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寝子高制服☆トリエンナーレ!
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●アダルト:エントリーNo.04
毒島 柘榴
、No.05
毒島 イヴ
――薄暗い舞台袖で。
制服に着替えた
毒島 柘榴
は愛する妻に尋ねる。
「カカッ! 久々にキメちまったが、どうだ似合うかイヴ?」
「……ン……ダメね……」
「ダメか?」
「あん、……そうじゃなくテ、柘榴ォ~」
妻の
毒島 イヴ
は切なそうに身を捩り、甘い吐息を漏らす。
「イブ、お祭りの熱で火照っちゃって……我慢できないヨ~」
「……ハッ、やっぱてめぇはじゃじゃ馬だな、イヴ……」
「……ねェ、愛し合いましょう♪」
柘榴はイヴの細い腰を抱き寄せる。
「いいぜ? 会場の迷惑にならねぇ様に最速で終わらせてやる、イクぜ?」
柘榴はニヤリと笑い。
イブもにっこりと口唇を引き。
それを合図に繰り出されたのは夫の木刀と妻の拳だった。
◇
すこし、毒島家の話をしよう。
柘榴とイヴは、
薬局「アネモネ」
の店主夫婦で、
毒島 林檎
の両親でもある。
柘榴の方は四半世紀ほど前、この学校の生徒だった。当時は「不良殺し」の二つ名で通っていたらしい。
ブラジルから嫁入りしてきたイブも、実は元地下格闘技の覇者。
善良な格闘一家――毒島家をひとことで表せば、そうなるかもしれない。もっとも、ひとことで言い表し切れないのが毒島家でもあるのだけれど。
「oh-! 軽音部のミュージック、最高だったネー! これが日本の学園祭ネー! 町のお祭りと雰囲気ちょっと違うヨー! 若々しさと手作り感あるネー♪」
出店を巡ったり、柘榴の古巣だという化学部に顔を出したり。
イブははしゃいでいた。
家族みんなでのお祭りは、娘が高校生になってはじめてで、かなり楽しみにしていたのだ。
柘榴はそんな妻を愛しく思う。しかしその傷だらけの顔で微笑めば。
「フッ」
その迫力ある眼光が、あたりの人垣をスッと割った。
「……またこれだ。一人で出店巡りをしようと思ってたのに、まさか両親と遭遇するとは……恥ずかしいじゃないか……」
娘の林檎はぷいとそっぽを向いた。しかしこの林檎さん、クールな態度とは裏腹にその心は可愛い乙女。浮かれた思いが、ついつい零れてしまうのはご愛嬌。
『家族で出店巡り嬉しいな♪』
――これが、毒島家の面々だ。
「『出場おめでとう!』……カカッ! まさかこの俺がファッションショーもどきに出る事になるたぁ」
「イブのにも入ってたヨ。トリエンナーレってナニヨー柘榴?」
驚いたことに、パンフレットを開けば、夫婦二人そろってアタリだった。
『わあ! お父さん、お母さんおめでとう!!』という心の声を抑え、柘榴に代わって林檎が説明する。
「oh-! 制服に着替えて見世物になる……つまりコスプレプレイネ!」
「ちょっと違うが……」
林檎がうまく説明できずに口ごもると、イブの方が勝手に納得してしまった。
「OKわかったノ。つまり林檎の制服を借りればいいノ! という訳で林檎、お母さんにその制服を貸すのデス!」
「制服貸せって……わぁ!?」
イブは林檎の腕を取った。こういう時の母の力強いことといったら。林檎だって鍛えていないわけではないのに、腕が外れない。そのまま更衣室へ連行される。
「わかった、貸すから! もう離してくれ!」
しぶしぶ制服を脱ぐと、母は手早く娘のそれを身につけた。
「ンー……少し胸がキツイの除けばピッタリ♪」
『もうお母さん、強引すぎ! というか、なんでそんなに胸きつそうなの……』
娘の思いを知ってか知らずか、イブは娘に抱きつくとそのままサバ折り。
「ありがとう、林檎♪」
「あだだだ!!!」
女子更衣室から、そんな家族の日常が聞こえる。
男子更衣室に入った柘榴は、相変わらず鋭い視線のまま口の端を上げた。
「イヴ、制服はレンタル可能だ、と言うつもりだったが。……ったく、人の話も聞かねェで」
脳裏に浮かぶ愛妻の笑顔。
「……まあそこが可愛いんだが」
◇
「――ということがあってだな……」
観客席で、林檎は嘆くようにため息をついた。ジャージ姿なのはそういう訳だったのだ。
「そう……やっぱり林檎ちゃんちってすごいね」
佳奈はさっき「普通で羨ましい」と言われた意味が分かった気がした。
「アハハァン! 柘榴ォ~。もっと! もっと愛しあいまショ!」
「ああ、いいぜェ。泣くなよォ、イブ」
キャットウォークをイブと柘榴が「殺し愛い」ながら駆けてくる。
父の木刀と母の手刀は、幾度もぶつかり合い、また離れる。
速い。この動きを追える動体視力の持ち主が、会場にどれほどいるだろう。
「……何やってんだ! あの馬鹿親共は!!! 俺の制服ー!」
林檎は拳を震わせた。伊藤のお母さんはあんなに可愛かったのに! 『お父さん達のバカ! なんでよりにもよってそんな登場なの!! またご近所さん達にヘンな目で、見られちゃうよぉ……』
しかし、戦いは長くは続かなかった。
キャットウォークの端で、その褐色の喉元に木刀を突き付けたのは、柘榴。
「カカッ! 木刀持ってた分、俺の方が優勢だったな、イヴ」
「アン♪ やっぱり柘榴は強くて素敵ネ♪ さすがイブの旦那様ネ!」
「ともあれこれで終いだ。会場で暴れちまってすまねぇな」
柘榴は詫びを入れ、木刀でぽんぽんと肩を叩く。
「着こなしポイントはやっぱり少しだけ開けた首元と白衣を羽織ってチョイ悪を演出した所だろ?」
白衣は、化学部だった学生時代の名残だろうか。渋いおじ様なのに、胸元にお守りが揺れているのがなんだか可愛い。強面で不器用だが、じつは愛情深い――そんな柘榴らしさがこのお守りに表れているようだ。
父の着こなしに、娘は『……まあ、カッコいいんじゃない?』と満足げだ。
「ほら、イブ、おまえも皆さんにお披露目だ」
「そう……ネ?」
愛する旦那様に腕を伸ばしたイブの耳に、ぶちッ、という不穏な音が聞こえた。
会場が、おおおっと、波のように盛り上がる。
なぜなら、イブの褐色の胸の谷間が惜しげもなく晒されていたからだ!
「……what? ……なぜボタンが弾け飛ぶのデスかー!? バトったからデスかー?」
それとも巨乳すぎたのデスかー!?
「Shit!! せっかく林檎から貸してもらった大事な制服ガ―!」
「ボタンくらいあとでつけてやれ」
「そうネ♪ じゃあ、気をトリナオシテ……着こなしポイント? やっぱり、開放的で情熱的なカンジー?」
特に胸元がとっても開放されている。
会場の男たちはもっと開放されてもいいと思っていたが、柘榴が怖くて口には出せなかった。
柘榴は白衣を翻して堂々と、イブはニッコリ笑顔で元気よく、その場を退場してゆく。
「じゃあね! 今日は楽しかったヨ!」
そんな母の背を娘だけが恨みがましく見つめていた。
「……制服返せ……」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
メシータ
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
1000人
参加キャラクター数
130人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年09月30日
参加申し込みの期限
2013年10月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年10月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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