗は気恥ずかしくなった。
「そんな、僕はただ、師匠の友人の工房を手伝っているだけで」
「謙遜するねぇ。職人の世界ってぇのは、どーも閉鎖的でいけねぇ。若い人に入ってきて貰わないと、先細りになっちまわぁ」
そう言いつつ親父が合図すると、またもや執事が現れた。アサリの味噌汁を置き、即座にいなくなる。
そこからは親父と職人談義が始まり、自らのこだわりポイントについて話が弾んだ。
「陶芸をやる人ってのは夏大変だろう? 焼窯が暑くてさ」
「そうなんですよ。でも、火加減一つで出来上がりも違いますから」
カレーうどんを食べ終え、最後のガチャを回す。
「おや、高級フルーツサンドと出ました。最後に甘い物、いいですね」
11連ガチャということで、今まで結構な量を食べてきたが、甲斐斗の胃袋はサンドイッチをものともしない。
ふわふわパンと生クリーム、果物のハーモニーを存分に味わい、残ったお茶ですっきり食事を終えた。
「美味しかったです、ごちそうさまでした」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
陣 杏里
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
10人
参加キャラクター数
9人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2019年07月31日
参加申し込みの期限
2019年08月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2019年08月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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