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\ オーバータイム!/
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寝子高制服☆トリエンナーレ!
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●アダルト:エントリーNo.06
北 玄
彼は……まるで小学生男子だった。
誰もが思わず目を擦り、アダルトパートに彼が出てきたことを訝しまずにはいられなかった。
138cm、37kg。
十歳児なみの体格をした
31才
、
北 玄
の登場である!
「昔、警察に追われていたとき、桜栄さんにかくまってもらったですよ!」
突然飛び出した桜栄の名前に、みんなの視線が一斉に
桜栄 あずさ
に集まる。
あずさは自分を指差して「私!?」と驚いた。ダメな少年、気になる少年を見かけると、放っておけないという悪い癖はたしかにある。そんな子ばかりで顔も名前もあまりよく覚えていないあずさだが、こんなにインパクトのある彼のことも忘れてしまったのだろうか。
「ありがとうですよ!
ありがせんですよ!
ありがまんですよ!
ありがおくですよ!
ありがちょうですよ!
ありがけいですよ!」
畳みかけるようにお辞儀をする玄。
覚えていないながらも勢いに押され、「え、あ、うん」と口ごもるあずさ。
「最近、寝子高を卒業した親戚から、おさがりの制服をもらったですよ! 今日、お祭りだから、これ着て参加したですよ!」
玄は切々と経緯を語った。
「身長が違うから、スカートは膝の高さに切ったですよ!
ブラウスはスカートより丈が長いから、ワイルドに羽織るだけですよ!」
なんと、驚いたことに、女子の夏制服らしい!
「さすが僕ですよ!
スタイリッシュですよ!
ノーベル賞ベストドレッサー部門で10年連続総合優勝して殿堂入りしたのは伊達じゃないですよ!」
――なんていっていいかわからないが、いちおう突っ込んでおかねばなるまい。
ノーベル賞にベストドレッサー部門はないってば、ないんだよ。
玄は、ばさあっと白いブラウスをはだけると、お腹をぐいっと突きだした。
「チャームポイントは腹筋ですよ!
横綱に張り手されても大丈夫ですよ!
すごくすごく大丈夫ですよ!」
たしかに割れている。それもそのはず、平日は木天蓼市の自宅から寝子島大橋を渡り、星ヶ丘まで競歩通勤しているというのだから相当鍛えているのだろう。
「自宅から学校まで、この服で来たですよ!
また警察に追われたですよ!
ビルの壁を登って、パルクールで屋根伝いに跳躍して来たですよ!」
もう、どこまでが本当で、どこからが冗談なのかぜんぜんわからない。
本人はいたって真面目な顔だということだけ伝えておこう。
「あ、今の話、桜栄さんに口止めされてたですよ!
みんな、内緒にしてほしいですよ!
約束ですよ!
口止めしてほしい箇所を、もう100回くらい繰り返してもいいですよ!」
内緒もなにも、今知っちゃったし。――みんな心からそう思った。
ていうか口止めとかしてないから。――あずさはもう、ため息しか出てこない。
「写真を撮りたい人はどうぞですよ!
携帯の待ち受けやタブレットPCの壁紙にピッタリですよ!」
とうとう
響 タルト
が吹き出した。
「玄くん面白すぎる~っ! サイコー!」
「そうですよ! 僕が圧倒的大差で優勝するですよ!
絶対確実まちがいなしですよ!
1兆票くらい僕に投票ですよ!」
玄の言動があまりに面白いので、会場はどっと笑いの渦に包まれた。
待ち受けやPCの壁紙にするつもりではないだろうけれど、たくさんのフラッシュが焚かれ、玄の腹筋を白く照らした。
玄はぴょんぴょん跳ねると観客の中にダイブして、また驚きと笑いを提供したのだった。
●アダルト:エントリーNo.07
亀頭 出
(うっわ~。ちょっと待ってくださいよ。どうしてあんな面白すぎる人の次なんですか)
寝子高出身の浪人生・
亀頭 出
は、舞台袖でカーテンをがじがじと噛みながら、玄が観客の間から這い出してくるのを見守っていた。
(まさかトリエンに出場する羽目になるなんて思いもよらなかったから、出さん、こんな恰好で来ちゃったじゃないですか)
こんな恰好とは、すでに卒業したはずの寝子高のジャージ。
部屋着すぎるというか、気を抜きすぎというか。
自分でも18歳の女子としてどうかと思う。たぶん、家を出る前に気づけばよかったんだけど。
(こんなことならもう少しお洒落をしてくれば良かったです。……でも今更そんなことを言っても仕方がありません! やってやりますよ)
――出さん、行きます!
堂々と、堂々と。
そう唱えてみるけれど、キャットウォークをひとりで歩くのはやっぱり緊張する。
手足の動きがぎこちない気がする。油の切れたロボットになってしまったかのようだ。
うっかり審査員席を見てしまう。
桐島先生のキラリと光る眼鏡の奥。その目つきの厳しい事といったら。
……しっかり勉強してるのか!?
そんな叱責が聞こえてきそうだ。
出の右手が右足と一緒に出ていきそうになったとき、戻って来た玄とすれ違った。
彼は言った。
「大丈夫ですよ!」
小声だったけれどたしかに。
励ましてくれた? この出さんを?
はっとして振り返ってみたが、長いブラウスの裾をはためかせて舞台袖に消えゆく玄の後ろ姿があるばかり。
けれど……なんだか勇気を貰った気がする。
(ようし。胸を張るんだ、出さん!)
ジャージの下に着た、渋いサンマさんTシャツが眩しい!
ちょっと捲ったズボンの裾も、チャームポイントと言っていいだろう。
これぞ、ザ・普段着!
「このジャージは寝子高に通っていた姉のお下がりで、おねえと出さんの寝子高での三年間、つまり計六年間の思い出が染み付いた、大切なジャージなんです。着心地がいいので卒業した今でもしょっちゅう着ています!」
……よし、言えました!
胸の中でガッツポーズ。
これであとは帰るだけ、と安心した瞬間、足がもつれた。
そのままステージ上で派手にコケてしまう。
「うっそぉ」
頬がかあっと赤くなった。
玄のお蔭で、出がコケたのもネタなのかと観客たちは大笑いしているが、そうじゃあない。
まじで、コケたのだ。
「い、出さん、退場します!」
出は恥ずかしさで逃げるように、ステージを後にしたのだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
130人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月30日
参加申し込みの期限
2013年10月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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