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\ オーバータイム!/
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●アダルト:エントリーNo.10
鳳翔 皐月
、No.11
日月 透
、No.12
檜山 立樹
日月 透
は、控室で着替えをし、その上からいつもの白衣を羽織っていた。
案内係の女の子の肩に仔猫がいて、職業柄つい戯れる。
すると、背後から聞き覚えのある声がした。
「おや、
たちもり動物病院
の」
「ああ、
エルデスト
の」
行きつけの店のバーテンダー、
檜山 立樹
だ。
「奇遇ですね」
「まったくですね」と透は頭を掻いた。「私、ここの卒業生なんですよ。私の卒業後に廃部になった生物部が、今年復活したと聞いて少し様子を見に来たんですが……まさかこの年でショーに出ることになるとは……誰得、なんでしょうねぇ」
隅に座っていた女がくくく、と薄く笑った。
「いやいや、うんうん。なかなかいいぜ? 『俺得』ってやつかもな」
「やあ、
【Lumière】
の」
鳳翔 皐月
だった。彼女の自宅も兼ねるシーサイドタウンのミニシアターに、透も時折通っている。
「この面子で、夜じゃねえなんておかしいな」
「たしかに」
大人たちは忍び笑い。皐月の身体に沁みついた紫煙の香りが、夜の気配を連れてくる。
「あんたらも例のカードが当たったクチか。制服なんか持ってねえよ、と思ったら貸してくれるとは無駄に用意がいい。エルデストのあんたは、店の制服?」
「はは、いつもの癖で。それはそれでかっこいいからそのまま出てください、なんて言われて、つい……。でも、なんだか普段と違うから照れますね」
「女子受けしそうだ。日月の方はそのまま学生で通るな」
「実は私もそう思いました」
この制服を脱いで、もう10年以上経つだなんて、信じられない。月日が経つのが早すぎる。
「はは。私も学生時代のサイズ、まだ普通に着れたぜ」
「芸術科だったんですか?」
「そ」
互いの汚れた白衣を見比べて、皐月は楽しそうに薄い唇を歪める。
「ま、ここで会ったのも何かの縁だ。折角だから三人で歩くってのはどうだ?」
◇
そうしよう、と誰が言ったか忘れたが、三人は揃ってスポットライトの光の中に歩き出した。
黒を基調とした給仕服の立樹を中央に、白衣の透と皐月が左右を固める。
「両手に花」と皐月は、立樹の方を見てくすくす笑う。
「私からいこうか」
キャットウォークの端まで来ると、皐月が一歩前に出た。
「着こなしポイントは学生時代もそうだったけど白衣だろうな。
絵の具が制服に付くのが嫌で、いちいち脱ぐのも面倒だから大体いっつもこうしてたわ。
あと堅苦しいのが嫌なんで、ボタンは第二まで開けてるぜ」
鎖骨フェチとかいたら興奮すんじゃねえの? というと、会場から大きな野次が飛ぶ。
神無月 文貴
だ。
「そこの年増、コスプレ似合ってるぜ! ミニスカ穿くならケチケチせずにもっと脱げ、ストリップしろ!」
連れの
晴海 飛鳥
が呆れ気味に横目で文貴を見る。
「……下品な野次ー、あの人知り合い? また愛人?」
もし自分が出たらどんな応援をしてくれたんだろう、と飛鳥は複雑な気持ちだった。どうせ一番聞きたくない答えで返してくるんだろうな、この人は。そう思うと、聞けない。
檀上の皐月は飛鳥にちらりと視線を送って、それから文貴の野次を鼻で嗤った。
「フッ、色気ってのはチラリズムだろ」
長めのスカートとニーソックスも、皐月のこだわりだ。
くるりと回ったとき、わずかな隙間にちらりと見える肌。25歳でも絶対領域はいまだ健在。
これを普段はパンツルックで隠してしまっているというのだから、もったいない気もする。
「そういや一昔前、私の友人の彼氏が二股かけてて友人を泣かせたことがあってな。私ブチギレちまって今みたいな恰好でその彼氏のタマ蹴り上げて、熊先生に止められるまで蹴り続けたってことがあったなぁ」
おっそろしい話だが、こういうエピソードが皐月の『黄金潰しの右足』の異名を育てていったに違いない。
「あん時からずっと赴任してる先生方、あの時はホントすいませんっした! でも私はあれが正しかったと思ってます!」
一礼し、それから改めて胸を張る。
「胸がなくても色気は出せる! 胸なんて飾りだ! 胸だけ見てる男には金的ぶちかましてやれ!!」
――なんだか、すっきりした。
そうだそうだ、とちいさな胸の中で応援する女子たちも、きっといたことだろう。
皐月が下がると、若干猫背ぎみに立っていた日月先生が「残念ながらそんな楽しいエピソードはないのですが」と一歩前に進み出た。
白い肌、細い首筋、華奢な鎖骨……そういったものがスポットライトの白光に照らされて映える。
ひらり、と半回転すると、翻る白衣の裾。
「白衣似合う! 30歳に見えないけど」
六月一日宮 檸檬
の声。
「……かなり似合ってるというか……違和感ないじゃないですか!」
現生物部部長の
屋敷野 梢
も唸っている。
「こうしてみると私あの頃と殆ど変ってませんね……。喜ぶべきか悲しむべきか」
着こなしポイントは、と聞かれ、透はふうむ、と首を傾げた。
「そんな洒落っ気はないんですが。でも当時も今もこの白衣がトレードマークですかね?」
会場から「足跡かわいー!」と声があがる。
「足跡? ああ、動物達と一緒に過ごす時間が長いと、どうしてもね」
そう。透の白衣の裾には、ぺたぺたと動物の足跡がついていたのだ。
「生物部OBとして今年生物部が復活したことを大変うれしく思います。生物部の皆さんはどうぞ頑張って下さいね」
無表情なことの多い男が、このときばかりは深い緑色の瞳を細め微笑む。
それに応えて梢が大きく手を振っていた。きっと、生物部は安泰だろう。
「いやあ、お二人の話が面白すぎて、改めてするような話は何も思いつきませんね。ええと、では……」
透に場を譲られた立樹は、いつものように姿勢を正す。
「この場をかりて、カフェ&バーエルデストもどうぞよろしく♪
美味しいケーキや飲み物をご用意して待ってます」
爽やかに微笑み一礼すると、観客たちは美味しいケーキを前にしたときのようなうっとりとした幸福感に包まれる。無自覚にろっこん<テンダースマイル>が発動したのか、それとも、彼の笑顔にはもともとそういう力があるのか。
「雰囲気からは見抜きづらい、なかなかの着こなし、立ち振るまいですね……」
会場のどこかからそんな声が聞こえた。
◇
こうして彼らの出番は終わった。
「お疲れさん。一服して帰らねーか?」と皐月が言う。透が「トリ麺ナーレにでも行ってみません?」と提案すると立樹も同意し、三人は連れだって講堂をあとにしたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
130人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月30日
参加申し込みの期限
2013年10月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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